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新 ぽんぽこブログおれ日記

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2014 夏山山行 東北シリーズ 其の10

酸ヶ湯温泉に無事下山。歴史ある由緒正しい温泉である。





引きで撮ってみる。
ほんとはのんびり温泉につかりたいところだが本日はダブルヘッダーである。百名山ハンターが八甲田の後に向かうところとは・・・そう、岩木山である。時刻は11時前。時間がない!!!登山バッチだけ買って早々に駐車場へと引きあげる。

駐車場まで戻るとだいぶ車の数が増えており昨夜の不気味さが嘘のように賑わっていた。身支度をして早く岩木山へと向かわねばならんのだがインフォメーションセンターへとふらふらと向かう。そこで展示物を見て八甲田のジオラマを見る。そこで思ったのは「う~む、井戸岳や赤倉岳を結ぶ稜線のルートを歩くのが本来の八甲田の楽しみ方ではなかったのか???」ということ。今回は完全にピークハントの旅なので頂上を踏むことだけを目的としていたから大急ぎの山行になってしまっている。毛無岱を歩けたのは良かったけど今回のルートでいえば井戸岳、赤倉岳を登ってその後、宮様コースの分岐から上毛無岱に入り酸ヶ湯温泉に下山すればベストであったと思った。まぁ時間の都合上それをやると岩木山を切らねばならなくなってしまうのでやむを得なかったんだが・・・って思ったけどそれでもコースタイムでいえば1時間40分多くなるだけ。5時にスタートしていれば十分可能なコースであった。でもまぁ仕方がない。そもそも黒部五郎岳に行く予定を急きょ変更しての山行なので正直ルートをどうこう考える余裕はなかった。百名山を完登したらもう一度来たいな。今度はロープウェイの山頂公園から縦走し下山後は酸ヶ湯温泉にもつかりたい。雪中行軍の資料館にも行ってみたい。
というわけで67座目の百名山、八甲田山に別れを告げ岩木山へ向け車を走らせた。

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2014 夏山山行 東北シリーズ 其の9

八甲田山の最高峰、大岳をあとにして上毛無岱へと下っていく。来た道を戻るということも考えたけどせっかくここまで来たんだからぐるっと一周して酸ヶ湯温泉を目指す。時刻は8時40分。そろそろロープウェイ方面から登ってくる人とすれ違うかもしれない。
 予想に反してだーれともすれ違うこともないまま避難小屋が見えてきた。





下っていくとちょっとだけガスが晴れて次の山が見えてきた。





小屋まで降りると次の山の登りをゆっくりと歩いていく登山者の姿が見えた。 



ちょっとだけ休憩して次の山の登りに取りつく。しかしGPSを見ると「え???」
なんとコースから逸れていた。「つーか分岐なんかあったか???」
地図を確認すると小屋の脇を通るルートがある。おかしいなぁと思いながら小屋まで戻るとちゃんとそこにはルートがあった。「こうやって人は道を間違えるんだな」なんか去年の西吾妻山を思い出した。
 ささの生い茂る登山道をしばらく進むと木道が現れた。なんか視界が大きく広がる。





さらに 登山道を進むとガスを抜けて晴れ間に飛び出した。ガスの隙間から夏の青空が顔を見せる。
 
 
   
 
「おぉ~こんなところがあったのか。」とうれしくなるくらい の景観が広がる。あれほどガスと強風にさらされてたのにここまで降りてくるとこの状態。山に行くといつもそうだ。降りてくると晴れる。アルプスを縦走してても最終日のゴール近くになって晴れる。去年の裏銀座はだめだったけど・・・。
こちらは井戸岳と赤倉岳。






周囲の峰々を振り返りながら晴れ晴れとした気持ちで歩いていると急な階段の向こうにさらに広々した湿原が広がっていた。







なんか自分の持ってた八甲田のイメージが完全に壊れたな。「死の彷徨」のイメージしかなかったからこんなやさしい開放的な景色を目の前にしてとっても嬉しくなる。さわやかな初夏の風に吹かれてとっても気持ちがいい。振り返れば大岳方面はガスがかかったり晴れたりを繰り返している。ガスが晴れて山頂から見下ろす景色は最高だろう。いくら山頂を踏んだからと言ってその景色を見てないんじゃなんとも浮かばれない。う~む、この状態でもいいから頂上からの景色を見たかった。昨日の八幡平同様山頂の天候に恵まれない男である。
  まぁ昨日の話は置いといてほんとに気持ちがいい山だ。
天気も晴れ渡りさわやかな初夏を感じる。いやーピストンにしなくてほんとによかった。もしピストンにしてたら八甲田のこの広々とした高層湿原に心が躍ることはなかった。

 
さわやかな毛無岱を存分に満喫し進んでいくと眼下に道路を見下ろすところまで降りてきた。おぉ~俺は紛れもなく昨夜間違えて車中泊しようとした酸ヶ湯温泉である。つーか車中泊した駐車場まで目と鼻の先だったんだな。もう少し離れてるのかと思ったけど。
  
出発から約4時間。10時40分、無事下山。いやー八甲田山、いい山だった。振り返ればこの夏空。この状態を山頂で迎えたかった・・・。でもこればっかりは仕方がない。というわけで67座目の百名山、八甲田山を無事登頂した。
 

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の8 八甲田山

夜が明けた。7月12日の朝である。昨日は僕を含めて4台しか停まっていなかっただだっ広い駐車場もボチボチ車が集まっていた。まぁ八幡平のスタートが完全なる一人旅だったのでこれにはちょっと安心した。
太陽は出ているけど山の上のほうはガスっている。登っている間にガスが晴れてくれればいいけど。




6時40分。スタートはここから。朽ち果てた(???)鳥居をくぐり登っていく。つーか天下の八甲田山の登山口がこれか・・・。




この山は熊がどうこうという注意書きはない。ひたすら火山ガスに関する注意喚起が続く。


スタート時点では晴れ間がのぞいていたものの上に行くに従いどんどんガスに近づいていく。とうとう突入してしまったか・・・。 
その後 しばし歩いて地獄沢。ここで先行者に追いつく。






ここからはしばしがれ場が続く。






横を見れば硫黄が噴き出ている。






仙人岱を越え木道を歩く。下で見た通りのガスである。





 もう真っ白。






 頂上手前の池。この先でガスが晴れるのを待っていたご夫婦がいたけど僕はスルー。




そして頂上へ到着。67座目の百名山である。ごらんの通り辺りは真っ白。風も強くてじっとしてると非常に寒い。つーか僕の登山人生こんなのが多いわ。去年の吾妻山、磐梯山、蔵王の東北シリーズもこんな感じだった。つーか梅雨時に登るからこうなるのか???まぁとりあえず67座目の百名山に登頂した。 

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の7 八甲田山

お腹も満たされレンタカー屋に向かう。車に乗り込みまずは暮れなずむ青森港でボーっとする。いやーいいね、青森。16歳の時に始めてきたけどいろいろ思い出があって懐かしい。大学生の頃はここで野宿したな。明日は車を弘前の営業所に返すのでこれでしばらく青森に来ることはない。寂しいけどしばしの別れである。

夕日を浴びる八甲田丸。 
 
 
 
 

台風一過で明日は晴れそうだ。 
 
 
 
 
再びレンタカーに乗り込み今宵のお宿・・・つーか寝床の酸ヶ湯温泉の駐車場を目指す。国道10号線を走っていると青森公立大の横を通った。ここの学校を受けようと考えていた時代もあったなぁ。青森の市街じゃなくて結構離れたところにあるんだな。願書だけ出した釧路公立大にしろ青森公立大にしろもしそこの学校に入っていたらどんなキャンパスライフになっていたんだろうか???なんか素朴で平和な時間が過ごせたような気がする。都会の刺激とは一切関係のない時間だったかもしれないけど。まぁそれはそれでいいと思う。
行きかう車などぜーんぜんいない道を行く。八甲田・十和田ゴールドラインという愛称の道である。山へ向かう時にはいつも思うんだけど前泊しようとするときなんかはいつもこんな道を通るんだけどなんか不安になるよな。そんな山道を走ると駐車場に到着。しかしなんか様子がおかしい。どう見ても酸ヶ湯温泉の旅館の駐車場の趣である。ネットで調べたところによると立派なトイレも完備されているというが完全に暗闇の中に見えるそのトイレはなんとも古めかしく不気味にたたずんでいる。停まってる車も山登りの車中泊という感じではなくどう見ても宿に宿泊するために停めてますという感じだ。しかもなんだか宿からの視線も感じる。どうにもおかしいので意を決してもう少し車を走らせることにした。すると間もなく進行方向右側にだだっ広い駐車場が現れた。「おぉ~ここだな。」
しかし真っ暗な中に停まっている車はわずか3台。しかも車内は真っ暗で人がいるのかいないのか全くわからない。ここに車を置いて山の避難小屋とかで泊まっているのか???普通は日帰りだと思うんだが・・・。時刻は金曜日の夜八時。天下の百名山、八甲田山の登山口の駐車場に車がわずか3台とはこれいかに・・・。とはいえ今日はここで泊まる。コンビニで買ってきた酒を飲みながら奇跡的にやっていたカープ対中日のラジオナイターを聞く。わが後輩、永川君が滅多打ちにあっており「こりゃだめだ」と気持ちが落ちる。そんな感じでまったくひと気が感じられない不気味な駐車場の夜は更けていった。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の6 八甲田山

盛岡駅に戻る。ここからは一気に新幹線で青森へワープだ。

14時37分発のはやぶさ19号




先頭の赤いこまちが入線。






こんな感じで東京から連結くっついてきた。






これがそのうち新函館・・・じゃなかった新函館北斗に変わるんだな。





盛岡を出発。間もなく右手にきれいな山容の山が見えた。何山だろうか???





そして間もなく駅弁を広げる。カニもイクラもウニも食べたいという欲張りな僕が選んだのはこちら。海鮮三色丼。¥1,100也。高い!!!



しかし中身は値段にかなったこの内容。量はあまり多くないのであっという間にペロっと平らげた。感想は「うまい!!!」
うまいものを食った時に余計な言葉はいらん。



あっという間に新青森に到着。新幹線は嫌いだが時間をカネで買うという発想でいえば便利な乗り物だ。ここから一駅だけスーパー白鳥に乗る。この乗り継ぎもあとわずかで消滅してしまう。




これが見れるのもあとわずか。




青森に到着。僕の買った乗車券のルートからは外れてしまっているので新青森ー青森間の清算を済ませ改札の外へ。
こんな日の高いうちに青森に来るのは久しぶりだ。というわけで久々に八甲田丸にご挨拶に行く。





なんか昭和の古き良き時代を感じる。あのころは良かったな~・・・なんて言いつつも僕は青函連絡船の時代を知らない。まだ小学生だったからな。北海道を初めて一人旅した16歳の時はすでに青函トンネルの時代であった。ちなみに初めて青函トンネルをくぐった時に乗車していたのは今は亡き快速海峡。

青森ベイブリッジ






物産館アスパム





レンタカーを借りる手続きだけ済ませて歩いて風呂に向かう。駅前の観光案内所で確認するとこの時間からではこれから向かう酸ヶ湯温泉は日帰り入浴ができないらしい。なのでこの青森のまちなかで風呂に入ることにした。青森駅から徒歩10分ほどのお風呂へ向かう。つーか青森の街ってなんか好きだな。海峡の街というか最果て感というかなんかこの微妙にさびれたというか寂寥感というかうまく言えんけどなんか好きだ。しかも今日は平日の金曜日。平日の午後に青森の街を歩くなんてなかなかない。青森の街の日常の顔を見れてさらに「いいねぇ」と思った。
お風呂屋に到着。その名も「青森まちなかおんせん」






入浴料420円。安い!!!






体を洗い湯船にどぼん。その後はお約束のサウナからの水風呂を繰り返す。いやー極楽だ。お風呂を出ると今度はマッサージ器で体をほぐす。う~む、たまらんね。
時刻は18時になろうかというところ。そろそろレンタカー屋へ戻らねばならん。しかし戻る途中で気になる定食屋を発見。
その名も「そば工房 玄」さん。
 
そば屋なんだが見た目は完全に定食屋である。見た目のインパクトと定食どれでも630円の文字につられて店内へと入る。そして注文したのは海老フライ定食。なんとエビフライが5尾も付くという。これには期待に心が躍った。
そして・・・

じゃじゃーん!!!海老フライ定食の登場である。肝心の海老は想像とは違って随分とかわいらしい。しか~し味はとってもうまい!!!出てくるまでちょっと待たされたが海老を揚げてる音と匂いがなんとも言えずウキウキしながら待っていた。
ボリューム満点の海老フライ定食をペロッと平らげ満足して店を出る。いやーうまかったな。今度青森に来た時もまたここへ来よう。鹿児島の赤とんぼ食堂、富良野のめし屋あきらに並ぶ3大定食屋として青森のそば工房玄を加えることにした。



2014 夏山山行 東北シリーズ 其の5 八幡平

下山直後はこんな感じだったんだが・・・






 しばらくすると雨もやみ薄日が差し青空が広がってきた。「なんなのよ、もう・・・」
いつもこんな感じである。登ってるときは雨で降りてくると晴れる。アルプスを縦走していても最終日の下界が見え始めたころに晴れる。こういう星のもとに生まれてきたのかね。
しばらくすると観光客がじゃんじゃんやってきた。観光バスに自家用車、さらには岩手側、秋田側それぞれ路線バスがやってくると完全に観光地の様相を呈し始めた。僕が来た時の不気味さがうそのような賑わいである。
ガスも徐々に薄くなり






しばらくすると岩手山がその姿を現した。つーかガスの向こうの景色はこうなってたのね。





近くはこんな感じ。







どんどん天候は回復し夏の青空が広がりはじめた。 つーか台風はどうなっちゃったんだ???




僕が熊の存在にビビりながら一人で登って行った登山道をじゃんじゃん人が登っていく。





もう一回登り返そうかとも思ったけどなんか気が抜けてしまいやめた。片道20分なんだが。



 2時間前と同じ場所とは思えないほどの 青空ぶり。非常に複雑な気分である。





ちょっと時間があるので田沢湖まで行こうかと思ったけど思った以上に遠かったのでやめた。なのでレストハウスで登山バッチを買ったり周辺でのんびりと残りの時間を過ごす。
時間が来たので盛岡駅に引き返す。それにしてもこの夏空っぷり。50年に一度の台風はどこへ行ったんだ???被害が出ている地方もあるのであまり不謹慎なことは言えんが・・・。




源太岩。






しつこいようだが悔しいほどの夏空だ。






高原の向こうに岩手山。





 初夏を感じるアスピーテラインを下り再び松尾八幡平ICから高速に乗る。
前方には岩手山がズドーン。でかい!!!




下山してから一気に天候が回復するというなんとも釈然としない山行であったがともかく66座目の百名山、八幡平に登頂した。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の4 八幡平 

気が重いがいざ出陣である。







この登山口が県境らしい。左が秋田ということは登山口は秋田である。




観光地化された山・・・つーか観光客向けの登山口なので地面は石畳状で歩きやすい。ただガスに包まれているのでビビりな僕的には不気味で不気味でしょうがない。冗談抜きで熊が出そうである。出発して間もなく分岐が現れる。ここは鏡沼方面へと向かう。

鏡沼









まだ雪で埋もれている。



 
後ろを振り返る。登山者ゼロ。熊が出そうでマジで怖い。




ちょっと歩いただけでもうすぐ頂上。






蒸の湯登山口への分岐。






やばいってこれ。絶対熊出るって。







熊が出そうな蒸の湯登山口への分岐を左に分け頂上を目指す。
 登山口からちょうど20分。あっという間に頂上に到着。う~む、なんというか・・・何の感慨もないな。別にこの山が悪いわけじゃない。数ある登山道の中で一番楽なルートを選んだ自分の問題である。地図を広げこれからのルートを確認する。まだまだ時間は有り余っているので源太森まで行ってみようかと思うもこの天気である。あたりの景色は真っ白で何にも見えん。こんなので行ったところで仕方がない。真っ白い世界が広がっているだけであろう。熊が怖いのでこのままガマ沼を通って下山することにした。


晴れていたら気持ちのいい登山道なのだろうというのは想像できる。




 やさしい山容の高層湿原である。





歩きながら考える。この八幡平。こんなのでいいんだろうか???全然山に登った感じがしない。昔、百名山のピークハントで霧ヶ峰の車山に登ったんだがその時の気持ちを思い出した。あの時は蓼科に登った後に登ったんだけど完全に百名山を一つ潰すためのピークハントであった。ただ頂上を踏むだけ。霧ヶ峰のいいところは全然見ずに頂上だけ踏んだ。虚しさしか残らん山行だった。それをまた繰り返している。いいのかな~こんなんで。そんな気持ちでガマ沼へと向かった。
ガマ沼では下から高校生ぐらいの軍団が次々登ってきた。駐車場を出発する前に修学旅行か遠足っぽいバスが駐車場に入ってきていた。その軍団なんだろう。それまで僕しかいないと思っていたのでなんかホッとすると同時に元気が出た。



ということでガマ沼から下山するのではなく八幡沼を周って下山することにした。ちょっとだけ遠回りである。





陵雲荘







見事な湿原である。晴れてたらと思うもこればっかりはどうしよもない。





八幡沼の湖畔・・・いや沼畔。





 しばらくすると初の登山者とのすれ違い。僕の下山ルートから登ってきた人たちだ。ホッとするとともに元気が出た。


精神状態というのは非常に重要である。ガマ沼で高校生軍団に出会うまでは熊の陰におびえながらのただただ気味の悪さばかりの山行であったが、周りに人がいるという安心感が周りの景色を一変させる。八幡平、雨だけどそれはそれでいいぞ。



八幡沼越しに凌雲荘を望む。






八幡平はがしがし登る山ではない。高層湿原の中を気楽に歩く山である。
 下山間近。こういう展望台があった。景色がいいらしいんだが・・・






今日はこのありさま。なーんにも見えん。






出発から1時間20分足らずで下山。最初は正直何の感慨もない山だと思ったけど、後半はしっとり雨に濡れた高層湿原を堪能した。がしがし登るだけが山ではない。やはり深田久弥が選んだけのことはあるいい山であった。








2014 夏山山行 東北シリーズ 其の3 八幡平

8時になりレンタカー屋に向かう。今回の車はホンダのフィットだ。車に乗り込みナビをセットする。高速に乗るルートが出たが1分でも早く着きたいのでこれもありだ。
盛岡ICから高速に入り八幡平ICで降りる。天気は雨。アスピーテラインに入り登山口を目指す。周囲はガス。周りの景色は見えない。僕の前に車はおらず後ろからついてくる車もいない。すれ違う車もほとんどいない。いくら百名山とはいえこんな台風接近中に登りに来るような奴はさすがにいないかもしれん。しかも夏休みでもない普通の平日である。少々不安になってきた。こんな日の山行は熊とか出そうで非常に気が重い・・・。
そして登山口の駐車場に到着。有料駐車場にはレストハウス的なものも併設されている。





ひろ~い駐車場に僕の車を含めて3台。しかしこれが登山者のものなのかここで働く人のものなのかはわからん。あたりはガスで真っ白で非常に不気味な雰囲気を醸し出している。
 


レストハウスに入ると雨具を着た2人の登山者がいた。「ラッキー!!!」と思うもなかなか出発しようとしない。もしかしてもう帰ってきた人たちか???

レストハウス内の掲示物。やっぱ熊いるのか・・・。つーかこないだじゃねーか。今日とかいかにも出そうだな。うわ~怖ぇーよー。




雨具の二人は登山口じゃないほうへと歩いて行った。う~む、俺だけか・・・。熊の恐怖にビビりながらも仕方なくだーれもいない不気味な山へと入っていった。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の2

テレビをみてると台風のニュースばかりである。山に向かう僕的には気になるところなんだが気が重くなる話ばかりだ。
電車が止まると困るので少々早めに家を出る。

家から東京タワーを望む。今のところきれいに見える。



バスの出発地は新宿の新宿住友ビルにあるウィラーのバスターミナルである。混み合っている山手線を避けてゆりかもめと大江戸線で都庁前に向かう。ゆりかもめは無理だったけど大江戸線は座れた。荷物が多い時はこの手でいくか。ゆりかもめバカ高いけど。
21時20分ごろターミナルに到着。バスは21時45分の発車である。
バスに乗り込み早速寝に入る。このバスの最終目的地は八戸。途中の盛岡には5時10分の到着である。なのでとっとと寝ないと翌朝がめちゃくちゃきついのである。というわけでとっとと寝た。

翌朝、予報通りの雨である。しかもめちゃくちゃ眠い。






若干早めの早朝4時58分。盛岡駅西口に到着。




 
早朝のひとけのない岩手の中心駅。




とりあえず駅舎に入りその後の身の振り方を考える。いわて銀河鉄道と青い森鉄道での青森までの運賃を比べるとなんと500円くらいしか変わらない。う~む、これじゃみんな新幹線でワープしちゃうな。さらに調べると日曜日、月山から降りてきた際に普通列車では東京まで帰れないことが判明。新潟から東京まで新幹線で乗り通さねばならなくなった。そうなると当初考えていた北海道・東日本パスの利用は不利ということで盛岡から東北新幹線で新青森、そこから奥羽本線、羽越本線、白新線、上越新幹線を乗り継ぐという超大回りの盛岡発東京行きの乗車券を買った。
ところで八幡平まではレンタカーで行くのだがそのレンタカーは8時から。まだ6時前なのでまだまだ時間をつぶさねばならない。駅前の松屋で飯を食うもまだまだ時間が余る。なので眠いということもあり8時前まで待合室で寝た。

2014 夏山行 東北シリーズ

黒部五郎が潰れてしまい夏休み初日を家で過ごしていた。しかしただ過ごしていたわけではない。どこの山に行くかの作戦を考えていたのだ。台風が来るのと3日しかないのでアルプスはダメ。というわけで東北の日帰りで登れる山をピークハントすることにした。ちなみに昨夜、とりあえずということで盛岡行きのバスを押さえておいた。東京は東北方面のバス便が充実していてしかも安い。盛岡行きも四千いくらかで(詳しくは忘れた)で押さえることができた。そしてプランが決定。今日の夜から出発して明日は八幡平。台風は来るものの最短ルートで往復50分。登山口まで行く道路も雨で通行止めになるということはないという。僕の予想では登山者ではない観光客も来るということで登山道は整備されていると思う。イメージ的には蔵王の刈田岳のような感じだ。現地でもうどうしようもない位荒れ狂っていたらとバッチだけ買って退散しよう。それはそれで悶々とするかもしれないが・・・。二日目は八甲田とと岩木山のダブルヘッダー。八甲田山のコースタイムは4時間半。その後岩木山に移動してピークハント。車で八合目まで行きその後はリフトを使う。完全にピークを踏むためだけの山行である。こういうのをいっぺん霧ヶ峰の車山でやったんだがなんとも言えない気分になった・・・。でもまたこうしてやっちゃうのである。もし再びなんとも言えない虚しい気持ちになったらもう一回ちゃんと登りに行こう。百名山を完登したあとに。そして三日目は月山。コースタイムは3時間半。縦走は下山口のリフトがアクシデントで動いていないのとその後のアクセスが微妙なので鶴岡から向かって鶴岡に帰ることとした。とりあえず付け刃で黒部五郎の代替案を考えた。ルートも大急ぎでGPSに落とした。こんな地に足の着いていない山行は初めてだがどれもコースタイムは短い。黒部五郎の鬱憤を晴らすべくピークハントに励もう。

無惨!!! 2014 夏山山行

本来なら今頃僕は太郎平小屋にいるはずであった。折立から黒部五郎へ登りその後は雲の平を経由して再び折立に降りる予定で夏休みをとっていたのだ。しかしこの台風。50年に一度クラスの大物とテレビで連呼しているのでその言葉に心が折れてしまった。つーか頭じゃこんな台風が来てる時には中止だというのはわかっている。しかし今働いている東京の支店では来年また4連休が取れるという保証はどこにもない。去年は5連休にして水晶、鷲羽、黒部五郎をやってしまおうかとも考えたがどうにも折り合いが合わず4連休で水晶、鷲羽を片付けた。北アルプスの百名山で残っているのはこの黒部五郎だけなのである。北アルプスの奥地なので日程もかかるしエスケープルートもない。しかし今年行かねば来年はわからんという想いから毎日天気予報が更新される時間に真っ先に天気を確認していた。しかし台風は逸れることなくやってくる。二日目だけなんだよね〜。二日目の金曜日だけ乗り切れば・・・。しかしその二日目が太郎平から黒部五郎へ向かう日。一番大事な日なのである。ルートも考え直した。渡渉がある雲の平は諦めた。最終日に雲の平小屋から一気に折立に向かうのだが台風通過後では渡渉は無理と判断した。下山は去年も使った新穂高温泉へ下るルート。そして昨日の昼休み、太郎小屋と鏡平小屋に様子を聞いてみた。するとどちらも宿泊の予約はゼロ。マジでかぁ〜。一人くらいいたっていいだろと思うもまさかのゼロ。予約なしで登る人もいるだろうがこれは当てにならない。台風直撃の北アルプスを一人で歩く。雨とガスとクマの脅威に怯えながら歩く。う〜ん、無理だ。臆病な僕は前後に全く人がいないという状況が本当に嫌いだ。天気が良ければまだいいが雨降りのガスの中を一人歩くのは本当に怖い。クマが出そうなシチュエーションだとちびりそうになるくらい心細くなる。今回がまさしくそのシチュエーションなのである。結局17時の天気予報を確認してから諦めた。富山行きのバスもキャンセルした。もう落胆の極みである。しかし今回は少々時期が早かったかもしれない。7月になればみんなアルプスに繰り出すもんだと思っていたが折立に向かうバスが運行するのは明日から。今日僕が向かっていたら有峰口からタクシーでいくつもりだった。なんだかんだで学生も夏休みじゃないし人は少なかっただろう。多すぎるのは嫌だけどあまりに少ないのも心細い。来年は7月の最後の週くらいにしようかな。つーか今でも諦めきれんぞ黒部五郎岳!!!来年こそは絶対に登りたい。

高尾山 其の2

というわけで登山口へと向かう。

団体さん。やっぱ人気の高尾山。人が多いですな。



ケーブルカーの駅。当然僕は乗らない。





そして登り始める。僕が登るのは山と高原地図によると本格的な尾根歩きという稲荷山コースである。



よ~し行くぞ!!!





コースタイムは1時間40分。目標は7掛けの1時間10分である。ダブルストックでよっこらしょと登り始める。いつもながら最初だけは調子がいい。ホイホイ登りながら前をゆく人達をパスしていく。稲荷山までは35分くらいかと思いきや20分ちょいで到着。あっけない。
こんな感じの景色が続く。




その後もフンガフンガと登って行くと50分で山頂まで着いてしまった。うむむ〜、いいのかこれは・・・。まぁ今日はこれから予定があるし通常はここは通過点で山のぼらー達はこの後陣場山とか各方面へと縦走して行くのだろう。うむ、今日はこれでいいのだ。
すぐに降りるのもなんなのでちょっとゆっくりする。トイレに行き周りの景色を眺め登山バッチをを購入し、いざ下山にかかる。ピストンはつまらないので違う道で下りる。下山するにもいくつか道がありなんかごちゃごちゃしてるので適当に歩く。なんかなんちゃら堂とかなんちゃら院なんかを拝みながら下りていく。

高尾山といえば天狗。いたるところにいる。








ここにも。



さる園なんてものもある。さる自体は山に行けば普通にいるのであえて金を払ってまでは行かない。TOJに行かねばならんので当然スルー。

しばらく舗装路を歩くと山道への分岐が現れた。見ると琵琶滝道と書いてあり、上級者向けとか書いてある。ここまで高尾山を歩いて上級者的な要素はまったく感じなかったのでここはひとつ上級者向けの琵琶滝道へと進む。
その感想は・・・う~む、普通だ。確かに急ではあるが普通の登山道である。これは山の格好をしていないサンダルなんかで来てる人向けのメッセージだったのであろう。しかしこの高尾山、山の格好をしていない人が大勢登ってくる。山の格好をしてる人でもほとんどストックを持っていない。ダブルストックって僕くらいなものであとストックを持っている人といえばじーさんばーさんの類の人たちである。「速く遠くへ」という概念ではなく本当に必要だからストックを持ってきているという感じである。それよりも何よりもこの高尾山、登山というよりもハイキングといったほうがよさそうだ。集まってくる人たちもそれっぽい人たちの比率が非常に多い。六甲山以上にハイキングな山である。
 えっさほいさと下っていくとこの道の名前の由来となった琵琶滝を通る。なんとも微妙な滝である。その後も下り続けて登山口まで戻ってきた。所要時間は50分。登りの時間と同じである。こないだの男体山同様どうにもこうにも下りは苦手だ。とりあえずケーブルカーの駅の横にあるトイレに入り着替えをする。Tシャツだけ着替えたので下はなんとも気持ちが悪いがとりあえず上だけさっぱりして高尾山口の駅へと戻った。

高尾山

というわけで高尾山に行ってきた。ケータイのアラームは5時20分に鳴らしたが部屋を出たのは6時20分。そもそも6時20分の南武線に乗る予定でできればもう1、2本早い電車で出たかった。ちなみに当初はコスト面の問題から渋谷経由で行くつもりのところを200円ほど高くなるけど南武線経由にしたのである。
6時37分発の南武線に乗り込む。関西や山手線からは消え去った205系が神奈川ではまだまだ現役で頑張っている。僕の知る限りではこの南武線と横浜線で走っている。

列車は立川に向け出発。JR線は大体頭に入っているのだが私鉄はいまいちよくわからん。時刻表を持ってきていれば暇さえあれば眺めているのですぐに路線図は頭に入るんだが荷物になるので川西の家においてきてしまった。
南武線・・・乗りつぶしの一環で一回乗り通しただけである。(尻手駅はその都合上何度か来た)
ぶっちゃけ乗りつぶし以外では用事がない路線なので駅名を聞いてもあまりピンとこない。京王井の頭線との乗換駅、分部河原に到着。う~む、知らんなこんな駅。そこからさらに北野というところで乗り換えて高尾山口へと向かう。北野からの列車では結構山の格好の人がいて「おぉ~やっぱ高尾山に行く列車なんだな」と実感した。しかし眠かったので結構寝てしまった。気が付いたら高尾だったんだが東京もここまでくればただの田舎である。
高尾山口には7時59分に到着。乗客のほとんどがハイカーである。駅の前にも「今から登りまっせ」という人たちが集結している。




トレランの人たちも集結。




よぉ~しやったるぞ。とっとと登ってこの後に控えているツアーオブジャパン(TOJ)へと向かうのだ。  続く

男体山 其の2

斯くしてここから登山に入る。去年までに百名山は65座登ったと思っていたんだが数え直してみると64座であった。
というわけで65座目に登る前にトイレを済ませ神社で入山料を払う・・・ではなく入山の受付を済ます。登山バッチも売っていたのでチビの分と合わせて2個購入。そしていざ男体山へ。いきなりの急登である。地図にも急な登りと書いてあったがなかなかの登りである。久々の登山で一回の表からこんな感じなんだが元気いっぱい登って行く。最初の樹林を抜け舗装道路に突入。
10時33分、4合目の鳥居をくぐり再び登山道へと復帰。ここまでの所要時間は43分。コースタイムは1時間20分だからいいペースである。しかしまぁなんつーか、相変わらずの急登である。地図を見ればわかることだがこのルート、下界から頂上に向けて一直線なのである。なのでこんなことになっているのだろうが、正直ここまでとは思っていなかった。
三歩進んで二歩下がるようなズリズリのザレ場を登ると今度は岩がゴロゴロのがれ場が現れた。これがまた相変わらずの急登だ。



ここまで元気いっぱい登ってきたがさすがに少々疲れてきた。休憩がてら行動食のベリー飲料を流し込み後ろを振り返る。眼下には中禅寺湖が広がっている。加えてこのどかっぱれ。雨降り人生を歩んできただけに雨の心配のない登山にはこの上ない幸せを感じる。

幸せは感じるものの延々と急登が続く。正直なところ僕はこの男体山をなめていた。往復のコースタイムが6時間弱。周りのお山はまだ雪が残っている中でここだけは5月の頭に山開き。ネットなんかでの情報収集もしないまま乗り込んできたんだがなかなか手ごわい登りである。




 がれ場が終わると雪が現れる。その後も骨のある登りが続く。なんか丹沢のばか尾根を思い出した。







樹林が終わると頂上が見えた。しか〜し今度は火山のザレ場が立ちふさがる。そして当然のことながらこれまた急登なのである。もーなかなか苦しめてくれる山である。そして今度はこれを下らねばならんのである。下りが苦手な僕的にはこれまた気が重い。まぁそれよりも何よりもまずはピークを踏むことだ。

振り返ると中禅寺湖。さっきよりも標高が高いので全体が見える。



いいですなぁ・・・。
  
  
  
  
  
周りの景色に救われながら頂上に到着。ここまでの所要時間は2時間20分。コースタイムが3時間30分だからまずまずのペースである。しかし2時間ちょいという時間の割りになかなかしんどい山であった。帰りのコースタイムは2時間20分。このコースだと下り嫌いの僕的には本当にこれくらいかかってしまいそうだ。
 
下りのことはひとまず置いといてまずは頂上を堪能する。ピークから突き出た刀を「ほぉ〜」と眺め




 
 
 
 三角点をよしよししてから飯を食う。
 
 
 
 
日光白根。次はあれだな。





奥のが皇海山(らしい)。次の次はあれだな。




中禅寺湖を見下ろす。





今回は短距離ながらカロリー燃やしたわ。持ってきたおにぎり4つを一気に胃袋へ放り込む。
 まったりと頂上を堪能しいざ下山にかかる。 まずはズリズリ滑る火山灰(???)の下りである。いつも以上に踏ん張らねばならんので膝に優しくない。つーかまたグルコサミン生活を復活させるか。そして腐れ雪でグジュグジュの急な下りをこなせば今度はガレガレゾーンのお待ちかねである。慎重に下っていると何やら前方に人だかりが。ツアー軍団が休んでいるのかと思えばなんと人が倒れているではないか。「おぉ〜なんじゃこりゃー!!!」
ツアーのガイドっぽい人に聞くところによるとおばちゃんが転倒してしまったらしい。つーかここでこけたらただでは済まんぞ。倒れているのは年の頃60歳くらいのおばちゃん。救急車を呼んだと言うけどここからどうやって下ろすの???さすがに救急隊員でもこんな足場の悪いところから下まで下ろすのは無理だろ。つーかここまで上がってくるだけでも大変だ。舗装道路までは救急車が入れるとは言ってるけどちょっと現実的ではないと思った。まぁ僕がいてもできることはないので下山を続ける。すると前方からヘリの音が聞こえてきた。そりゃそーだろ。救急車じゃ無理だわ。
しかしヘリは現場に近づいたり離れたり。横にいたおっちゃんに「どうしたんすかねぇ?」と話しかけると「あんな急斜面でホバリングするのは難しいんだと思う」とのお答えが。そうだよなぁと妙に納得。何度かチャレンジして最終的には収容できたみたいで向こうのほうへ飛んで行った。大したことがないことを願うのみである。
結局僕のほうは15時09分に下山。所要時間は2時間5分。登りの時間と大して変わらんではないか。ちょっとへこむなぁ~。しかしとりあえずこれで65座目の百名山をゲット。今年の予定としては日光白根、皇海、武尊は登るつもり。あとは7月の3連休で東北の山(八幡平、岩木山、早池峰山)あたりをつぶして今年中に何とか70座に乗せたいところである。
さぁ山は無事に下山したのでこれからは観光である。ここまで来て華厳の滝を見ずに帰るわけにはいかん。ということでそのまま歩いて華厳の滝へと向かった。

男体山

今日、男体山に行ってきた。東京転勤3日目にして今年の初登山である。朝は4時20分に起床。昨日寝たのは0時過ぎ。好きなことをやる時にはばちっと目が覚める。がっつり飯を食い準備をすると時刻は5時を回った。川崎発5時12分の京浜東北線に乗らねばならん。急げや急げ!!!つーかこんな朝早くにも関わらず多くの人が川崎駅へと向かう。皆さん、オール明けですか???
ヨドバシまで走った結果、ホームには5時8分に到着。いやー素晴らしいね、街なか生活。
列車に乗り込み、田町で降りる。次は地下鉄浅草線に乗り換えだ。これから浅草に行き東武で日光に向かう。ネットで調べたらこれが一番安い。田町までは定期。実際に金を払うのは三田ー日光間なんだがこれで片道1568円。移動距離144.3キロに対してこのお値段。東京、電車安いわー。
そしてやってきた電車は成田空港行きの特急。こんなところから成田空港まで乗り換えなしで行けるのね。つーか鉄道網の繋がり方が関西の比じゃない。やっぱ東京すげーわ。
かくして浅草までやってきた。





お次は6時20分発の快速日光行きである。浅草から乗り換えなしで日光へ。しかも運賃のみでOK。ほんと東京人が車欲しがらん理由がわかるわ。



6両くらい繋がってるけど日光行きは後ろの2両のみ。





発車時刻が近づくと山ノボラー達が集結し車内は完全に登山列車の趣である。荷物の大きさから見て皆さん男体山ですかね???
列車は日光に向け出発。4時20分にばちっと起きたとは言えやはり睡眠不足である。日光までの約2時間を睡眠に充てる・・・つもりだったんだがしばらく起きてたりして結局1時間くらいしか寝なかった。
  8時25分、東武日光に到着。車内いっぱいの山のぼらー達が我先にと扉に押し掛ける。ここで湯元温泉行きのバスに乗り換えである。ちなみに日光に来るのは約3年ぶり。あの東日本大震災の日以来である。
 バス乗り場に並ぶ8割方が登山者である。しかし電車の中にあれだけいた登山者の半分もバス停に並んでいない。みんなどこ行った???二荒山神社でなく志津峠から登るのか???
そしてバスは出発。日光の町を抜け山登りが始まる。かの有名な日光いろは坂である。一方通行のつづら折れの道を登って行く。
新緑のお山がまぶしい。




車だけでなくローディー達も登っている。いやー坂バカである。えっちらおっちら高度を上げると見晴らしも良くなる。新緑が眩しい。これが紅葉のシーズンともなれば息を飲むような景色になるのだろう。渋滞もひどいけど。

坂を登りきると中禅寺湖が見えてきた。バスターミナルを経由して中禅寺湖のほとりをちょろっと走ると男体山登山のの出発地、二荒山神社に到着である。運賃1150円。浅草ー日光間の運賃が1300円くらいなのと比べるとべらぼーに高く感じる。同じ東武なのに・・・。
そしてここでも僕の予想が裏切られる。ここで降りたのは10人程度。あとの山の格好をした人達はここで降りなかったのである。皆さんどこ行くの???白根山かい???
  まぁ人のことは置いといて65座目の百名山の出発の地に降り立った。

北アルプスでキャンプ ファイナル

無事に上高地へと戻ってきた。そして売店でお土産を買う。チビは登山バッチ、僕は上高地のキーホルダーを買った。
そしてバスに乗り込む。どこにも登っていないけどなんか達成感はある。いい休みだった。
卜伝の湯。2度ほどチャレンジしてどちらもダメだった。いつかは入りたい。





安房トンネルをくぐりあっという間にあかんだな駐車場に到着。荷物を整理し車に乗り込む。目指すは風呂。3日ぶりにさっぱりするのだ。
そして到着したのは平湯のバスターミナル。パノラマ大浴場へと向かう。
バスターミナルから望む乗鞍。きれいだ。






こちらは露天風呂から。やはりきれいだ。






ひとっ風呂浴びてさっぱりした後はいよいよ現実の世界へと帰っていかねばならぬ。毎回悩むのが川西までどうやって帰るかということ。定石通り東海北陸道を一宮に向けて帰るか富山周りの日本海経由で帰るかということである。当たり前だが距離は日本海経由の方がはるかに遠い。しかしほとんど渋滞しないので気持ちよく走ることができ一宮経由が渋滞でどうしようもない場合は日本海経由の方が早いんじゃなかろうかと思う時もある。まぁこれは飛騨清見インターについてから判断することにしよう。
というわけで高山方面へ向け走り始める。いやーいい天気だ。この天気が3日続いてくれれば最高だったんだが・・・。まぁ昨日は昨日でチビのリクエストに十分すぎるくらいに答えたからまぁよしとするか。
しばし走って時刻は13時過ぎ。いい加減腹が減ってきた。そして僕は決心する。「板蔵に行くぞ。」
平湯から山に登る人なら必ず目にしたことがあるであろうあのお店、ラーメンの板蔵である。これまで何度も横を通ったけどなんとなく一人では入りにくくてスルーしてきた。しかし今回はお供がいる。途中でいろいろ食べてるチビは「全然お腹減ってない」というがこれから川西までの長旅である。ここらでしっかりしたものを食べておかねばなるまい。というわけで今回初めて超大型・・・つーかドライブイン並みの駐車場の広さを誇る板蔵さんに向かった。
 
で、到着。看板だけでも十分すぎる存在感である。







いや~貫禄がありますな。






中に入る。待つことなく席には着けたが昼も13時半を回ったというのになかなかの盛況ぶりである。
そして腹ペコの僕はラーメン定食を注文。お値段1250円也。観光地って感じのなかなかヘビーなお値段である。でもうまかった。





腹も満たされたので川西を目指す。小春日和の昼下がりでお腹も満腹。このままここで昼寝でもしたいんだが明日は僕も仕事でチビも学校。頑張って帰らねばならん。途中のコンビニでメガシャキを2本購入し眠気に備える。
そして飛騨清見インターに到着。多少の渋滞はあるものの意を決して一宮方面へと向かう。その後は情報通りの渋滞はあったものの全体として割とスムーズに進んだ。名神に合流後もお約束の場所での渋滞はあったものの何とか19時ごろ家へとたどり着いた。その途中、毎度のことながらAMラジオを聴いていたのだがそこでやってたNHKの番組「はがき職人の宴」という番組がめちゃくちゃ面白かった。不定期でやってる番組みたいなんだがこれがほんと爆笑の嵐の番組であった。山の行き帰りに聞くラジオって心に残るんだがこれは最高だった。番組のHPもチェックして次の放送は山でも街でも聞き逃さず聞いてみたいと思った。

北アルプスでキャンプ 其の5

 再び夜が明ける。5月5日のこどもの日である。昨夜もシュラフカバーの中で縮こまっていた。いくら横尾とはいえやはりこの時期はシュラフは必須である。
外に出ると雨は上がり所々で青空も見える。うまいこと雨をしのいだな。






こちらは屏風岩。






朝食をとりテントを撤収する。皆さんとっくの昔に出発しており、毎度のことながらこの日もテン場をビリっけつで出発する。





7時45分、横尾に別れを告げ上高地に向けて歩く。最終日ってなんかちょっと寂しい。





チビ、雪道を通過。








残雪のアルプス。次はいつ来れるんだろうか???








8時40分、順調に進み徳澤に到着。来るときには一滴も水が流れていなかったせせらぎが見事に復活していた。





ここまでの所要時間は1時間足らずで。チビ、なかなかいいペースである。





昨日泊まる予定だった徳澤園。この時間だとだいぶ撤収が進んでいる。




ところでこの日は徳澤園でサルが大発生。






来るときに明神に見た時も「この辺にサルなんておったか???」って感じだったけどこの日の徳澤は今まで見たことがないくらいの大量のサルがうろついていた。



人の目もお構いなし。お猿の楽園である。





さて、お次の目標地点は明神である。えっさほいさと歩き始める。
明神へ向かう道すがら。こういう景色ともしばらくお別れだ。






9時40分。明神に到着。チビ、頑張ってコースタイム通りに歩いております。いいぞ!!!







そして最後の目的地、上高地に向け出発。出発から約2時間。調子よく歩いている。あとは登りがこなせるようになればお次は涸沢あたりまで行けそうだ。
そして10時25分。上高地に到着。出発から2時間40分。上出来である。河童橋越しの焼岳がきれいだ。ほとんどの人が穂高方面ばかり見ているが・・・。




というわけで無事に上高地まで帰ってきた。7歳となったチビは思った以上によく歩いた。今回はほとんど登りはなかったけどそろそろ本格的な山に連れて行ってもいいかなと期待させる歩きであった。








 
 

北アルプスでキャンプ 其の4

夜が明けた。5月5日の朝である。しかし外はザーザー降りの雨。今日は徳澤まで戻ってそこでキャンプという予定だったが早々に諦める。チビは雨具を持っていないし雨の中での撤収、そしてぐっしょり濡れたテントで2泊目というのは気が重い。
というわけで本日は完全休養と決め込んだ。ここのところ仕事が忙しくてまともに休んでいない。いい機会だ。
しかし・・・テントの中でゴロゴロしたいがチビはそれを許してくれない。ポケモンカードゲームをやろうというのだ。まぁ日頃そんなにやってやれないのでいっちょやったるかと腹を決める。そして朝から夕方まで休憩をはさみながら延々とカードゲームをやった。もう数えきれないくらい。これだけやればチビも満足だろう。
そういや朝、テントで僕が寝ていたころ、チビがパンを食べたいと言うのでお金を渡して小屋に買いに行かせた。小2だからもう当たり前かもしれんが一人でパンを買ってきた。いや~子供の成長を感じた瞬間であった。
断続的に降り続いた雨も夕方には何とかあがった。明日は晴れてくれんかな。雨が降ろうが槍が降ろうが明日は上高地まで・・・ではなく川西まで帰らねばならん。
結局この日はポケモンカードゲームに明け暮れた1日であった。

北アルプスでキャンプ 其の3

横尾に到着。僕がテントを設営中にチビはさっそく雪遊び。






あの橋はアルピニストの世界への入り口である。見ているだけでワクワクするんだが今回は渡らない。ちょっと切ない・・・。




ここは北アルプスのジャンクション。奥穂、槍、蝶への分岐点である。





小屋でテン場の受付を済ませる。外ではやはりチビが雪遊び。






ひとまずテントに入る。「靴を濡らすな」という僕のいいつけを余裕で無視してチビが言う。「靴下が濡れた。」 むろん靴もろともである。
とりあえず今日の行程は終わったのでテントの中でのんびり過ごす。まずはチビが好きなポケモンカードゲームをする。休みの日には「ポケモンカードゲームしよう」とせがまれるのだが後片付けがめんどくさいのでやったりやらなかったりである。今回は「テントの中でポケモンカードゲームをしよう」と言って連れ出した以上やらねばなるまい。とりあえず2回戦ほどやった。
そして夕方。夕食の準備をする。テントの向こうでは皆さん夕食の準備やテントの設営など各々夜を迎える準備をしている。





夕食を済ませ歯を磨く。夕方になると随分と冷えてきた。
時刻は18時43分。こんな時間でも下りる人がいる。人それぞれなんでなんとも言えんが少々遅いような気がする。





小屋には明かりがともりその前では今しがた下りてきた達が談笑中。





お月さんも登場。







夕暮れの山でのひととき。日帰りでは味わえないいい時間である。





寒くなってきたのでテントに戻る。今回はチビにシュラフを譲り僕はシュラフカバーで寝る。この時期ならシュラフカバーでもいけるとふんだのだ。しかしこの判断は甘かった。夜が更けるにつれ気温はどんどん下がり寒くて寒くてどうしようもないのだ。ダウンジャケットを着て寝ていたのだが全然ダメ。上も下も寒い。ザックから服を出すのが面倒でしばらく粘ったけどとうとう降参。むっくり起き出しザックの中から雨具を取り出す。ダウンジャケットの上からストームクルーザー(新品)を着て、下もこれまたストームクルーザー(新品)で固める。相変わらず寒いのは寒いが多少ましになった。やっぱ山をなめちゃいかん。その昔、夏に白馬岳を登った時のこと。アホなことに僕はシュラフを忘れてきてしまった。その時もシュラフカバーで寝たんだが寒くて寒くて仕方がなかった。その時の再来である。
「寒いよ~」と思いながらまた別のことを考える。これまたその昔。猛吹雪の安達太良山を登っていた時のこと。勢至平付近でルートを失ってしまい完全にパニックに陥ってしまった。ホワイトアウトで周囲は何にも見えず自分の踏み跡を頼りに引き返そうにも足跡はあっという間に消え失せる状況。「ど、ど、ど、どうしよう・・・」
パニックに陥りながらも考えた。「食料はある。ツェルトもある。一晩ビバークか???」
ただテントの中で寒さに身を縮みこませている今思う。「絶対死んでた!!!」
5月の横尾でこの状態である。3月の安達太良山なら言わずもがなである。
そんなことを考えながら眠りに落ちていった。

 

北アルプスでキャンプ 其の2

夜が明けた。5月4日の朝である。トイレに行こうと車を出ると風が強くてめちゃくちゃ寒い。寝てるチビを起こして朝食をとる。
そして出発。一路あかんだな駐車場を目指す。
7時30分。あかんだな駐車場に到着。山へ向かう準備を整える。
駐車場のそばであちこちに顔を出していたフキノトウ。ちび撮影。






 駐車場より山を望む。上の方は完全に雪山。






バス停に向かい往復のチケットを買い求める。

ベンチに並んだ親子のザック。






  バス到着。






定刻にバスは上高地に向けて出発。車内はぼちぼちの乗車率。登山者よりも観光客の方が多いような気がする。
乗鞍も雪化粧。安房峠道路の入り口にて。






釜トンネルをくぐりバスは上高地へと入っていく。
どんどん雪山が近づいてきますな。




そして上高地に到着。時刻は9時。何回来てもワクワクする。バスターミナルの横のベンチで準備をする登山者を見て僕も登りたい衝動が顔を出す。でも今回はチビと一緒に横尾でキャンプ。山に登る緊張感がない分、非常に気楽だ。
 河童橋の横っちょから。お約束のアングル。 






まずは明神を目指し歩き始める。今回は去年の六甲全縦でぶっ壊して買い換えたストック、バーグハウスのAC130のデビュー戦である。まず感じたのが「おぉ、やっぱ軽~い!!!」ということ。これまでのストックと違い今回のはカーボン製。さすがの軽さである。こりゃいいわい。しかしすぐにチビに奪い取られる。まぁいいや。横尾まではほぼど平坦だし。
明神に到着。横の水場周辺にはお猿がうろうろ。






明神岳を南無南無と拝む。








再び歩き始める。お次の目的地は徳澤である。河童橋から明神まで写真を撮ったりしながらのんびり歩いて所要時間は約1時間。コースタイム通りなので7歳児的にはまずまずのペースだと思う。
 こういうところでチビのテンションが上がる。男の子というものはこういう冒険的なところが好きだ。





で、徳澤に到着。明神から1時間15分。まぁ頑張って歩いていると思う。徳澤でキャンプすることも考えたがやっぱりここだと近すぎる。チビもまだまだ元気なので予定通り横尾を目指す。




いつぞやの年末にお世話になった徳澤小屋。いやーテンション上がるわ。





そして横尾を目指す。出発から2時間半をこえそろそろチビに疲れが出始め愚痴り始める。 
時折出てくる雪道で上高地方面の人とすれ違い。こういう雪道でもチビのテンションは上がる。愚痴る中でもこういう変化のあるところでは持ち直す。




「これ、梓川っちゅう名前の川だ。いつか社会の時間に出てくるから覚えとけ。」と実物を見せて課外授業。




そうしているうちに横尾の橋が見えてきた。





 
橋が近づきテントの姿が見えてくる。





上高地を出発して3時間40分。目的地の横尾に到着。いや~7歳児、よく頑張った。ほぼコースタイムで無事に歩ききった。 
 
 
 

北アルプスでキャンプ

今年のGWは上のちびを連れて北アの横尾までキャンプに出かけた。ほんとは金曜の夜から出発したかったんだがここで嫁の妨害が入る。なんか土曜日に猪名川の天文台で天体望遠鏡の使い方を教えてくれるとかで上のちびを連れてそれに行くという。開始時刻は18時半から。おいおいそれでは土曜日もまる一日潰れるということではないか・・・。なんともやるえないがここで嫁と討論しても疲れるだけなのでぐっとこらえた。
そして土曜日。20時には帰って来いといったのに帰ってきたのはもう21時になろうかという頃。そこから風呂に入りあーだこーだするので出発時間は21時半を過ぎたころ。もうほんと勘弁である。車に乗り込みガソリンを入れていざ出発。GWの渋滞に巻き込まれるかと思いきや思ったほどではなく快調に走る。とはいえスタート時間が遅いので少々疲れと眠気と焦りが入り混じるよろしくないコンディションである。しかしそこは気合でカバーし1時前には東海北陸道のひるがの高原SAに到着。外に出るとめちゃくちゃ寒い。気温は4度。5月に近いとはいえさすがアルプスのおひざ元である。
明日のことを考えると早く寝ねばならん。というわけでトイレを済ませてとっとと寝た。
続く

「新」!!!アウトドアロックンロール

ひと月半の充電期間(実際には再放送でつないでいたが)を経てアウトドアロックンロールが復活した。新ネタのロケとかキャスティングの変更とかいろいろあっての充電期間だったんだろけどやっとこさ帰ってきてくれた。
今回から海外に飛ばされた鈴木君の代わり経理か総務かどっかから鈴木君が新たなバトルのメンバに加わった。新しく入ったのも鈴木君。鈴木勝吾君というんだが僕は初めて見た。有名な人なんだろうか???
今回は奥利根でスノーシューなんだが衝撃だったのはその内容よりも放送時間。これまでの1時間という番組枠が30分に縮小されているではないか!!!マジか???視聴率悪いのか???とりあえずもうワンクールは確実なんだろうがちょっと心配である。1時間番組だと予算的にきついのか???とにかく毎週金曜日は楽しみにしているのでもうちょっと頑張ってみてほしい。


ps・・・数年後僕はこの番組の再放送を東京で見ることになる
こちら→http://ponpoko3.blog.shinobi.jp/%E7%99%BB%E5%B1%B1/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB

六甲山

雪である。この一年で一番寒いこの時期、関西で冬山を楽しむなら今しかない。関東で大雪が降った先週末、僕は六甲山へ行こうとしていた。正直金がないので定期で行ける手ごろな山、六甲へと繰りだそうとしたのだ。しかしいろいろ家庭の事情があって行けなかった。「ちきしょー!!!」とハンカチの隅をかみながら半べそかいて悔しがったのだが神様は僕を見捨てなかった。今週末は先週末を上回る寒波がやって来たのだ。
金曜日、うっすら雪化粧をした六甲山を眺めながら帰宅する。「よぉ~し、今週こそは山に行くぞ。」 


拡大↓
 今日はいろいろ用事もあり、天気も悪かったので明日六甲へ行こうと考えていた。しかし悲劇が起こる。なんと上のチビがインフルエンザにかかってしまったのだ。しかし実はさっきまで山に行く準備をしていた。朝早く出て昼前に帰ってくれば問題ないだろうと考えたのだが思いとどまった。今は熱があるだけでどうということはないが、もし明日病状が悪化していたら・・・。チビがインフルでくたばってる所に「ただいま~」なんて帰ってきた自分を想像してみる。うむ、殺されるな。嫁に。間違いなく家の中がぎくしゃくする。嫁にぎゃーぎゃー言わすようなことになると非常にめんどくさい。理屈でどうこうではなく気が済むまで機嫌が直らないのだ。そうなるとこっちの方も精神的に疲弊する。それを考えると行かない方が賢明である。なんて冷静に分析しているが心の中では「もぉ~なんでよ~。なんでいつもこうなのよ~!!!」ともんどりうって転げまわっている。来週は土曜日が仕事。で、日曜日に何か用事をぶち込まれたら・・・いや用事は無くても天気がどうなるかわからん。ちなみに明日は晴れる。もぉ~ますますこのチャンスが惜しすぎるではないかー!!!つーかもし幸運にも来週の日曜に山に行けるとしても気温が上がって全部雪が解けてたら・・・。もういい。考えるのやめとこう・・・。

ガルモントαGTX

 先週金曜日の話。山の靴を買った。ガルモントのタワーαGTXである。

←これ。いやーかっこいい!!!




 
←これまでの相棒、アルパインクルーザー。





これまでの激闘の色が濃い。つーか「手入れが悪い」という声も聞こえてきそうだが・・・。



それまで使っていたモンベルのアルパインクルーザーが大往生してはや5か月。六甲全縦ではそれまでのスペアであるツオロミーブーツを履いたけどなんかこう気持ちが盛り上がらん。横文字を使うとモチベーションが上がらない。履き心地もアルパインクルーザーと比べるとイマイチだし言葉は悪いが作りが安っぽい・・・。どうにも愛着が持てないのでこの際買い直すことにした。どのみち今シーズンが始まる頃には買おうと思っていた。4月には消費税が上がるし。
アルパインクルーザーを履いていた時も次はどんなのを履こうかなとは考えてはいた。次もアルパインクルーザーにしようかなとか思い切ってスカルパのサミットなんかに手を出そうかなとか。
しかし今のアルパインクルーザーは以前のアウトドライではなくゴアテックスになっていた。それを見て「あ~前のと変わっちゃったんだなー」と思うとちょっと気持ちが冷めちゃって候補から外してしまった。
そうなると選択の幅が大きく広がる。しかしサミットは値段的にどうにも手が出ず断念。で、石井スポーツのバーゲンのDMが届いていたので見てみるといろいろなのが載っていた。そこで目を付けたのがガルモントのタワーαGTXである。ネットで調べたところによると石井スポーツがガルモントとコラボして作ったものらしい。
アルパインクルーザーの色目がグレー基調で非常に地味・・・もとい渋かったのでちょっと派手目なのが欲しかったのと値段的にも26,460円と手ごろだったためである。誤解されては困るので言い訳しとくが手ごろといっても登山靴としてはという意味である。この金額自体は充分にいいお値段である。ただ前のアルパインクルーザーが余裕で3万越えだったのでそれと比較するとお手頃感がある。
バーゲン開始の前日の16日にお店に偵察。そしてびっくらこいた。なんとお値段が37,800円だったのである。正直アルパインクルーザーよりも下に見てたんだが値段的には全然上をいってるではないか。つーかこれが明日になったら26,400円になるのか???
あまりの落差に困惑してしまい思わず店員さんに聞いてみると確かに明日になるとDMの値段になるという。マジでか???それを知らずに今日これを買ってしまった人が明日再びお店にやってきたら間違いなくぶっ倒れるだろう。
しかし思ったのが革製のブーツというのがほとんどない。僕がアルパインクルーザーを買った8年くらい前だと雪山に登ると言えば革製のブーツだったもんだ。今はどれもこれもファブリックや合皮にゴアテックスというものばかりである。これで残雪期もOKらしい。これも時代の流れか?完全に流行にとり残されてるな。
DMによるとサイズ限定とか書いてあるので26CMはあるかと聞くと「今」はあるという。ん??「今」は???
聞けばサイズは各1くらいしかないらしい。こりゃ明日よーいドンで無くなる可能性が大いにあるということではないか。自分が興味がないときなら何とも思わない。「そんなにたくさん売れるもんじゃないでしょ?」てなもんである。しかしいざ自分が欲しいと思っていると「これを狙ってる奴らがよーいドンで攻めてくるかもしれない。いや攻めてくる。明日は絶対によーいドンで駆け込んでくる!!!」と不安で不安で気が気でない。
というわけで金曜日は途中で仕事を抜け出して正午前にお店に出陣。無事に購入できた。無事に購入してしまうと「ほんとに各1だったんかいな??」という猜疑心がひしひしと湧いてきたが商品を実際手にすると実に幸せな気分になってきた。一緒にブーツ用の撥水スプレーとスーパーフィートも購入。会計をするとブーツなんかは特価品の上からさらに会員の5%引きが加わりお得感MAXであった。週末には近所に買い物に行くときとかに慣らし履きを兼ねて履いてみた。所有欲を満たすというか非常にいい気分である。しっかり慣らしをしてデビューはGWかな。今のところ後半の4連休で日光白根と男体山の百名山ダブルゲットを狙っている。
とりあえずツオロミーブーツは年末の北海道とかそんな時用に格下げですな。

総括!!今年の山行

只今12月30日、13時24分。本来なら2429D列車に乗って釧路を目指しているはずなんだが今、富良野にいる。もし予定通り乗ってたら狩勝峠を 下りきり帯広へ向かっている頃だなぁ。
実は滝川方面が大雪で芦別ー上芦別間で列車が立ち往生中なのである。只今除雪をしながらこちらへ向かっているのだが2時間半遅れの現在も全くやってくる気配がない。富良野の街をウロウロするのにも飽きたのでここで今年の山行を総括しようと思う。
今年も全体的に雨に泣かされた1年であった。3月、4月は蔵王登山を予定していたが爆弾低気圧等で延期。今年の開幕は3月末の両神山であった。しかし雨。お次は6月末の甲武信ヶ岳。これは雨こそ降らなかったけどガスで全然視界なし。さらに7月中旬の吾妻山、磐梯山、蔵王は長梅雨の影響で軽く遭難しかけるほどのガス&大雨で吾妻山と蔵王に至っては百名山にもかかわらず頂上に誰もいない状況であった。
おっと、ここで駅の放送が。現在列車は動きだし平岸駅を出発したとのこと。つーか平岸って芦別のまだ向こうではないか。除雪中なのが芦別ー上芦別で列車はその手前で止まってたんだな。
話を元に戻す。7月末には北アルプス裏銀座を「途中」まで縦走。この山行で百名山は水晶、鷲羽をダブル登頂。しかしどちらも頂はガスの中。しかも歩いてる時間の半分以上は雨。つーか大雨。新穂高に降りる時なんかはそこが道なのか川なのか全くわからん状況であった。
そして9月の五竜岳。これはこれまでの苦行のご褒美とばかりに2日ともドカッパレ。雨の心配が全くいらない素晴らしい山行であった。
そして締めは11月の六甲全縦。これまでで最もひどい全縦であった。
今年は百名山に8座登った。これでトータル65座。いや〜だいぶ歩いて来たねぇ。来年は是非とも70座にのせたいものだ。
ちなみに只今14時09分。列車はまだ来ない。野花南で先行のラッセル車を待ってるとのこと。いやー自然には勝てませんわ。

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