- 2024/09/20
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若いつもりがとうとう37歳になってしまった。 止まらない体重増加にもうダイエットはあきらめた。 現在は東京で一人寂しく単身赴任生活を満喫中。
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酸ヶ湯温泉に無事下山。歴史ある由緒正しい温泉である。
引きで撮ってみる。
ほんとはのんびり温泉につかりたいところだが本日はダブルヘッダーである。百名山ハンターが八甲田の後に向かうところとは・・・そう、岩木山である。時刻は11時前。時間がない!!!登山バッチだけ買って早々に駐車場へと引きあげる。
駐車場まで戻るとだいぶ車の数が増えており昨夜の不気味さが嘘のように賑わっていた。身支度をして早く岩木山へと向かわねばならんのだがインフォメーションセンターへとふらふらと向かう。そこで展示物を見て八甲田のジオラマを見る。そこで思ったのは「う~む、井戸岳や赤倉岳を結ぶ稜線のルートを歩くのが本来の八甲田の楽しみ方ではなかったのか???」ということ。今回は完全にピークハントの旅なので頂上を踏むことだけを目的としていたから大急ぎの山行になってしまっている。毛無岱を歩けたのは良かったけど今回のルートでいえば井戸岳、赤倉岳を登ってその後、宮様コースの分岐から上毛無岱に入り酸ヶ湯温泉に下山すればベストであったと思った。まぁ時間の都合上それをやると岩木山を切らねばならなくなってしまうのでやむを得なかったんだが・・・って思ったけどそれでもコースタイムでいえば1時間40分多くなるだけ。5時にスタートしていれば十分可能なコースであった。でもまぁ仕方がない。そもそも黒部五郎岳に行く予定を急きょ変更しての山行なので正直ルートをどうこう考える余裕はなかった。百名山を完登したらもう一度来たいな。今度はロープウェイの山頂公園から縦走し下山後は酸ヶ湯温泉にもつかりたい。雪中行軍の資料館にも行ってみたい。
というわけで67座目の百名山、八甲田山に別れを告げ岩木山へ向け車を走らせた。
夜が明けた。7月12日の朝である。昨日は僕を含めて4台しか停まっていなかっただだっ広い駐車場もボチボチ車が集まっていた。まぁ八幡平のスタートが完全なる一人旅だったのでこれにはちょっと安心した。
太陽は出ているけど山の上のほうはガスっている。登っている間にガスが晴れてくれればいいけど。
6時40分。スタートはここから。朽ち果てた(???)鳥居をくぐり登っていく。つーか天下の八甲田山の登山口がこれか・・・。
この山は熊がどうこうという注意書きはない。ひたすら火山ガスに関する注意喚起が続く。
スタート時点では晴れ間がのぞいていたものの上に行くに従いどんどんガスに近づいていく。とうとう突入してしまったか・・・。
その後 しばし歩いて地獄沢。ここで先行者に追いつく。
ここからはしばしがれ場が続く。
横を見れば硫黄が噴き出ている。
仙人岱を越え木道を歩く。下で見た通りのガスである。
もう真っ白。
頂上手前の池。この先でガスが晴れるのを待っていたご夫婦がいたけど僕はスルー。
そして頂上へ到着。67座目の百名山である。ごらんの通り辺りは真っ白。風も強くてじっとしてると非常に寒い。つーか僕の登山人生こんなのが多いわ。去年の吾妻山、磐梯山、蔵王の東北シリーズもこんな感じだった。つーか梅雨時に登るからこうなるのか???まぁとりあえず67座目の百名山に登頂した。
お腹も満たされレンタカー屋に向かう。車に乗り込みまずは暮れなずむ青森港でボーっとする。いやーいいね、青森。16歳の時に始めてきたけどいろいろ思い出があって懐かしい。大学生の頃はここで野宿したな。明日は車を弘前の営業所に返すのでこれでしばらく青森に来ることはない。寂しいけどしばしの別れである。
夕日を浴びる八甲田丸。
台風一過で明日は晴れそうだ。
再びレンタカーに乗り込み今宵のお宿・・・つーか寝床の酸ヶ湯温泉の駐車場を目指す。国道10号線を走っていると青森公立大の横を通った。ここの学校を受けようと考えていた時代もあったなぁ。青森の市街じゃなくて結構離れたところにあるんだな。願書だけ出した釧路公立大にしろ青森公立大にしろもしそこの学校に入っていたらどんなキャンパスライフになっていたんだろうか???なんか素朴で平和な時間が過ごせたような気がする。都会の刺激とは一切関係のない時間だったかもしれないけど。まぁそれはそれでいいと思う。
行きかう車などぜーんぜんいない道を行く。八甲田・十和田ゴールドラインという愛称の道である。山へ向かう時にはいつも思うんだけど前泊しようとするときなんかはいつもこんな道を通るんだけどなんか不安になるよな。そんな山道を走ると駐車場に到着。しかしなんか様子がおかしい。どう見ても酸ヶ湯温泉の旅館の駐車場の趣である。ネットで調べたところによると立派なトイレも完備されているというが完全に暗闇の中に見えるそのトイレはなんとも古めかしく不気味にたたずんでいる。停まってる車も山登りの車中泊という感じではなくどう見ても宿に宿泊するために停めてますという感じだ。しかもなんだか宿からの視線も感じる。どうにもおかしいので意を決してもう少し車を走らせることにした。すると間もなく進行方向右側にだだっ広い駐車場が現れた。「おぉ~ここだな。」
しかし真っ暗な中に停まっている車はわずか3台。しかも車内は真っ暗で人がいるのかいないのか全くわからない。ここに車を置いて山の避難小屋とかで泊まっているのか???普通は日帰りだと思うんだが・・・。時刻は金曜日の夜八時。天下の百名山、八甲田山の登山口の駐車場に車がわずか3台とはこれいかに・・・。とはいえ今日はここで泊まる。コンビニで買ってきた酒を飲みながら奇跡的にやっていたカープ対中日のラジオナイターを聞く。わが後輩、永川君が滅多打ちにあっており「こりゃだめだ」と気持ちが落ちる。そんな感じでまったくひと気が感じられない不気味な駐車場の夜は更けていった。