忍者ブログ

新 ぽんぽこブログおれ日記

Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > 登山 > 2014 夏山山行 東北シリーズ 其の4 八幡平 

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の4 八幡平 

気が重いがいざ出陣である。







この登山口が県境らしい。左が秋田ということは登山口は秋田である。




観光地化された山・・・つーか観光客向けの登山口なので地面は石畳状で歩きやすい。ただガスに包まれているのでビビりな僕的には不気味で不気味でしょうがない。冗談抜きで熊が出そうである。出発して間もなく分岐が現れる。ここは鏡沼方面へと向かう。

鏡沼









まだ雪で埋もれている。



 
後ろを振り返る。登山者ゼロ。熊が出そうでマジで怖い。




ちょっと歩いただけでもうすぐ頂上。






蒸の湯登山口への分岐。






やばいってこれ。絶対熊出るって。







熊が出そうな蒸の湯登山口への分岐を左に分け頂上を目指す。
 登山口からちょうど20分。あっという間に頂上に到着。う~む、なんというか・・・何の感慨もないな。別にこの山が悪いわけじゃない。数ある登山道の中で一番楽なルートを選んだ自分の問題である。地図を広げこれからのルートを確認する。まだまだ時間は有り余っているので源太森まで行ってみようかと思うもこの天気である。あたりの景色は真っ白で何にも見えん。こんなので行ったところで仕方がない。真っ白い世界が広がっているだけであろう。熊が怖いのでこのままガマ沼を通って下山することにした。


晴れていたら気持ちのいい登山道なのだろうというのは想像できる。




 やさしい山容の高層湿原である。





歩きながら考える。この八幡平。こんなのでいいんだろうか???全然山に登った感じがしない。昔、百名山のピークハントで霧ヶ峰の車山に登ったんだがその時の気持ちを思い出した。あの時は蓼科に登った後に登ったんだけど完全に百名山を一つ潰すためのピークハントであった。ただ頂上を踏むだけ。霧ヶ峰のいいところは全然見ずに頂上だけ踏んだ。虚しさしか残らん山行だった。それをまた繰り返している。いいのかな~こんなんで。そんな気持ちでガマ沼へと向かった。
ガマ沼では下から高校生ぐらいの軍団が次々登ってきた。駐車場を出発する前に修学旅行か遠足っぽいバスが駐車場に入ってきていた。その軍団なんだろう。それまで僕しかいないと思っていたのでなんかホッとすると同時に元気が出た。



ということでガマ沼から下山するのではなく八幡沼を周って下山することにした。ちょっとだけ遠回りである。





陵雲荘







見事な湿原である。晴れてたらと思うもこればっかりはどうしよもない。





八幡沼の湖畔・・・いや沼畔。





 しばらくすると初の登山者とのすれ違い。僕の下山ルートから登ってきた人たちだ。ホッとするとともに元気が出た。


精神状態というのは非常に重要である。ガマ沼で高校生軍団に出会うまでは熊の陰におびえながらのただただ気味の悪さばかりの山行であったが、周りに人がいるという安心感が周りの景色を一変させる。八幡平、雨だけどそれはそれでいいぞ。



八幡沼越しに凌雲荘を望む。






八幡平はがしがし登る山ではない。高層湿原の中を気楽に歩く山である。
 下山間近。こういう展望台があった。景色がいいらしいんだが・・・






今日はこのありさま。なーんにも見えん。






出発から1時間20分足らずで下山。最初は正直何の感慨もない山だと思ったけど、後半はしっとり雨に濡れた高層湿原を堪能した。がしがし登るだけが山ではない。やはり深田久弥が選んだけのことはあるいい山であった。








PR

PAGE TOP