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新 ぽんぽこブログおれ日記

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年末北海道 2015 其の14

チェックインし一休みしてからセイコーマートへ晩飯&明日の朝飯&昼飯を買いに行った。その後は紅白を見ながら飯を食い軽く飲む。こんなにまじまじと紅白を見るのは初めてかもしれん。もうすぐ2014年も終わる。今年はいろんなことがあったな。3月に東京に飛ばされるという話が出て五月に東京へ単身赴任。今住んでるマンションがまだ空いてなかったので最初のひと月は川崎駅近くのマンスリーマンションへ。その後晴れて現在の芝浦のマンションへと引っ越し。東京の支店は残業地獄と聞いていたので会社に近いところ、電車には一駅も乗りたくないということで会社まで10分というところに住んでるけどこの選択は正しかった。22時だ23時だという時間にヘロヘロになって仕事が終わり(いや終わってねーな。翌日の朝に持越し)ぎゅうぎゅう電車に乗って30分も40分もかけて帰るなんて考えられん。通勤時間が10分だからこんな毎日でも少しは自分の時間を持てた。しかし東京にいる間はこれがず~っと続くわけだな。うぉ~考えたくねー!!!!!来年はいい年になるのか???いや、ならんな・・・。そんなことを考えながら2014年は幕を閉じた。
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年末北海道 2015 其の13

2429Dの完全乗車証明書をもらい改札を出る。一年ぶりの釧路駅をパトロールしていると 「なにぃ~!!!」
いつもこの時間に値引きされた弁当を買っていた豆地蔵さんが閉店してた。マジでか~。いつからあったのか憶えてないけどここ数年は釧路に来るたびに弁当を買ってた。う~む、なんかさみしいな。

駅を出て今宵のお宿「ホテルラッソ釧路」を目指す。これまでの定宿、スーパーホテルから去年コンフォートホテルに浮気して今年は初めて泊まるホテルラッソ釧路である。貧乏旅なので一円でも安いところへと流れていくのである。今回は駅から多少歩くけど2泊で7000円。財布にやさしい宿である。今日気づいたことだがネット予約の場合1000円引きのクーポンがあった。しかしそれに気づかないまま予約してしまった。昨夜のホテルに続きショックなことである・・・。しかし気を取り直し地面が凍ってボコボコの街なかを歩きホテルを目指す。

今日の釧路は激しく雪が降っている。


フラッシュ!!!

ホテルに向かいつつ途中で何か食べようと思うも店はない。「こりゃ今日はコンビニ弁当だな」と思いながらホテル方面へと歩を進める。すると「おぉ~!!!」

なんか飲み屋街に出くわした。


こういうとこがあるのは本(荒木美紀子さんの「北海道に暮らす 道東編」)で読んだことはあったけどこれほどの規模のものだとは思っていなかった。


釧路に通って20年。恥ずかしながらこれまで用事がなかったのでここは初めての訪問である。


残念ながら大晦日のためほぼ全部が閉まってる。もし開いてたとしても一人居酒屋はちょっと厳しい・・・。


ぐるっと一周したけどほぼ飲み屋ばかりで(しかも開いてない)めし屋らしきものは皆無。唯一ラーメン屋があったけど閉まってた。


しかし釧路にこんな歓楽街があったとはねぇ。


札幌や旭川の歓楽街と比べたらそりゃ規模は小さいけどそれなりの規模である。

ちなみに目指すホテルラッソ釧路さんはどこにあるのかわからず散々近辺を歩き回り、目前のところで見つけられず散々迷った末に到着した。

年末北海道 2015 其の12

帯広を出発。旅は後半戦に突入する。秘境駅、稲士別とかに停車しながら列車は幕別へ。

ここで特急の通過待ち。外では兵庫の鉄ちゃんが徘徊してた。


はい通過。


通過~。


いや~かっこいい。

15時11分、池田に到着。かつてはふるさと銀河線との乗換駅。ふるさと銀河線が廃止されて8年。かぁ~8年か。もうそんなになるのか・・・。廃止の1年前の夏に北見から全線乗り通した思い出がある。今年は木古内ー江差間の江差線が廃止されそのうち残りの区間も3セク化される。昨日乗った日高線も含めその他の区間も存続が危うそうなところが散見される。ちょっと心配だ。
池田を過ぎてちょっと退屈してきたのでコンデジで遊んでみる。ちなみに今使ってるのは今年買ったオリンパスのTG-850。これまで使ってたフジの防水のコンデジを嫁に取られたので新調した。

アートフィルターのラフモノクローム。手前のガラスにピントがあったな。ピンボケでトイカメラみたいになった。


 きれいに撮るのとは一味違った味のある画ですな。


昔はカラーとモノクロを一つのカメラで撮ろうと思うとフィルムを交換しなけりゃなかった。こういう画をとろうと思ったらトイカメラで撮らなきゃならなかった。便利な世の中になったもんだ。


で、豊頃に到着。車窓を眺めていて思ったんだが、なんか不自然に木が倒れてるところがポロポロあった。中には重機が入ってるところも。何だろね。切り開いてなんか造るのか???僕的にはこのまま原野であり続けてほしいんだけど。


時刻は15時半。今日も日暮れだ。ぎんぎんぎらぎら日が沈む~♪♪♪
厚内を過ぎ車窓には太平洋が。ずっと内陸を走ってきてここで見える太平洋というのは何度見ても新鮮だ。

直別にて。上り列車と行き違い。

そして列車は尺別へ。ちょうど一年前の今日、尺別の丘でがっつり撮影した。1年ぶりに帰ってきたぞ。ここで特急の通過待ち。
 スーパーおおぞら10号が進入。皆さんお出迎え。


ほんとはレリーズでバルブ撮影しようと思ったんだが久々に登場のレリーズがまさかの不調。セルフタイマーでマニュアルで撮ったんだがシャッタースピードを2秒と間違えて20秒にしてしまった。真っ白に飛ぶかと思ったけど一応画は残っていた。

再び列車は釧路に向け出発。去年じっくり腰を据えて撮影したこの湿原を再び眺めようと目を凝らすも暗くてまったく見えず・・・。
白糠まで来るともうすぐ釧路だという感じで降りる準備とかで気持ち的に落ち着かなくなる。まだ30分以上あるんだけどね。フェリーで北海道から帰るときもそうだけど何時間も乗ってると最後の30分とかもう着いたも同然的な感じで落ち着かない。通勤電車の30分なんて余裕で寝てるんだけどね。


18時03分。ついに釧路に到着。今年も2429Dの旅を乗り通した。ん???「今年は」だな。去年は富良野から乗ったから。今年も幸せな時間を過ごすことができた。

ちなみに・・・ふと見ると兵庫の鉄ちゃんの荷物を滝川で話しかけられてた2人組の鉄ちゃんが持って歩いていた。「あれ???」って思って見ていたら改札氏に「連絡をもらってます」とか言われてる。何じゃこりゃと思ったらなんとあの兵庫からの鉄、池田で下車して2429Dに乗り遅れたらしい。つーか池田では1分も停車しないのに何であそこで降りたんだ???勘違い???まさかの展開に唖然くらってしまったが後からの特急でこちらに向かっているらしい。う~む、アホだな・・・。改札氏と2人組の話を聞いていると兵庫の鉄がお礼がしたいから2人組の連絡先を教えてほしいと言っているらしく2人組が了承していた。つーか池田で降りようとしたときにあの二人組は止めんかったんかいな???つーかその後は別々に動いていたのか???まぁオレ関係ないからいいや。というわけで釧路に到着。2429Dの旅が終わった。

年末北海道 2015 其の11

列車は釧路目指して走り始めた。お次のポイントは新得である。
落合を出るといくつかの信号場に停まりながら新狩勝トンネルを目指す。
そして列車は狩勝トンネルに突入。一人の鉄ちゃんが(つーか乗ってる人のほとんどが鉄ちゃんだが)「この中で石勝線と合流するんだ」と一人でブツブツつぶやいている。悪い人ではなさそうだけど友達になるにはちょっと勇気がいる人である。
狩勝トンネルを越え右へ左へとカーブしながら新得の町まで峠を一気に下る。毎度のことながらこの景色、言葉では言い表せないなんとも言えない寂しい風景である。


広内信号場。


そして列車は新得に到着。石狩から十勝に入った。12分停車するので改札を抜けてプラプラする。
キオスクでは例の兵庫からの鉄ちゃんが売り子のおばちゃん相手にそば饅頭がどうだのこうだの話をしている。

13時03分、列車は新得の駅を後にする。ここまで来ると僕の頭の中では帯広の影がちらちらする。帯広といえばあれである。今年もあれを食べるのだ。


列車は十勝清水、羽帯、御影と通過し列車は上芽室信号場に停車。ここで2本の列車の通過を待つ。

雪 煙を巻き上げながらまずは滝川行きの普通列車が通過。

 続いて札幌行きのスーパーとかちがやってきた。


通過~。

2本の列車を見送って列車は再び走り始める。帯広の市街地に入り帯広貨物駅で停車。ここで乗務員の交代を行う。



お疲れ様でした~。


そして14時13分、列車は帯広に到着。ここでは22分停車する。

列車を降り改札を抜けあれを買いに行く。あれとはそう、帯広名物ぶた丼である。

帯広に来たらこれしかないでしょ。傍らには黒ラベル。北海道にいる間はサッポロのビールしか飲まない。
22分の停車時間はあっという間に過ぎ列車は出発。そして僕は弁当の紐を引き「しゅ~!!!」という音とともに熱せられる弁当を眺めてニヤニヤする。

 おぉ~うまそう!!!アツアツの炭焼ぶた丼。で、「うまーい!!!」あっという間に平らげる。黒ラベルもうまい。アルコールも入り「楽しいな~」って感じで2429Dの旅はまだまだ続く。

年末北海道 2015 其の10

富良野を出発した列車は雪景色の中を走る。そして12時05分、列車は落合に到着。ここで20分停車する。
落合はこの2429Dの旅ではとっても思い入れのある駅だ。つーか落合駅・・・ストレスまみれの日常でこの駅のことを思い出すと思わず遠い目になってしまう。


 みんな列車から降りて思い思いの時間を過ごす。以前この2429Dの旅で一緒になった人が「定点観測」といいながら写真を撮っていたのが印象深い。僕もほぼ毎年、この落合駅で「定点観測」をおこなっている。


跨線橋から。他の人にはわからんだろうけど僕的には心に染み入る風景だ。

幸せな気持ちで定点観測をしてると「え???えぇ~!!!」
 なんと反対方向から列車がやってきた。

 もう十回くらいはこの列車で旅をしてると思うんだがここで列車交換したという記憶がない。実際はあったかもしれないけど憶えていない。「ここでは来ない」という思いしかないのでこの予想外の展開に正直焦った。

 上り列車はこの雪原を行く。写っているのは2429D。


行ってらっしゃい。頑張れよー。


上り列車が発車して静かになったホームでのんびり過ごす。ほかのみんなは車内に戻った。


いやーいいわ。来年の年末年始にもまたここに戻ってきたい。

発車の時刻が近づき僕も列車に戻る。わずか20分であったけど幸せな時間だった。つーか今度はここで途中下車して思う存分満喫しようかな。つーかそれいいな。うん、それいい。そして列車は再び走り始めた。

年末北海道 2015 其の9

釧路に向け滝川を出発。

東滝川に到着。ここで快速とすれ違うかと思いきやそのまま出発。時刻表で調べればわかることなんだけどいちいちそこまではしない。


その快速とは赤平ですれ違い。


毎年ちょいちょいダイヤが変わるんだな。

 野花南。去年はここで立ち往生してたな。

島ノ下。富良野が近づく。

そして富良野に到着。


ラッセル車がお休み中。


お約束のサボをパチリ。


 富良野といえばこの連結作業。

 函館同様、富良野ではこの作業に立ち会わなければならない。


 こんな感じでガッチャン。

ところで僕は席を移動することにした。2両目のボックス席だ。もといた車両にもボックス席の空きはあった。しかし・・・どうしても移動したい理由があったのである。それは滝川駅から始まった。一人の饒舌の鉄ちゃんがいた。その男は兵庫から来たという。「兵庫」といういい方から神戸ではないと思われる。(神戸なら「神戸から来た」というと思う)
で、枕崎から稚内まで向かうというその鉄ちゃんは非常に声が大きいので話し声が全部聞こえる。一人旅なんだがひょんなことから通路を挟んだ隣の別の鉄ちゃん二人組と話し始めた。ちなみにこちらの鉄ちゃんはネットつながりらしく40代と20代で非常に常識的な人たちであった。で、この兵庫からの鉄ちゃんは枕崎からこれまでのことをでかい声で饒舌に話す。最初は聞いてて楽しかったのだが(広島から新潟まで一日乗り通したとか)そのうちやれJR九州のコンパニオン(客室乗務員のことだと思われる)はブスばっかりだのワゴンサービスのない特急のことをエサなし特急と呼んであーだのこーだのもう聞くに堪えないことばかり言っていた。「こんな奴と同じ車両にいたらせっかくの旅情がぶち壊される」というわけで増結された車両に移動したのだ。ちなみに僕と同じ気分になった人は他にもいて「あれは強烈だ。」「ついていけない。」と移った車両の僕の前の席後ろに座ったご夫婦は苦笑いで話していた。富良野で19分停車した列車は釧路に向けて再び走り出す。ここから先は車内もゆったりして僕が求める旅らしい旅となる。うるさい鉄ちゃんとも離れて幸せな時間が始まった。 
   

年末北海道 2015 其の8

 12月31日。旅2日目である。朝6時過ぎに起床。今日は鉄旅のメインイベント、2429Dを滝川から釧路まで乗り通す。去年は富良野からの乗車だったけど今年は始発から終点まで乗り通すのだ。
出発が遅くなったので雪&信号のある地上ではなく地下を行く。


 地下鉄の札幌駅。都市の風景って感じだな。

JRの札幌駅に到着。僕が乗るのはおなじみの7時01分発の滝川行き。


むむむ~。そう来たか。いつもの711系ではなく721系。711系は2014年度をもって引退。すでに車両の入れ替えが始まっていると思われる。

7時01分、列車は滝川に向け出発。しかしまぁ毎年のことながら札幌から滝川方面って雪が多い。函館線だけでなく石北線も宗谷線も留萌線も富良野線も・・・とにかく道南や太平洋岸の路線以外全部だな。まぁ北海道なんだから当たり前か。

まぁ昨日の日高線なんかの太平洋側の路線と比べちゃいかんけど。


毎年こんな感じだな。


江別駅。

 昨日は雪が少ないところの旅だったから1年ぶりのこの景色に「北海道だねぇ」と感じる。

 
岩見沢に到着。


向こう側には室蘭線のキハ40が停車中。


いいねぇ。


後ろから来た網走行きオホーツク1号が到着。


おっ、向こうにも2連のキハ40。

7時56分、列車は再び滝川に向け走り始めた。滝川に近づくにつれどんどん雪深くなる。

美唄も雪深い。 
  
8時34分、列車は定刻通りに滝川に到着。


ここも雪が多い。

2429Dの発車する9時36分までは撮影タイム。 

まずは稚内行きのスーパー宗谷1号。


発車~。


気をつけて~。


お次は新得からの普通列車。終着駅に到着する場面をパシャ。


到着!!! 


そしていざ奴を待ち構える。

 と、その前に腹ごしらえ。初めて北海道に来た21年前からここのお店にはお世話になっている。

 9時36分発、釧路行き。列車番号2429D・・・ん???おぉぉぉぉ~!!! 
 
なんとここで711系とご対面。実は岩見沢の駅でもこいつを見かけた。しかし・・・ちんたらしてたらいつの間にか姿を消していた。今度はどこか行く前に確実にカメラに収める。

そして1番ホームへ。2429Dは富良野までは単行で進む。富良野へ向かう乗客が多くいつも混み合うため早めに並ぶ。

発車間際になると後部のドアはこれくらいの待ち客。


 全部もそこそこ多い。僕の前の人、完全冬山武装である。芦別岳かな???


 そして釧路行き2429Dが入線。今年も楽しい長旅が始まる。

年末北海道 2015 其の7

時間短縮のため一区間だけ特急で移動する。17時56分発、函館からのスーパー北斗11号である。
で、走ることわずか15分で南千歳に到着。
 お次は18時22分発の快速エアポートである。


おなじみの南千歳。


エアポート入線。733系ではなく789系のスーパーカムイであった。
このエアポート、年末のこの時間帯ということもありデッキまで人があふれていた。こりゃたまらんということで次の千歳でホームに降り他の車両に移動する。しかしそこもぎゅうぎゅう詰め。逃げ場を求めてデッキから通路に移動するとそこには普通にスペースが。何だろね。あんな狭いところに閉じこもらなくてもみんな通路に移動すればいいのに。そうすりゃみんなハッピーだ。
18時40分。列車は札幌に到着。

北海道一、いや東京以北最大の大都会である。
さて、まずは今宵のお宿札幌すみれホテルへと向かう。去年は地下道を通って行ったけど地下はつまらんので今年は地上を歩いていく。


札幌駅。正面から。

 ところどころ雪でボコボコになった道を歩きすみれホテルに到着。

チェックインをすると禁煙のシングルに空きがないということで今年も去年に引き続きツインの部屋に泊まれることとなった。いやーラッキーである。ちなみにフロントのカウンターにJAFの優待のお知らせがあったのでJAFの会員カードを見せるとどうなるかと聞いてみるとなんと10%引きになるらしい。くそ~持って来てりゃ一泊2880円になってたのに・・・。
部屋に入りi-Padで晩飯の店探し。ラーメンな気分なのでラーメン屋を検索。当初は久々に味の時計台に行こうと思ったけどホテルの近くにあるお店を見つけた。ここから150mとかって書いてある。つーかネットってスゲーな。今いる場所とかわかるんだな。


で、そのホテルから150mというのがこのお店。久楽さんである。ここが本店らしい。

中に入ると椅子に座って待ってる人が4人。店内を見ると余裕で席は空いているんだがなんか待たされた。でもっておひとり様席に案内されメニューを見る。ここもよそのお店同様ラーメンの種類が多い。スープが塩、味噌、醤油と北海道の3台ラーメンがすべてラインナップされている。北海道のラーメン屋って味噌なら味噌、醤油なら醤油って1種類で勝負しないんだな。去年旭川のラーメン屋で初めて知ったんだけどここ札幌でもそうだった。サンプリングした件数は少ないんだがほかの店でもそうに違いない。たぶん・・・。


で、僕は味噌を選択。正直味噌ラーメンはそんなに好きじゃないんだけど札幌で塩とか醤油はいかんだろうということで頑張って味噌にしてみた。
そしてそのお味は・・・うん、うまい!!!普通にうまい。スープもあつあつで美味しかった。

お腹も心も満たされて店を出る。まだ時刻は20時過ぎ。ホテルに直帰するのも物足りないので札幌の街を徘徊して帰ることにした。

まずは大通公園へ。


札幌のシンボル、テレビ塔である。

手前の木のイルミネーションがくるくるっときて。







はい全開。テレビ塔自体も色がころころ変わる。


もういっちょ。

そしてすすきの方面へと向かう。

狸小路。広島でいうところの本通みたいなもんである。


で、すすきのに到着。「お~いお~い北海道~♪♪♪」の音楽が流れてるビルである。


こっちの角度から。


そしてもう一つのすすきのの顔、ニッカのビル。


これぞ札幌。すすきの交差点の主って感じですな。

ここでUターンしてホテルへと向かう。

狸小路4丁目。2丁目よりもちょっと華やかだ。


2丁目方面を望む。


で、締めは時計台。


 夜中でも容赦なくゴンゴン鐘が鳴り響く。近所の人はうるさいだろうな~・・・ってまぁ慣れるか。つーかそもそもこの辺に一般の住居はないか。

ホテルに戻る。今日はほとんど寝てないし明日の早い。とっとと寝よう。

ちなみに先ほどのラーメン店、久楽さんはこの部屋からも見える。さすが150m。近い。

年末北海道 2015 其の6

改札を抜ける。ここ様似駅に来るのは18年ぶりである。あの時は襟裳岬に行き、その後広尾駅へ。そのあとまたここへ帰ってきた。

委託だけど有人駅。前来た時の記憶とかはあんまりない。駅の横が農協か地元の物産店だったのは憶えてる。腹が減ってたんで弁当かなんかを買おうとしたんだけど売ってなくてなんか違うもん(お菓子かなんか???憶えてねーや。)を買ったと思う。その後静内まで腹減ってたのを我慢したような気がする。

札幌まで4千円か。大阪から名古屋に行くよりも遠いな。

 駅舎全景。隣は観光案内所か。何かのお店だったような記憶だったんだけど・・・。


バス乗り場。今日も襟裳岬に行こうかと思ったんだけど出発前にざっと調べたところ岬には行けるけどここまで戻ってこれないようだったのであきらめた。


あれがアポイ岳か??? 前に来た時には山にまったく興味がなかったので名前も知らんかった。変な名前だったんでうっすら記憶に残ったけど山をやるようになってあの山があんなにメジャーな山だと初めて知った。いつかは登るつもりである。


車止めから。これぞ終着駅って感じである。


もういっちょ。


画的にはこちらからのアングルの方がしっくりくるんだけど右側の車たちがうるさい。まぁそんなことは一旅人の僕がどうこう言う話ではない。この町、この駅はここに住んでる人たちのものである。

折り返しまで小一時間あるのでのんびり過ごす。

よこがお。


もう一回車止めから。国鉄時代は今よりももっと利用客がいて車掌も乗務してたんだろうな。正直「ワンマン」の表示ってバスっぽくてあんまり好きじゃない。


出発の時間が近づいた。日高の山々と太平洋に囲まれた様似の駅ともお別れである。次はいつ来られるのだろう。その時までこの日高線は残っていてくれるんだろうか???

14時34分、列車は苫小牧に向けて出発。まだ丸々片道の旅が残ってるけど今日は日高線に乗ってよかった。様似に来てよかった。室蘭線のどこかで撮影をしようかとも思ったんだけど今回はこの選択でよかった。北海道にはもう何十回と来てるけどやりたいことはいくらでもある。来年は石勝線の滝ノ下信号場で撮影したいななんて思いながら車窓を眺める。

貯木場のような西様似


帰りも当然海沿いを走るんだが、来るときはさんさんと輝いていた太陽も西に傾き少々物悲しい。


まだ15時前だが冬の北海道での日暮れは早い。


昆布を干す浜から。

絵笛に到着。ここは山の陰に入って日が当たらない。

寒々しい景色なんだが何食わぬでお食事中の馬君たち。

時々見送ってくれる奴もいる。 

 再び日のあたるエリアへ。牧場の夕景。

 荻伏。ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む。
  帰りも本桐で列車交換。

  様似を出発して走ること1時間23分。静内に到着。 


ここで列車交換をして16時10分発。停車時間は13分だ。


様似行きの列車が到着。


 腹が減ったので駅ナカのおそば屋さんへ。

車内持込み用の容器で購入。車窓を眺めながらの温かいそば。最高にうまかった。

窓の外ではお日様が完全に姿を消した。

来るときはけっこう混み合っていたこの区間も帰りはのびのびと過ごせた。旅人的には快適なんだがこの路線を維持するためにも地元の方々には積極的に利用してほしい。
そして定刻の17時53分。北海道の旅初日のメインイベント 、日高線の旅が終わった。


 
 
 
 
 
 
 

年末北海道 2015 其の5

10時18分、列車は様似に向けて出発。しばらくは勇払原野を走る。鉄橋をいくつもわたるけど下を流れる川は凍ってる。このあたりは雪は少ないけどその代りに気温は低いんだろうか。
車窓からの写真を撮りたいんだが席が通路側なので撮れない。隣の親子のお母さんの方が気を使ってくれて子供を自分の隣に座らせて僕に窓側の席を譲ろうとしてくれるけど「いいですよ。ここからでも十分見えます。」とやせ我慢的なことを言ってしまった。
ところでこのちびっ子。3歳くらいかな。いろいろ僕に話しかけてくる。うちの下の子と同じくらいの子だ。
浜厚真の手前で大きなフェリーが現れた。苫小牧東港である。だだっ広い原野の中にいきなりこんなのが現れるとものすごいインパクトだ。ただ写真が取れないのが残念。
しかし・・・もう我慢はやめた。カメラを取出し写真を撮ることにした。

日高門別の手前。原野の向こうに太平洋が広がる。

そんでもってここまで何度か遠慮し続けた窓側の席もここにきて「すみませんねぇ。んじゃ遠慮なく。」と向こうのご好意に甘えさせてもらことにした。

厚賀付近。海がキラキラ輝いている。


太陽サンサン。

判官館を突き抜けて列車は新冠へ。前来た時はここらで列車が高校生軍団に占拠された記憶がある。11時51分、列車は沿線最大の町、静内に到着。多くのお客がここで下車。向かいに座っていた親子もここで下車。お礼を言ってここでお別れ。
 

いや~いいお顔。やっぱりいいわキハ40形の旅。

静内の駅に来るのは2回目。前も思ったけどこの沿線ではずば抜けて大きな駅だ。唯一といっていいほどの町らしい町である。
時刻はちょうどお昼。車内に戻って楽しみなあれを取り出す。

そう、苫小牧の駅で買ったほっきめしの登場だ。


おぉ~!!!これは素晴らしい!!!食べ応えのある厚めのほっき貝の炊き込みごはんである。うまそ~。
去年は室蘭で母恋飯、そして今年は苫小牧のほっきめし。2年連続でほっき貝の駅弁だ。いや~前からこれを食べてみたかった。お味の方は文句なくうまい!!!見た目通りとても食べ応えのあるほっき。炊き込みご飯もうまいし脇を固めるお漬物もいい仕事をしている。大好きなキハ40のボックス席を独り占めして食べる駅弁。最高である。

 12時10分、列車は再び走り始める。随分とゆとりができた車内。ボックス席を独り占めしてぼーっと車窓を眺める。いや~いいね。「旅しているなぁ」って感じる。


 列車は海から離れてお馬さんエリアへ。
 

 牛もいるけど


 圧倒的にお馬さんの数が多い。

 本桐で列車交換して列車この旅のクライマックス、絵笛へと入っていく。


広~い放牧地が現れ始めると

 いよいよ核心部分に入っていく。

 あっちにも


こっちにも


ここにも


あそこにも


もうお馬さんだらけである。


根室線の根室付近や釧網線の釧路湿原の中なんかは


シカばっかりだけど


 ここは馬ばっかりである。

初めてこの日高線に乗ったとき、自分の旅ノートに「日高線の沿線は人の数よりも馬の数の方が絶対に多い」と書いたことを思い出した。

 そして絵笛に到着。昔ドラマでやってた「天国への階段」の舞台となったところである。正直僕的には浦川は印象に残っていたけどこの絵笛駅の印象はなかった。この辺りの風景は強く印象に残っていたけどそれは「絵笛」ではなく「浦川」という認識だったのでドラマで「絵笛」という言葉が出てきたときは初めはピンとこなかった。


 列車は再び海沿いを走る。


 ここ憶えてるなぁ。前に来た時はここらで昆布を干してた。間違いない!!!たぶん・・・。


そして列車は終点の様似に到着。


この先にレールはない。終着駅である。

5月に江差線が廃止になってこの手の味のある終着駅が一つ姿を消した。北海道だと増毛と新十津川くらいかなぁ、この雰囲気を醸し出すのは。
函館は華やかすぎるし、稚内も今やきれいになりすぎた。室蘭は特急が乗り入れてくるし・・・。根室はまぁまぁかな。
駅の横に駐車場があって車がいっぱい止まってる。う~む、前来た時にこんなのあったっけ???まぁなにはともあれ17年ぶりの様似駅再訪である。

年末北海道 2015 其の4

9時13分、終点の苫小牧に到着。乗り換える日高線の様似行きは10時18分発。その間は駅構内での撮影タイムである。
さっそく目についたキハ40を撮りに行く。向かっているとキハ40の運転士に「お客様が向かっているので待つように」との業務放送が入る。この時はまったく気にしていなかったんだがホームに着くとこの「お客様」というのが僕のことであることがわかった。

のんびりカメラを構え撮影しようとすると運転士さんの姿が見えた。ようやく業務案内が自分のことであることに気づく。「わわわぁ~」
「僕、乗りません!!!」の意思をはっきり示すと列車は発車。すんません。ご迷惑おかけしました。

ちょっとタイミングが悪かったな・・・。こちらは撮らせてもらってる側なので運行に支障が出るようなことはやっちゃいけない。ほんと悪気はなかったんですけど・・・。
 

いきなりやってしまったが気を取り直し撮影続行。お次は函館行きの北斗6号。

 いずれ新幹線が札幌まで開通すればこの列車もなくなる。


引き続いて札幌行きすずらん3号選手の入場!!!


いつのころからかこいつがすずらんに充てられるようになったな。


ちょいちょい間隔をあけながら列車はやってくる。今度は静内からのホリデー日高。


 折り返しで様似行きになるのかと思ったらどうやらいったん引き揚げる模様。


サボはない。「日高本線」と直に書かれている。

 昔これのNゲージを買おうと思ったけど正直日高線にそこまでの思い入れがなかったのでやめた。

 
後ろから。


いったん引き込み線に引き揚げる。つーか王子製紙の煙突、すごい存在感だ。


苫小牧のシンボルだな。


お次の登場は倶知安からの列車。この列車、小樽で電車とつながってDC+電車という珍しい編成となる。時刻表をよく調べたらこの列車に乗っても日高線には間に合った。乗ってみたかったな、これ。


そしてさっきご迷惑をかけた糸井行きの折り返しが帰ってきた。


この辺から短い間隔で列車の発着がある。室蘭行きすずらんが到着。   
 

行ってらっしゃい。


最後に10時10分発の東室蘭行きを見送って苫小牧駅での駅撮りは終了。


通路で売ってた駅弁を買い込み日高線のホームへ。撮影しつつここのホームの様子をうかがってたけど車内はそこそこの混み具合。ボックス席を占領できるとか考えてたけど甘かった・・・。立つのは嫌なので4人掛けに向かい合って座ってた親子の隣に座らせてもらうことにした。

年末北海道 2015 其の3

  荷物を受け取り空港を出る。いよいよ旅が始まる。







8時16分発の快速エアポートで南千歳に向かう。


733系。今やこいつが快速エアポートとなってるのか。

列車は札幌に向け出発。南千歳で苫小牧行きを待とうかと思ったけどそのまま千歳まで乗って千歳で撮影することにした。


千歳に到着。まずやってきたのは帯広行きのスーパーとかち。

 通過~!!!


いってらっしゃ~い。


続いてやってきたのは・・・


 夕張からのキハ40


折り返しで追分行きとなる。


お次は単行の赤いくまさんが接近。


猛スピードで通過~!!!


雪煙を上げながら走り去った。つーかピンボケだな。手前の雪にピントが合ってるわ。


じゃんじゃん列車がやってくる。お次は733系。


こういう風景を見ると札幌近郊だなと感じる。

 しかしいいねぇキハ40。毎年言ってるけどいつまでこんな光景が見られるか。今より増えることはない。徐々に減っていく一方だ。

 そのうちサボをつけた列車も絶滅するんだろうな。ぜーんぶ電光掲示板に変わってくんだろうな。

 う~ん、乗りたい。しかしこれよりも先に出る列車で苫小牧に行かねばならん。しかし「いや、待てよ」
時刻表をめくり追分から室蘭線で苫小牧に行けないか調べる。結果は・・・残念。やっぱ無理でした。僕が乗る予定の日高線には全然間に合わない。


そうこうしてるうちに苫小牧行きが接近。


僕の中ではこの721系は快速エアポートなんだけどな。今や各駅停車に格下げだ。


721系とキハ40形。どちらも僕が大好きな列車だ。

721系苫小牧行きに乗り込み終点の苫小牧を目指す。

 物語がはじまる・・・か。その代り江差線、トワイライトエクスプレス、北斗星・・その他もろもろ古き良き時代のものが消えていく。きっとカシオペアやはまなすも。

千歳では激しく降っていた雪も苫小牧に近づくにつれ止み、上空は青空が広がりはじめた。

年末北海道 2015 其の2

空港に到着し搭乗手続きを済ませる。座席を指定しようとしたら窓側は全部うまってた。つーかチケットを予約した時点で座席の指定をしとかなきゃいけなかったな。座席は3列シートの通路側という景色もくそもあったもんじゃないところに座ることとなった。
話は変わるけどまぁさすがは天下の羽田空港。全国各地へひっきりなしに飛行機が飛んでいく。出発案内のモニターは短い間隔でびっしりとうまっている。ここからなら日本全国どこへでも飛んで行けそうだ。

ちなみに僕が乗るのは6時25分発の札幌行き。


搭乗口でしばし待機。

椅子に座って搭乗の案内を待っていたら初めて聞くアナウンスが流れた。僕が乗る便は搭乗予定の人が座席数を上回ってるらしい。で、違う便に変更してもらえる人は申し出てほしいとのこと。つーか座席数より搭乗予定の人が多いってどういうこと???そんな予約の受け方ってあるんかいな???
 そして便の変更に協力した人には7500マイルか1万円をくれるらしい。うひょ~!!!一万円くれるってか。変更後の便は7時発の8時半千歳着。急いで時刻表をめくって千歳からのダイヤを確認する。今日は日高線を往復し札幌に向かう。当初は苫小牧から長万部の間のどこかで撮影をしようと思っていたが検討の結果、のんびり日高線に揺られることに決めた。で、確認の結果到着が30分遅れても今日の行程にはまったく影響がないことが判明。というわけでいそいそと搭乗口のお姉さんに便の変更の協力を申し出る。そして「あの~一万円もらえるんですよね???」
しかしここでよくわからんお返事が。この便変更というのはまだ確定ではなくこのまま6時25分の便に僕が乗っていくこともあるとのこと。ん???なんじゃそりゃ。僕以外に申し出たやつはいないんだけど・・・。
結局便の変更とはならず6時25分の便に搭乗。いや~一万円欲しかったなー。

予定通りに僕の乗った便は羽田を飛び立った。機内では寝たり機関誌やショッピングの本を見たりして過ごす。途中で耳が痛くなる。僕は耳抜きができなくていつも「うぉぉぉ~耳いてぇー!!!」と思いながらも着陸するまで必死に我慢していた。しかし今日は意を決して耳抜きをしてみる。「ばりっ!!!」
生まれて初めて耳抜きができた・・・が、片っぽの耳だけ。その後何度も試みるけどどうしても片っぽしかできない。誰かうまくやれる方法を教えてくれい・・・。


そして我が飛行機はあっという間に千歳に到着。いやーあっけない。あっけなさすぎる。1時間半で北海道へ。新幹線に乗っても1時間半じゃ東京から名古屋にも行けんぞ。
いつもなら関西からではあるが北海道へは二日がかりで入っていく。なのに今回は1時間半。正直旅情も何もあったもんじゃない。しかし今年はどうしようもない。休みが四日しかないのだ。時間をカネで買う・・・やむを得ないことなんだけどやっぱ北海道へは鉄道かフェリーで向かいたいもんだ。

年末北海道 2015

今年の年末年始も恒例の北海道に行ってきた。今年は休みがたったの5日。しかもいろいろあって今年の北海道への旅はたった4日しかなかった。何と悲しことよ・・・。
時間がない&青森ー札幌間の夜行がすべて運休となったため今年は大枚はたいて飛行機で往復することとなった。
12月30日4時35分。最寄りの田町駅より始発の山手線で浜松町へと向かう。昨夜はなんだかんだで遅くなって、寝る時間が夜中の1時となってしまった。この状態で横になって寝たら間違いなく起きれないので電気をつけたまま座椅子で寝た。今日は6時25分発の札幌行きの始発便に乗る。死んでも寝坊するわけにはいかなかったのだ。

浜松町に到着しモノレールの乗り場に向かうもまだ改札が開いていない。初めは閑散としていた改札前も始発の時刻が近づいてくるとだいぶ人が集まってきた。

そして4時50分、改札が開き乗客がなだれ込む。

車内はぎゅうぎゅうになるのかと思いきや全然余裕であった。

定刻の4時58分、モノレールは羽田空港に向け出発。いつも見慣れた風景を上から見下ろすのはちょっと新鮮だ。当初、浜松町ではなく天王洲アイルから乗車しようかとも考えていた。僕の家から見ると浜松町というのは羽田に向かうのとは逆方向なのである。とはいえモノレールの駅間というのはめちゃくちゃ長くて浜松町の次は天王洲アイルまで一つも駅がない。我が家のすぐ近くを通っているにもかかわらず浜松町まで後戻りするか天王洲アイルまで30分以上歩くしかないのである。しかしは浜松町から乗って正解であった。この始発の列車は快速運転で天王洲アイルはすっ飛ばす。必死こいて天王洲アイルまで歩いてもその目の前を猛スピードで通過してしまうのだ。


羽田空港国際線ビル駅に到着。5時過ぎだというのにホームにはたくさんの人たちが。海外から帰ってきた人たちか???


そして列車は終点の羽田空港第2ビルに到着。僕はANAに乗るのでこの駅が最寄となる。
というわけで羽田空港に到着。いよいよ北海道への旅が始まる。  続く

グレートトラバース 一筆書き踏破達成スペシャル

今日、昨日録画していた「グレートトラバース 日本百名山一筆書き踏破達成スペシャル」を見た。今回は田中陽希と応援団のお二人を加えた3人でこの旅を振り返るというもの。収録の場所はどういうわけか清里であった。
それはそうと今回も面白い放送であった。これを見ると自分も頑張らにゃならんなと思う。そして来年の初めからは月~金で毎日15分のグレートトラバースが始まるという。時間は朝の7時45分から。こりゃ毎朝楽しみだ。

総括!!!今年の山行

今年もこのシーズンがやってきた。いつもは六甲の全縦をやった後、シーズン終了となるのだが今年は最後の最後で北ヤツの天狗岳に登った。関西にいたらこれはなかったな。

まずは5月。GWに上のチビと北アの横尾にキャンプに行った。上高地からスタートし2泊3日。なか日は雨降りで1日テントの中だったけど楽しかった。しかし印象に残ったのは夜がめちゃくちゃ寒かったこと。シュラフは上のチビに渡して僕はシュラフカバーで寝たんだが・・・いや正直寒くて寝れなかった。持ってきたダウンだの雨具だの着れるものはすべて着てやっとギリギリ寝れるレベル。その昔、夏の白馬でシュラフを忘れるというアホなことをしてしまったんだがその時も寒くて寒くてたまらなかった。季節と場所にもよるけどやっぱシュラフカバーで寝るのは厳しい。ちなみに最終日は無事に晴れて雨の中を歩く羽目にはならなかった。
 

5月には東京へ転勤。来て早々、最初の休みで男体山へと向かった。2014年一発目の百名山である。地図とコースタイムを見て「余裕かな」と思ったもののどうしてどうして。二荒山神社から登り始めたもののこのコース、掛け値なしの直登コースであった。上の方はガレガレのがれ場。このがれ場では下りで転倒した人がいてヘリが出動していた。ここで転倒したら厳しいなというところだった。ちなみに天気は快晴。中禅寺湖がきれいに見下ろせた。
  
その翌週は高尾山へ。東京に来たら一度は行ってみたかった。本当は陣馬山方面へと縦走をしたかったけどこの日はちょうど大井ふ頭でロードのツアーオブジャパンが開催されていた。山も登りたいがTOJも見たい。というわけで大急ぎで山頂へ向かいそのまま下山。登山口から山頂まで1時間かからなかった。あまりのあっけなさに少々物足りなかったけどやむを得ない。その後TOJに向かったけど終盤の残り3周くらいで現場に到着。高尾山とTOJ、両方参加はできたけどどちらも物足りない結果となってしまった。
 

6月は仮住まいだった川崎のマンスリーマンションから今住んでる東京港区のマンションに引っ越し。川西に帰ったりなんだかんだで山行はなし。

そして7月。北アルプスで最後に残っている黒部五郎をやろうとしたけど超大型台風の直撃により行先を東北に変更。黒部五郎の無念を晴らすべく日帰りで登れる山をアホみたいに登り3日で4座稼いだ。
初日。夜行バスで盛岡に向かいまずは八幡平へ。背後から大型台風が追いかけてくるという最悪のシチュエーションの中登山口へ向かう。登山者皆無の駐車場を出発し熊の気配に怯えながら進むと20分ほどで山頂へ。サルでも登れるコースを選択しといてこういうことを言うのはなんだがこれまで登った百名山で一番あっけない山頂だった。


翌日は八甲田へ。台風は温帯低気圧に変わったもののこの日も天気は悪かった。山頂はガスで何にも見えず。自分の雨男・ガス男ぶりにがっくりしたものの下ってる途中から天候が一気に回復。あまり下調べをしていかなかったので突如現れた高層湿原に感動しながらの下山となった。



下山はこの天気。数時間でこの変わりっぷりであった。

下山後はその足で岩木山へと向かう。予想よりも時間がかかってしまいレンタカーの返却時間が迫る。やむを得ずリフトで上まで上がり大急ぎで山頂を往復。劇的に回復した天気も岩木山の頭の部分だけすっぽりとガスに覆われる悪夢のような状況で気温は低いわ風が強いわで非常に寒かった。八甲田も岩木山も完全にピークハントのための山行となり大いに虚しさも感じた。百名山を完登したらもう一度ゆっくり登ってみたいと思った。
 

3日目は出羽三山の月山へ。この山は当初予定していなかったけど数を稼ぐために強引に入れた。ここも完全にピークハントのためだけにやってきた山である。雨降りの中の登山であったがガスがなかったため、周りの景色は良く見えた。これまでの八幡平、八甲田、岩木山とは違い多くの登山者が歩いており、精神的には一番楽だった。山頂からの景色を見るにつけ「東北の山も雄大だなぁ」と実感した山行であった。



なかなか雄大。
 
7月は2週続けて東北の山々へ。再び高速バスで盛岡へ。初日は花の名山早池峰山へ。梅雨時に行くから仕方ないのかもしれんがこの日も雨。コースタイムを見て余裕かと思ったこの山も、登りに使った河原の坊からのコースがなかなかの急登で少々苦しめられた。少なくともハイキング的なルートではなかった。下山後はバスが来るまでの待ち時間がめちゃくちゃ寒くて「早く来てくれ~」と思いながら縮こまってた。


翌日は岩手山へ。この日も朝から天気が悪く全く気が乗らない。駐車場にも車が停まっておらず正直「登りたくねぇなぁ~」と思ってしまった。とはいえここまで来て敵前逃亡するわけにもいかず出発時間を少し遅らせて出発。ガスガスの中を登りたどり着いた山頂もガスで真っ白。おまけに風も強い。お鉢巡りをしようとしたけどホワイトアウトのような状態で歩く意味を見いだせず早々に山頂に引き返してしまった。この山は往復に7時間以上要した。久々の7時間を超える山行に少々疲れた。



8月は最後の最後で日光白根へ。この山は雪のある時期に訪れようと何度か考えたけど結局この時期に訪れることとなった。当初は丸沼からロープウェイで上まで上がり日光湯元温泉まで縦走しようと思ってたけど、まさかの時刻表の見間違えでスタートが大幅に遅延。結局丸沼の往復となってしまった。天候は良くなかったけど雨は降らず山頂からの景色は楽しむことができた。



五色沼を望む。

9月は血ヘドを吐くほど働かされ毎週土曜日が出勤。連休がない地獄の月間であった。とても山どころではなくこの月は山行はなし。

10月も引き続き地獄の日々が続く。しかし最後の最後で奇跡の2連休となり武尊山へ。ここは鎖場にビビってなかなか足が向かなかったけど意を決して出陣。行ってしまえばビビっていた鎖場は大したことなく、天気も快晴で最高の登山日和となった。


11月は恒例の六甲全山縦走大会。最終で東京へ戻らねばならなかったので苦渋の決断でスタートは妙法寺から。しかしひざ痛でペースがどんどん落ちガーデンテラスで涙の途中リタイヤ。途中スタートにもかかわらず屈辱のリタイヤという完全不完全燃焼の大会となってしまった。時期的に仕事が超繁忙期ではあるけど来年はトレーニングをしてリベンジを果たしたい。



そして先日の北ヤツの天狗岳へと続く。今年は百名山9座に登りこれまで登った百名山は73座となった。去年の年末には「70座に乗せたい」と思っていたので今年は目標を達成できた。来年は80座に乗せたいな。頑張ろう。


















2014 登り納め!!!天狗岳 ファイナル

舗装路を歩きバス停に向かう。時刻は11時40分。最終の14時55分の前に確か11時台の便があったはずだ。
バス停が見えると3人ほど登山者の姿を確認できた。おぉ~ラッキー。予定より一本早い便で帰ろう。
しかし・・・

拡大↓








どぉぉぉ~!!!!タッチの差で出発しとるやんけー!!!

バス停にいた人たちはバスを降りてこれから登るべく出発の準備をしている人たちであった。
しかししくったなぁ~。ちゃんと時刻を把握しとくべきだった。5分、10分の差ならここまでになんとでも調整できた。唐沢鉱泉とかで休憩を短く切り上げてたら・・・。途中ちんたら写真を撮らずにちゃんと歩いていたら・・・。考えたらきりがない。まぁ現実問題出ちゃったものはしょうがない。ここはゆっくり温泉につかって3時間待つとするか。
 

アイゼンだのゴーグルだのの装備を整理して温泉へと向かう。


受付で入浴料を払いいざ浴室へ。先に来てた2人組が「うわぁ~さぶさぶっ!!!」といいながら脱衣所から浴室へと向かっていった。「そんなに寒いか???」と思いながら服を脱ぐ。ふと気づくとなにやら窓にビニールシートのようなものが。
 
なんじゃこりゃ???






どわぁぁぁ~凍っとるやんけー!!!!

なんと窓際とはいえ室内にもかかわらず冷気除けのシートが凍っていた。外からくると実感できないがどうやらこの脱衣所は相当寒いようだ。
素っ裸になり僕も浴室へと向かう。しかし・・・なかなかドアが開かない。「おかしいなぁ~」と思いっきり力を込めるとドアは開いた。だが・・・「うきょー!!!」
なんとドアの開閉部分にはぶ厚い氷が張っていた。なかなかあかないドアはなんと凍り付いていたのであった。麓とはいえ冬の八ヶ岳の破壊力を見せつけられた。

温泉から上がりバスがくるまでの間ロビーで待つ。外で待つにはあまりにも寒すぎる。
しかし・・・

バス停には順番待ちの列ができていた。人よりもザックの方が多い。ザックだけおいて出発間際に戻ってくるのであろう。次の14時55分のバスは最終バスである。登ってる人の数から考えて最終バス目がけて下りてくる人々はさらに増えてくるだろう。ぎゅうぎゅうバスで立ちっぱなしというのは勘弁なのでいやいやながらも僕も並ぶことにした。
バスを待ちつつ周りの人のファッションを観察する。マムートを来た人たちのなんと多いこと!!!いやーみんな金持ちだねぇ~。
じゃんじゃん下りてくる人たちで行列が長くなった14時45分。茅野駅行きのバスがやってきた。


もういっちょ



バスには無事座れた。ひざの上にザックを乗せなければならいので江戸時代の拷問のようになってはいるけど立つことを思えばよっぽどマシだ。
そして定刻通りにバスは出発。わずか一泊二日の山行ではあったけど最高の天気で一年を締めくくる登り納めの登山としては文句なしの山行であった。


ところで・・・茅野駅に到着し待合室で飯を食ってたら見覚えのある人がいた。去年、六甲山の蓬莱峡で岩登り教室で出会った人だ。豊中の人で、帰りの電車が一緒だったのでちょっと話をしたので覚えていた。見た目的にも50代だと思うんだが金髪に近いロングの茶髪なので非常に印象に残っていた。「似てるなぁ~」と思ってその人の話に耳を傾けると名古屋から新幹線で大阪に向かうとか言ってた。おぉ~こりゃ間違いない。この日もパステルツアーのツアー登山だと思われる。声をかけようかと思ったけど話し中だったし、向こうは僕のことを憶えていないかもしれないのでやめといた。
昔、立山で仕事上の知り合いと出会ったことがあったけどこういうこともあるんだな。つーか茅野からだと東京に出るんじゃなくて松本ー名古屋のルートで大阪に帰るんだな。というわけで2014年ラストの山行が幕を閉じた。   終わり。




2014 登り納め!!!天狗岳 其の7

一夜明けて12月28日。本日も晴天なりである。ゆっくり起きだしちんたら飯を食いいつも通りみんなが出発してから一歩も二歩も遅れて出発する。時刻はすでに8時に近い。
今日の行程は昨日に引き続き再び天狗岳に登り西尾根から唐沢鉱泉を経由し渋の湯に至るもの。しかし気が進まない。なんとなく頭が痛いし、体にキレがない。なまじ昨日天狗岳に登ってしまったのでなんかファイトがわかない。それよりも何よりも天狗岳から先のトレースがあるのかないのかがわからないことがさらに気を重くさせる。昨日西天狗岳に登った時にみときゃ良かったんだがすっかり忘れてて、下ってる最中に気がついた。たぶんトレースはついてると思うんだがもしついてなかったときは来た道を引き返す羽目になる。それを考えたら非常に億劫だ。
それでもひとまず東天狗岳へと向かった。みんなが向かっているのでただ何となくという感じである。
中山峠を通り雪の急斜面を乗り越えると今日もアルプスがきれいに見渡せた。

奥穂、涸沢岳、北穂から大キレット、槍まで。雨男かつガス男の僕的には奇跡の光景だ。

東天狗の方を望むと豆粒くらいの大きさの人たちがえっちらおっちら登っている。昨日と同様、天気はいいが風が強い。ここまで来てはみたもののやっぱり「登るぞ!!!」というファイトがわいてこない。これが未踏の百名山なら是が非でも登るんだが・・・。それに加えてピークは昨日登ってる。ピークを越えた向こう側の景色はきれいかもしれんがどうにもこうにも気持ちが乗ってこない。そして決断した。「やっぱ下りよう。」
早めに下りてバスまでの時間、ゆっくり温泉にでもつかってのんびりしよう。そうだそうだそうしよう。結局楽な方へ流れてしまった。
来た道を引き返し小屋まで戻る。その途中にもこれから登る人たちとすれ違う。「行くぞ!!!」というバイタリティあふれる人たちと比べるとなんか人生の落伍者みたいな感覚を覚えるが。でももういいのだ。
多くの人が登ってくる中、重力に任せて下っていく。縦走はあきらめたけど雪道を歩くのは楽しい。
9時20分。唐沢鉱泉との分岐に到着。ここでふと思う。このままの道を下っていくとあっという間に渋の湯に到着してしまう。それもなんだかなぁ。で、決めた。「唐沢鉱泉に下ろう!!!」
ここで進路を唐沢鉱泉にとりそこから先は当初予定していた通りのルートで渋の湯に下山することにした。ただしこのルートは登山計画書には入れていない。縦走をしない場合は登ってきた道をそのまま下山するということにしていた。しかもGPSにこのルートは入れていない。でもまぁトレースはついてるしどうしようもなくなれば登り返せばいい。天気もいいし大丈夫だろ。


唐沢鉱泉へのルート。写真じゃわかりにくいけどトレースはある。

当初のルートを外れ唐沢鉱泉へと向かう。渋の湯からのコースと比べるとトレースも細く雪も多い。しばらく下るも登ってくる人は皆無。やっぱ渋の湯からのルートがメインなんだな。
だーれも来ない道を下っていく。ほんと静かだ。天気が悪かったらきっと不安になるだろうな。
だいぶ下まで降りたところで数人とすれ違ったけどここを歩く人は渋の湯からのルートとは雲泥の差だった。
唐沢鉱泉まで下ると池というか湧き水というかなんかそういうのがあった。





  アップ。ほんときれいな水だった。

10時10分。唐沢鉱泉到着。いや~つららがすごい。

 ここが当初下山する予定だったルートの出口。トレースがついてるか見に行ったら細いながらも一応トレースはあった。ただやはり渋の湯のルートと比べると登山者はだいぶ少ないと思われる。


麓からここまでは車で入れる。駐車場にはたくさん車が停まっていた。登山者だけでなく普通の温泉客もいるような感じだった。

 10時25分、僕の方はここから再び山の中に入っていく。トレースがあるか多少不安だったがこれまた一応トレースはついていた。

渋の湯に向けて登り返す。と、ここでちょっとしたアクシデントが。GPSに落としていたと思っていたルートがうまくダウンロードできていなかった。ただポイントだけはなぜがダウンロードできているのでまぁそれを見ながら進んでいけば大きくルートを外すことはない。
ただやっぱりトレースがついていないとこのルートも厳しい。ラッセルもそうだけどGPSがあるとはいえ自信をもってルートファインディングする術を僕は持ち合わせていない。


11時。パノラマコースとの交差点に到着。
 
黒百合平方面。トレースはない。ただ夏道の面影はある。


八方台方面。下り方面に一人分のトレースがついていた。ここから辰野館に下山したのか???


 で、これが僕が向かう渋の湯へのルート。ここから先はそれまで以上に雪の量が多かった。いやーこれでトレースついてなかったら厳しかったな。


こんもり積もった雪の中を渋の湯に向け下っていく。あれ蓼科だな。うん、たぶんそうだ。

 トレースがなかったらあってんのかどうか不安になるようなルートを下って行く。

11時40分。前方にアスファルトの道が出現。


というわけで無事下山。道標もないしこりゃトレースがなかったらここから山に入るなんてわからんな。まぁとりあえず下界に下りてきた。  続く

2014 登り納め!!!天狗岳 其の6

早々に飯を食いとっとと布団にゴロンとなる。なんかちょっと頭も痛い。下から持ってきたPEAKSを読みながら「もう寝るか・・・」と寝ることにした。
ところで僕は山ではどうにも熟睡できない。小屋でもテントでもだ。逆うらしま現象とも呼ぶべく少し寝て時計を見ても全然時間が過ぎていない。この日もそうだった。寝ても寝ても1時間くらいしかたっていない。頭も痛いしなんとも言えない時間である。でも寝るしかない。
夜中の0時過ぎ、トイレに行くことにした。そして「星、出てるかな???」と外に出ると・・・
「うわぁぁぁぁぁ~!!!!」
満天・・・なんて陳腐な言葉じゃ表現できないほどの無数の星が輝いていた。「すげぇぇぇぇ~!!」
コンデジしか持って来ていないのでこの圧巻の景色を写真に撮ることができない。言葉ではとても表現できないのが非常にもどかしい。ちなみに最近では雨ばかりなので山に一眼は持っていかないようにしている。
フィールドスコープを持ってこようかとも思ったけどなんとなく吹雪のイメージしかわかなかったのでやめてしまった。しくったな~。
氷点下の凛とした空気の下、天体の大パノラマを満喫し寝床へと戻った。

黒田

週末は北ヤツの天狗岳に行っていたんだが、下山後びっくり仰天なニュースが入っていた。なんとあのヤンキースの黒田がカープに復帰するという。いやーマジでびっくりした。来季の去就がなかなかはっきりせんので「どうなるんだろうか?」と思っていたんだがまさかこんなことになるとは思わなかった。僕的にはやはりメジャーなんだろうと思っていたので久々に胸踊るニュースであった。なかなか去就が表に出なかったのは今の今まで悩んでいたからなんだろう。再来年はマエケンがメジャーに行くだろうから来年が近年最強の投手陣となるだろう。来年のカープはホントに楽しみだ。

2014 登り納め!!!天狗岳 其の5

13時45分。小屋に到着。

魚眼で撮ってみた。


テントの人多し。天候が良ければ混み合う小屋よりこっちの方がいいな。

小屋に入る。

おぉすげー!!!!植村直己の色紙だ!!!

受付を済ますも16時半まで休憩スペースで待機。まだ2時間以上もある。寝床は2階なのだがザックは持ち込み禁止。必要なものだけ抜き出して持っていかねばならん。というわけで荷物をまとめたり飯を食ったりして過ごす。


ザックのポケットに入れてたペットボトルのエビアン。カチンコチンである。そりゃそうだ。ここの小屋の前でさえ気温はマイナス13℃。天狗岳の山頂はマイナス15℃はくだらなかったであろう。上着のポケットの中のおにぎりも半冷凍状態。体に近かった方の米はポロポロ崩れて体に遠かった方は凍ってた。

夕やみ迫る16時半。何回かに分けて寝床への案内が始まる。僕も呼ばれて向かったその先は・・・

 
なんじゃこりゃ~!!!!僕の寝床にはなぜか立派な木が生えていた。なにこれ???柱なのか???


これじゃ足が伸ばせんではないか!!!!寝にくいだろ。つーかなんで小屋の中に木が生えてんの????

自分の置かれた状況に少々戸惑いつつもともかくゴロゴロできるようにはなった。

2014 登り納め!!!天狗岳 其の4

時刻は12時20分。目の前に西天狗岳が鎮座しているのだが行くかどうか考える。

予定では明日もここにきて西天狗岳にも登る。その後は西尾根経由で唐沢鉱泉に下り渋の湯に下山する予定なので別に今日行かなくてもいいんだが・・・。小屋に戻ってゴロゴロしようかなとも思う。しかし「どうしよっかな~」といいながら一人のおっちゃんが向かっていったので僕も行くことにした。どれくらい時間がかかるかわからんけど天気もいいし時間的にやばそうだったら引き返せばいい。

斜面を下り鞍部から登り返す。上の方に行くにつれなかなかの傾斜になる。
あそこまで登ればピークにたどり着く。

 東天狗岳から20分ほどで到着。心配することは何もなく見たまんまの近さであった。


360度の大パノラマが広がる。このド快晴に皆さん「最高だ!!!」


御嶽は噴煙を上げている。あれは雲じゃないと思う。風で噴煙が流されてるんじゃないかと思う。


こちらは浅間山。


東天狗岳方面を振り返る。


山頂に2名確認!!!

東天狗岳は山頂があまり広くなく風も強かったけどここ西天狗岳は山頂は広く風も弱い。東と比べてゆったりできる。

ひとしきり満喫し小屋へと引き返すことにする。東天狗岳に登り返すのが面倒なので手前の斜面についているトレースをたどりトラバースすることにした。


 根石岳山荘方面。向こうに見えるのは左から赤岳、中岳、阿弥陀岳か???


一番手前のトレースをトラバースする。


トラバース中。スゲーなこりゃ。環境の厳しさが痛いほど伝わってくる。


上を見上げる。


時刻は13時過ぎ。この時間でも天狗岳に向かう人はいる。あの時間で西天狗岳に行くかどうか迷ったのがアホらしくなる。


しかしまぁ今日は僕の山人生で3本の指に入るほど視界良好である。蓼科方面。その奥に北アルプス。


 東天狗岳の登りを振り返る。太陽がまぶしい。


 雪の樹林歩きの醍醐味を大いに楽しみ


 小屋へと戻ってきた。  続く
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2014 登り納め!!!天狗岳 其の3


小屋の前で準備を整えいざ天狗岳へ。


あれがまず目指す東天狗岳だ。

 しかしまぁ最高の天気だな。


歩くこと数分。中山峠に到着。

中山峠まで来ると風も出てきた。ここから先は険しくなるだろうからここで目出し帽とピッケルに切り替える。
すぐに現れる雪の急斜面を登ると視界が一気に広がった。


中山方面を振り返る


北アルプスが全部見渡せる。

 
西天狗岳を望む。ミジンコほどの大きさで登ってる人の姿が見える。


東西の天狗岳。いやいやこの天気。ヤマケイとかに出てきそうだ。


東天狗岳に向けクライムオン!!!太陽に向かって登っていく。


御嶽がくっきり見える。あの大惨事以来初めて見る。


後ろを振り返る。いい眺めだ。


あの頂を目指す。


今こうして写真で見ると結構な高度感だ。


そして東天狗岳に登頂。いや~風が強い。まぁ特に難しいところもなく最高の天気のもとまずは東天狗岳の頂に立った。 続く

2014 登り納め!!!天狗岳 其の2

一夜明けて12月27日。6時起床。
渋の湯行きのバス停には6時45分に到着。

6時55分。渋の湯行のバスがやってきた。乗り込む乗客は一人残らず山の人。そして定刻の7時、登山口の渋の湯へと出発した。
今日の天気は晴れるようだ。今年はこれまで12回の山行があったけどそのうち雨が降ったのは8回。最後の最後で山の神様は僕に微笑んでくれた。

 7時55分、渋の湯に到着。ごらんの通りの雪景色。寒い!!!
まずはトイレに向かいその後ちんたら準備をしてたらあっという間に時刻は8時20分。同じバスで来た皆さんはすでに出発していた。


ここで登山計画書を提出・・・するんだが僕は嫁にメールで伝えてあるのでここでは出さない。


ここから先は登山者だけの世界である。
さて僕の今日の計画なんだが調子が良ければ天狗岳まで往復する。悪ければ黒百合ヒュッテで止まって明日の朝、天狗岳へと向かう。夏道ならば黒百合ヒュッテまでのコースタイムは2時間半。積雪期はこれがどうなるのか想像もつかん。(ネットとかで調べればわかるんだろうが・・・)

クライムオン!!!ばっちりトレースはついている。

雪はこんもり積もってる。久々の雪道にちょっと心が躍る。アイゼンはなくても普通に登れるのでつぼ足でずんずん進む。


木々の向こうに太陽が輝く。


9時07分。パノラマコースとの分岐に到着。ここまでの所要時間は50分弱。コースタイムは1時間。なんだ、無雪期のコースタイムで歩けるではないか。つーかトレースもしっかりあるし踏み抜くこともなく適度に雪も締まっているので普通に歩ける。

ここまで来ると木漏れ日がもれてだいぶ明るい。そしてさらに進むと・・・


青空が広がった。





9時25分。唐沢鉱泉との分岐に到着。

 これぞ雪山!!!天気もいいし楽しいわ~。


いやーほんと今日の天気は最高だ。うれしすぎるぞ!!!神様ありがとう!!!イヌにもネコにもありがとう!!!


そんな感じで楽しく歩いていると黒百合ヒュッテに到着。時刻は10時02分。コースタイム2時間半を1時間40分で歩いた。コースタイムの約7掛け。いい感じである。


まだ10時なのでこのまま天狗岳まで行くことにする。その前にここでトイレに行ったりしてしばし休憩。ここから先は本格的な雪山ゾーンに突入するのでここでアイゼンをつけた。 続く

2014 登り納め!!! 天狗岳

2014年も終わりである。いつもならば「総括!!!今年の山行」というタイトルで今年の山行を振り返るのだが今年の山行はまだ終わらない!
12/26から八ヶ岳へと出発した。とはいえ主峰の赤岳は敷居が高い。というわけで北ヤツの天狗岳に登ることにした。
世間は27日から1月4日までの9連休である。しかし僕は29日が出勤である。本来であれば26日の夜から北海道というパターンなんだがここ東京支店ではそれが許されない。とはいえ土日で自宅待機なんて悲しすぎる。月曜の出勤はどうしようもないけどそれでもこの年末年始を存分に楽しみたい。というわけで前半の土日で山、月曜の出勤を挟んで後半は北海道ということにした。月曜の出勤日で分断されるけどこれはこれで充実した年末年始になるだろう。
26日は会社の納会である。が、僕は17時50分で抜け出し会社で山の格好へと変身する。そしていざ田町の駅へと脱出を試みようとしたところでトラブル発生。なんと仕事で使う大事な書類が行方不明との電話が入った。うぉ~なんというタイミング!!!同じ部署の人間を動員し捜索するも見つからない。実際ないんだからこのままずるずる引きずられると電車に乗り遅れてしまう。というわけで「ここにはないからお前んとこでもう一回探せ!!!」とぶった切りいざ出陣。若干後ろ髪を引かれる思いではあるがここはもう振り向かない。お酒が入った会社の人々に絡まれながらも18時20分、事務所を脱出し田町の駅へと向かった。
本日の予定は茅野まで行きホテルに泊まる。そうしないと朝一のバスで登山口である渋の湯に向かえない。明日の朝一であずさに飛び乗っても茅野発7時のバスには到底間に合わないのだ。
京浜東北線の列車に乗ると神田で体調不良の乗客の対応でしばらく止まるという。「もぉ~マジかよ!!!」
トラブルに巻き込まれたせいですでに時間はぎりぎり。幸い山手線は動くみたいなので山手線の列車に乗り込み東京駅へ。立川方面から通ってる人の情報では中央線は東京からなら座れるらしい。ただそれ以降、特に新宿からの乗ろうもんなら地獄絵図のような激混み具合になるらしい。山のでかい荷物持ってそんな電車には乗れない。
東京で18時55分発の中央線通勤快速大月行きへと乗り込む。情報通り座ることができた。で、これまた情報通りなんだが神田以降からはじゃんじゃん人が乗ってきてほんとに地獄絵図のようなぎゅうぎゅう電車となっていた。ひと、ひと、ひとでひとしか見えないので寝ることにした。ただこの激混みぶりも高尾でひと段落し高尾からはローカル線のようなガラガラ電車となり定刻から若干遅れて大月に到着した。
大月からは小淵沢行きの列車に乗り換え。ここまでくれば都会の雑踏とは無縁で余裕で座れる。
今回の山行に使った切符は北海道&東日本パス。これをこのまま後半戦の北海道にも使うのである。各駅停車の旅、やっぱこれでこそ僕の旅である。

甲斐大和で後続のあずさにばびゅ~んと抜かされる。


 小淵沢で松本行きに乗り換え。松本行きはこれが最終。


だそうです。

 
22時53分、茅野に到着。ちょうど上り列車も到着し駅はにぎやかになる。

改札を抜け今宵の宿に向かう。今夜お世話になるのはビジネス旅館わかみず旅館さん。駅を出ると「ホテルわかみず」のネオンが見えた。あそこに向かって歩けばいいんだな。

ホテルわかみずの向かいにあるのが

 めざすビジネス旅館わかみずである。


正面から。

チェックインはホテルわかみずでするシステムなっている。料金は1泊4000円。安いっ!!!

フロントには立派なアロワナが。
しかしみんなこういうところをピンポイントで狙ってくるんだろうな。山の格好をした人たちが一人、二人とやってくる。上下線が同時に駅に到着してたから各方面から普通列車でやってきた貧乏登山者達である。(笑)
フロントのお兄さんにコンビニの場所を聞く。駅の近くのコンビニ(デイリーっぽいやつ)はすでに閉まっていた。徒歩10分圏内にサークルKとセブンイレブンがあり僕はセブンイレブンへと向かった。晩飯と明日の朝飯&昼飯を購入。

ホテルに入ると値段相応というか「あとは自由にやってください」的な雰囲気が漂う。まずスリッパがない。靴下でホテル内をうろうろするのであるがまぁ別にこれくらいは気にしない。
部屋に入ると・・・

テレビの位置、高っ!!!首が疲れそうである。部屋を少しでも広くしようと壁掛けにしたんだな。まぁお部屋自体はきれいでこれで4000円なら全然ありである。
なんだかんだで時刻は0時を回った。風呂に入って眠りについたのはすでに1時半を回っていた。   続く

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