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新 ぽんぽこブログおれ日記

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2014 登り納め!!!天狗岳 其の7

一夜明けて12月28日。本日も晴天なりである。ゆっくり起きだしちんたら飯を食いいつも通りみんなが出発してから一歩も二歩も遅れて出発する。時刻はすでに8時に近い。
今日の行程は昨日に引き続き再び天狗岳に登り西尾根から唐沢鉱泉を経由し渋の湯に至るもの。しかし気が進まない。なんとなく頭が痛いし、体にキレがない。なまじ昨日天狗岳に登ってしまったのでなんかファイトがわかない。それよりも何よりも天狗岳から先のトレースがあるのかないのかがわからないことがさらに気を重くさせる。昨日西天狗岳に登った時にみときゃ良かったんだがすっかり忘れてて、下ってる最中に気がついた。たぶんトレースはついてると思うんだがもしついてなかったときは来た道を引き返す羽目になる。それを考えたら非常に億劫だ。
それでもひとまず東天狗岳へと向かった。みんなが向かっているのでただ何となくという感じである。
中山峠を通り雪の急斜面を乗り越えると今日もアルプスがきれいに見渡せた。

奥穂、涸沢岳、北穂から大キレット、槍まで。雨男かつガス男の僕的には奇跡の光景だ。

東天狗の方を望むと豆粒くらいの大きさの人たちがえっちらおっちら登っている。昨日と同様、天気はいいが風が強い。ここまで来てはみたもののやっぱり「登るぞ!!!」というファイトがわいてこない。これが未踏の百名山なら是が非でも登るんだが・・・。それに加えてピークは昨日登ってる。ピークを越えた向こう側の景色はきれいかもしれんがどうにもこうにも気持ちが乗ってこない。そして決断した。「やっぱ下りよう。」
早めに下りてバスまでの時間、ゆっくり温泉にでもつかってのんびりしよう。そうだそうだそうしよう。結局楽な方へ流れてしまった。
来た道を引き返し小屋まで戻る。その途中にもこれから登る人たちとすれ違う。「行くぞ!!!」というバイタリティあふれる人たちと比べるとなんか人生の落伍者みたいな感覚を覚えるが。でももういいのだ。
多くの人が登ってくる中、重力に任せて下っていく。縦走はあきらめたけど雪道を歩くのは楽しい。
9時20分。唐沢鉱泉との分岐に到着。ここでふと思う。このままの道を下っていくとあっという間に渋の湯に到着してしまう。それもなんだかなぁ。で、決めた。「唐沢鉱泉に下ろう!!!」
ここで進路を唐沢鉱泉にとりそこから先は当初予定していた通りのルートで渋の湯に下山することにした。ただしこのルートは登山計画書には入れていない。縦走をしない場合は登ってきた道をそのまま下山するということにしていた。しかもGPSにこのルートは入れていない。でもまぁトレースはついてるしどうしようもなくなれば登り返せばいい。天気もいいし大丈夫だろ。


唐沢鉱泉へのルート。写真じゃわかりにくいけどトレースはある。

当初のルートを外れ唐沢鉱泉へと向かう。渋の湯からのコースと比べるとトレースも細く雪も多い。しばらく下るも登ってくる人は皆無。やっぱ渋の湯からのルートがメインなんだな。
だーれも来ない道を下っていく。ほんと静かだ。天気が悪かったらきっと不安になるだろうな。
だいぶ下まで降りたところで数人とすれ違ったけどここを歩く人は渋の湯からのルートとは雲泥の差だった。
唐沢鉱泉まで下ると池というか湧き水というかなんかそういうのがあった。





  アップ。ほんときれいな水だった。

10時10分。唐沢鉱泉到着。いや~つららがすごい。

 ここが当初下山する予定だったルートの出口。トレースがついてるか見に行ったら細いながらも一応トレースはあった。ただやはり渋の湯のルートと比べると登山者はだいぶ少ないと思われる。


麓からここまでは車で入れる。駐車場にはたくさん車が停まっていた。登山者だけでなく普通の温泉客もいるような感じだった。

 10時25分、僕の方はここから再び山の中に入っていく。トレースがあるか多少不安だったがこれまた一応トレースはついていた。

渋の湯に向けて登り返す。と、ここでちょっとしたアクシデントが。GPSに落としていたと思っていたルートがうまくダウンロードできていなかった。ただポイントだけはなぜがダウンロードできているのでまぁそれを見ながら進んでいけば大きくルートを外すことはない。
ただやっぱりトレースがついていないとこのルートも厳しい。ラッセルもそうだけどGPSがあるとはいえ自信をもってルートファインディングする術を僕は持ち合わせていない。


11時。パノラマコースとの交差点に到着。
 
黒百合平方面。トレースはない。ただ夏道の面影はある。


八方台方面。下り方面に一人分のトレースがついていた。ここから辰野館に下山したのか???


 で、これが僕が向かう渋の湯へのルート。ここから先はそれまで以上に雪の量が多かった。いやーこれでトレースついてなかったら厳しかったな。


こんもり積もった雪の中を渋の湯に向け下っていく。あれ蓼科だな。うん、たぶんそうだ。

 トレースがなかったらあってんのかどうか不安になるようなルートを下って行く。

11時40分。前方にアスファルトの道が出現。


というわけで無事下山。道標もないしこりゃトレースがなかったらここから山に入るなんてわからんな。まぁとりあえず下界に下りてきた。  続く
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