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新 ぽんぽこブログおれ日記

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お立ち台in三田 おまけ

三田の駅に戻る。ここはJRだけではなく神鉄も乗り入れている。「新開地」なんて行先を見ると「あ~新開地からこんなところまで来るんだなぁ」としみじみ思ってしまう。





上から。





三田といえば酔っぱらって乗り過ごす新三田のどうしようもないイメージしかないんだが、三田の駅前はそれなりに栄えている。いやいや川西より立派なんじゃないの???
駅前には神姫バスがいっぱい停まっている。三宮以外でこんなに神姫バスが停まってる風景は見たことがなかった。そういや三宮のローソンの横で信号待ちしてたらウッディ―タウン行きとかの神姫バスが通るな。
で、宮本むなしで飯を食いチビの迎えに行った。
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お立ち台in三田

 今日、三田の有名お立ち台である桑原踏切(の辺り)に行ってきた。
初めはそんな予定じゃなかったんだが突如行くことになった。
元々は上のチビが三田で馬に乗るのでその送りを嫁がする予定だったんだが、今朝になって下のチビが体調を崩したので急きょ僕が代わることになったのだ。
チビの集合場所は新三田の駅。13時集合である。ここでお迎えの人にチビを預けるとあとは15時まで自由時間。大人はついていけないのだ。
川西池田12時28分の新三田行きで向かう。車内ではiPadで詳しい場所を調べる。突如送りが決まってからお立ち台に行くことを決めたので場所を詳しく把握していない。三田まで何度か乗っているので大体の場所はわかっている。三田駅に到着する間際の田園地帯である。
ネットで詳細を調べて実際に三田駅に近づいたところで現場を確認。よ~しここだな。列車は三田を出発しお次は終点の新三田。三田の手前から広い田んぼの中を走るんだんけどそれは新三田まで続く。ぶっちゃけこれなら新三田の駅の近くで撮った方が都合がいいんじゃなかろうかと思ったけどここはやはり桑原踏切を目指すことにした。ここまで有名になるってことは新三田近辺にはない何かがあるのだろう。
列車は定刻の12時57分に新三田に到着。時間ぎりぎりなので急いで改札をくぐりチビを預ける。すると13時04分発の列車で三田に向かうことができた。ちなみにこの列車は僕が乗ってきた列車の折り返しである。
13時08分、三田に到着。さっそく現場を目指す。駅を出る前に時刻表をiPadのカメラで写そうとしたけどよく考えたらそんなことしなくてもネットにつないで見ればいいじゃんと気がついた。いやいや情報化社会。便利なもんだ。
駅を出て道場方面、すなわち東へ向けて歩いていく。仕入れた情報通りの176号のアンダークロスが見えてくるとその向こうに田んぼが見え始めた。おぉ~近いもんだな。
アンダークロスをくぐると右手は全部田んぼ。アパートなんかもあるけどその裏は田んぼである。いや~これならどこからでも撮れそうだ。とりあえず今回の目的は特急のこうのとり。381系なのか287系なのかは調べてないけどとりあえず今回の狙いはこいつらである。三田の駅には下りが13時44分、上りが13時49分に発車する。効率よく上下線が通過してくれるのである。
しかしここは列車本数が多い。北海道みたいに1本いたら次は1時間待ちなんてことはない。各駅停車が15分おき、丹波時快速が30分おき、特急が1時間に一本ある。これが上下線なので1時間に14本の列車が行きかう。実際には当てはまらないが単純計算では5分待てば1本は列車が通る計算である。
どこからでも撮れるんだが結構よさげなところがアパートの駐車場だったり個人宅の横から続くあぜ道だったりしてちょっと気を使う。あぜ道はあくまでも私有地なんでね。ほんとは入っちゃいけない。僕の実家も田んぼがあるんだがもし知らない人があぜ道なんかに入り込んだりしたら「おいおいなんだあいつは!!」といい気分はしない。
  とりあえずは桑原踏切まで行かないところでカメラを構えた。そこはそこで結構よかったんだがせっかくなんで桑原踏切まで行ってみた。





しかしちょっと離れたところに先客の姿が見えたのでそこはやめて初めの場所にもどる。ここは道路は道路なんだが全く車も人も来そうな感じはしない。で、先日買ったベルボンの三脚を出したいところなんだが雨がぱらついているので少々気が重い。結局三脚は使わずすべて手持ちでの撮影となった。



踏切にはおっちゃんの姿が。






225系





 
いいの撮れましたか??






321系
同じ場所から三田駅方面。





207系
手前の黄色いのが邪魔だな。
しくじった。




あぜ道から。
すんません、撮らせていただきました。
 
 
 
 
    
287系こうのとり。
角度がないな。これまた失敗だ。





 
同じ場所から右手を向いて381系こうのとり。





 
後追い。





 
戦いを終えたおっちゃん。





ところで今回使ったCFはこれまたこないだ買ったレキサーの16GBの書き込み速度が1000倍のもの。どんだけシャッターを押しっぱなしでも息切れすることなくシャッターが切れ続けるのかと思ったら15連射で息切れした。ん???こんなもん???300倍とかってどんなものかは数字で見たことはないけど想像よりちょっと物足りない結果となった。つーかこれってCF側の問題ではなくではなくカメラ自身の能力の限界なのか???画質を落とせばもうちょっといけるのかねぇ。
まぁ全然完璧ではなかったけどとりあえず終了。三田の駅へと戻る。しかしいいなぁ、ここ。いつまでもこの田園風景が残ってほしいなぁ。アングルも無数にあるし季節を変えるとまた違った風景になる。今度は田んぼに水が入った時に来たいなぁ。

るり渓温泉

土曜にるり渓温泉に行ってきた。名前と場所は大体把握していたんだが行くのは初めてである。「るり渓温泉」という温泉地のイメージではなく、深山を登った帰りに立ち寄るお風呂って感じで認識していたんだが、嫁がグルーポンでクーポンを買ったので山抜きで行くことになったのだ。
しかしこれが良かった。家からは片道がちょうど30キロ。時間にして40分ほどで到着。結構近い。寒いってことは知っていたので付近の融け残った雪を見るにつけ「さすがですなぁ」と感心する。
受付を済ませ中に入ると現れるのがドクターフィッシュ。フィッシュテラピーをやっているところは初めて見た。よく見ればなんか金魚の水槽に足つっこむみたいで微妙なんだがしばらく見てたら目が慣れてきて「やってみたい!!!」という気がむくむく湧き上がってくるもこれは別料金のためぐっとこらえる。
更衣室で水着に着替える。ここはプールがあり温泉もある。サウナもいろいろあって僕は塩サウナに入った。初めて入ったんだが水着着用でどちらも入り放題である。もちろん水着不要の普通の温泉もあるし、ごろごろし放題の寝ころびゾーンなんてものもある。そのほかにもカラオケにマッサージに食事にジュースバーにと一日過ごせるくらいいろんなものがある。実際夕方の4時くらいから行ったんだが余裕で閉店の10時までいた。驚くべきことにここは朝7時から営業している。すげーな。ここなら朝7時から来ても十分閉店まで過ごせるぞ。プール→温泉→寝ころびゾーン→飯という無限のサイクルで余裕で一日過ごせる。今度はもっと早い時間に来たいもんだ。

祝!!!甲子園出場

我が母校が春の選抜で甲子園に出ることになった。めでたい!!!
僕が中学、高校と6年間通った学校なんだが僕が現役だった頃は甲子園なんて夢のまた夢・・・ちゅーか甲子園の「こ」の字にもかすりもしない学校であった。
しかし監督に元広商監督のの迫田さんを迎えてからはじわりじわりと実力をつけはじめ一昨年は夏の県大会で決勝まで残り、去年の夏も決勝戦まで残りしかも延長15回で0-0で再試合。再試合では惜しくも0-1で敗れたがそんなのを見ると「おぉ、こりゃそのうちほんとに甲子園に出る日が来るぞ」と思っていたら秋の県大会で優勝。以前も秋の県大会で優勝したことはあったが中国大会では勝ち抜くことができなかった。しかし去年は中国大会で決勝まで進出。惜しくも決勝では敗れたもののこの時点で選抜行きの切符はほぼ手中に収めていた。
しかしあの野球部がいまやライバルは広陵とかいう状態らしい。かぁ~こんな時代が来るとは思ってもみなかった。とりあえず仕事の都合さえつけば見に行くつもりだ。甲子園ではぜひとも旋風を巻き起こしてほしい。

年末北海道 2014 其の20

深川には21時12分に到着。4分遅れである。
 
21時13分発の岩見沢行き。留萌線からの連絡をとって出発した。





ところで今宵のお宿は旭川である。特急があのままの流れで遅れてくれていれば21時06分発のスーパーカムイ41号に間に合うかもしれんなんて思っていたけどすでに出発した後であった。というわけでしばらく待機。駅舎のベンチでこれまで撮った画像を見たりブログしたりでのんびり過ごす。



22時09分発の旭川行きの普通列車が到着。ここで22時06分発のスーパーカムイに43号に先を譲る。スーパーカムイに乗れば普通列車よりも11分早く旭川に着く。まぁこれごときの差であれば特急には乗らない。予算節約で普通列車で旭川を目指す。 空き空きの列車でのびのびと過ごしているとあっという間に旭川に到着。乗車時間は27分。あっという間である。
 


おぉ、去年よりちょっと駅前がきれいになったな。






振り返る。






本日一番の大都会。旭川の買い物公園を抜けて宿へと向かう。





今宵のお宿、旭川サンホテルは旭川の繁華街のまん真ん中にある。ラーメンでも食べに行こうかと思ったけど明日も早いし節約もせねばならんのでシャワーを浴びてとっとと寝ることにした。

ガルモントαGTX

 先週金曜日の話。山の靴を買った。ガルモントのタワーαGTXである。

←これ。いやーかっこいい!!!




 
←これまでの相棒、アルパインクルーザー。





これまでの激闘の色が濃い。つーか「手入れが悪い」という声も聞こえてきそうだが・・・。



それまで使っていたモンベルのアルパインクルーザーが大往生してはや5か月。六甲全縦ではそれまでのスペアであるツオロミーブーツを履いたけどなんかこう気持ちが盛り上がらん。横文字を使うとモチベーションが上がらない。履き心地もアルパインクルーザーと比べるとイマイチだし言葉は悪いが作りが安っぽい・・・。どうにも愛着が持てないのでこの際買い直すことにした。どのみち今シーズンが始まる頃には買おうと思っていた。4月には消費税が上がるし。
アルパインクルーザーを履いていた時も次はどんなのを履こうかなとは考えてはいた。次もアルパインクルーザーにしようかなとか思い切ってスカルパのサミットなんかに手を出そうかなとか。
しかし今のアルパインクルーザーは以前のアウトドライではなくゴアテックスになっていた。それを見て「あ~前のと変わっちゃったんだなー」と思うとちょっと気持ちが冷めちゃって候補から外してしまった。
そうなると選択の幅が大きく広がる。しかしサミットは値段的にどうにも手が出ず断念。で、石井スポーツのバーゲンのDMが届いていたので見てみるといろいろなのが載っていた。そこで目を付けたのがガルモントのタワーαGTXである。ネットで調べたところによると石井スポーツがガルモントとコラボして作ったものらしい。
アルパインクルーザーの色目がグレー基調で非常に地味・・・もとい渋かったのでちょっと派手目なのが欲しかったのと値段的にも26,460円と手ごろだったためである。誤解されては困るので言い訳しとくが手ごろといっても登山靴としてはという意味である。この金額自体は充分にいいお値段である。ただ前のアルパインクルーザーが余裕で3万越えだったのでそれと比較するとお手頃感がある。
バーゲン開始の前日の16日にお店に偵察。そしてびっくらこいた。なんとお値段が37,800円だったのである。正直アルパインクルーザーよりも下に見てたんだが値段的には全然上をいってるではないか。つーかこれが明日になったら26,400円になるのか???
あまりの落差に困惑してしまい思わず店員さんに聞いてみると確かに明日になるとDMの値段になるという。マジでか???それを知らずに今日これを買ってしまった人が明日再びお店にやってきたら間違いなくぶっ倒れるだろう。
しかし思ったのが革製のブーツというのがほとんどない。僕がアルパインクルーザーを買った8年くらい前だと雪山に登ると言えば革製のブーツだったもんだ。今はどれもこれもファブリックや合皮にゴアテックスというものばかりである。これで残雪期もOKらしい。これも時代の流れか?完全に流行にとり残されてるな。
DMによるとサイズ限定とか書いてあるので26CMはあるかと聞くと「今」はあるという。ん??「今」は???
聞けばサイズは各1くらいしかないらしい。こりゃ明日よーいドンで無くなる可能性が大いにあるということではないか。自分が興味がないときなら何とも思わない。「そんなにたくさん売れるもんじゃないでしょ?」てなもんである。しかしいざ自分が欲しいと思っていると「これを狙ってる奴らがよーいドンで攻めてくるかもしれない。いや攻めてくる。明日は絶対によーいドンで駆け込んでくる!!!」と不安で不安で気が気でない。
というわけで金曜日は途中で仕事を抜け出して正午前にお店に出陣。無事に購入できた。無事に購入してしまうと「ほんとに各1だったんかいな??」という猜疑心がひしひしと湧いてきたが商品を実際手にすると実に幸せな気分になってきた。一緒にブーツ用の撥水スプレーとスーパーフィートも購入。会計をするとブーツなんかは特価品の上からさらに会員の5%引きが加わりお得感MAXであった。週末には近所に買い物に行くときとかに慣らし履きを兼ねて履いてみた。所有欲を満たすというか非常にいい気分である。しっかり慣らしをしてデビューはGWかな。今のところ後半の4連休で日光白根と男体山の百名山ダブルゲットを狙っている。
とりあえずツオロミーブーツは年末の北海道とかそんな時用に格下げですな。

周遊きっぷ

3月に泊まり込みで千葉まで研修に行く。交通費は会社持ちなのでこの際そのままどっか行ってやろうと考えた。
はじめは百名山潰しの一環で山に行こうとしたけど積雪期なので気軽に登れるところがない。日光白根山と男体山をダブルケットしようかと思ったが天候が悪いと日光白根山は厳しそうだし男体山は基本的には入山禁止である。(まぁみんな登っているんだが)
で、未踏の百名山は諦めて八ヶ岳にしようとした。赤岳はきつそうなので北八の天狗岳に行こうと思っていたんだが、年末年始の北海道から帰ってきて以来、「あー電車撮りてぇ〜」と思うようになり予定変更。撮影旅行に切り替えることにした。新調した三脚も実戦で使ってみたいし・・・。
最初はおとなしくいすみ鉄道や小湊鉄道なんかを撮ろうかなと思っていた。しかしいろいろ考えていくうちに思考が飛躍してきて「久々に五能線に乗りたいな。18きっぷ使えるし。そうだ、轟駅行きてぇ〜。」なんて考え始めるともうダメで「よしっ。こうなったらいっそのこと北海道まで行くか。北斗星だ。少し早いがお別れ乗車だ!!!」となってしまった。そして「そうと決まれば行きは東京までサンライズだ。周遊きっぷでお得に行くぜ。」
旅というのは計画の段階でも十分に楽しい。大学生の頃なんか時刻表を繰ってあーだこーだとやってるうちに夜が明けたということも日常茶飯事であった。時刻表だけで旅ができる。誌上旅行っちゅう言葉もその頃出始めてたな。
というわけで時刻表のピンクのページを開く。周遊きっぷのページを見るのである。北海道の周遊きっぷなら片道は飛行機が利用できる。行きは北斗星で帰りは飛行機だ。スカイマークとかエアドゥなら1万円くらいで帰ってこれる。しかし「あれ???」
いつもお得なきっぷのわりかしはじめの方に載っているはずの周遊きっぷのページがない。最後まで見てみたけどやっぱり載っていない。「そんなはずは」ともう一度はじめから探してみるもどうしても載っていない。「なんじゃこれ???」
そしてふと嫌な予感が頭をよぎった。「もしやなくなったか???」
ネットで調べてみると嫌な予感は的中。なんと去年の3月末で発売が終了していた。「うお~マジでか!!??」
周遊きっぷの前身、周遊券が姿を消し、その代わりに周遊きっぷが登場したのだが正直鉄ちゃん意外の人にはわかりにくい切符だったと思う。行き券、ゾーン券、帰り券とかに別れちゃってるし、周遊券と比べると値段だけではなく期間的にもお得感がだいぶ薄くなったように感じた。それでも盆暮れ正月問わずに使えるメリットもあり2年前の年末年始の北海道にはこの切符を使って上のチビと二人で北海道を旅した。行きはトワイライトで帰りは北斗星&新幹線。湯水のごとくお金を使った旅行ではあったけどエリア内の特急乗り放題のメリットはとても大きく非常に重宝したのを覚えている。かぁ~、なくなっちゃったか・・・。
なんだかさみしいな。今後は新幹線が各地の在来線を分断する時代がやってくる。18きっぷの旅もやりにくくなるし鉄路自体が引っ剥がされることも出てくると思う。貧乏旅がしにくくなるよな・・・。
その代わりと言っちゃなんだが各方面で乗り放題のフリー切符は発売されている。しかし特急も乗り放題というものは少なく特急料金は払わなきゃならないものが多い。時代の流れですかね・・・。ほんとさみしいわ。

年末北海道 2014 其の19

 深川に向けて折り返す列車を見送り駅舎へと入る。中には誰もいない。荷物をテーブルの上に置き、駅舎の観察。超ローカル線でありながらきちんと整理整頓されたきれいな駅舎である。





昔はこんなのなかったんだけどな。





ひとしきり中を見た後はテーブルの上で荷物の整理。今日はビックダディの最終回をやっている。家を出た時にはそんなこと知らなかったが、iPadでニュースを見た時に知った。いやー情報化社会ですな。嫁は実家に帰っているので自分の実家に電話して録画を頼んだがやっぱり見たい。
出発して丸二日。ケータイの電池も残り少なくなったのでモンベルのモバイルパワーパックにつないで荷物を整理しながら見る。これやるとバッテリーには良くないんだろうな。このモバイルパワーパック、実戦で使うのはこれが初めてである。まぁ普通に使えるし便利ではあるんだが全部使い切ってもフル充電には遠く及ばない。あくまで緊急時なんかの補助で使うものなのなんだろうがもう少し容量が欲しいところである。
 
駅舎を出て駅前を観察。風待食堂は相変わらず健在。







横から。





腹減ったなーと思っているとラーメン屋的なお店が目に入った。「おぉ~ラーメンか。」しかし一人じゃちょっと入りにくいなーと思ってしまい入ることができなかった。




駅の前には旅館やすし屋なんかもあり僕の記憶の中の増毛駅前のイメージよりもずっと栄えていた。





僕が増毛の町に来るのは3回目だ。初回は大学生の頃。3年か4年の夏だったな。滝川からバスで雄冬岬へ行き、その後バスで増毛の駅まで来たのがはじめである。あの時は猛暑でレールがひん曲がり、予定していた日にはバスに間に合わず、その後予定をやり繰りしてこの工程を組み込んだのを覚えている。今時刻表を開くと滝川からのバス路線が消えている。どうやらバス便は廃止されてしまったようだ。僕の思い出の足跡が消えてしまったようで非常に寂しい。
2回目は10年前の夏。後輩のK籐とやってきた。風待食堂で自転車を借りめちゃくちゃ趣のある増毛湯につかりに行った。番頭のおばあちゃんがこれまたいい味を出しておりお願いして写真を撮らせてもらった。まだ元気かな?あのばあちゃん。
駅に戻り列車が来るまでの時間をブログをしたり駅の周りを歩き回ったりしてのんびりと過ごす。いやいやこういう時間が一番好きである。  

帰りに飲むビールを雪にずぼっ。





途中、駅の放送で増毛に向かう列車が特急の連絡待ちで10分遅れで運行されているというアナウンスがあった。無人駅でもこういう情報が聞けるのはいいことである。

大雪の中10分遅れで列車が到着。
 
 






 
  

列車の前にはもう車止めしかない。終着駅って感じですな。






出発を待つ。





列車に乗り込みキンキンに冷えたビールと鮭とばで乾杯。増毛からは僕のほかにもう一人の乗客がいた。さらに箸別からもう一人乗車。こちらは確実に鉄ちゃんであった。そういや増毛では列車の到着に合わせて車で乗り付けてカメラを構える鉄ちゃんもいた。いい駅だったなぁ。増毛駅の余韻に浸りながらほろ酔い気分で深川へと向かった。

年末北海道 2014 其の18

岩見沢からはスーパーカムイ23号で深川へ向かう。しかし列車は4分遅れ。

こちらは遅れていた札幌行きのスーパーカムイ26号。お顔が雪化粧である。





そして旭川行きスーパーカムイ23号が到着。





 さすがに年の瀬、ドル箱路線のスーパーカムイの自由席は満席で僕はデッキで待機となる。
美唄、砂川、滝川と旭川に近づくほどに雪の量は増して行く。
遅れを取り戻し深川には定刻の15時37分に到着。大雪である。

留置されているキハ54。雪まみれである。





増毛行きが来るまでの時間を使って駅近のローソンで食料とビールを調達。その後駅に戻り改札の前でぶらぶら。
 
ほぉ~、昨日は大変だったんですな。








 
増毛行きは16時10分発。





旭川からやってきた増毛行きは6分遅れで到着。







雪の中ご苦労さん!!!





出発は13分遅れの16時23分。今日は僕が乗る列車は降雪で軒並み遅れている。いや~厳しいなー、北海道の気候は。





窓の外はもう薄暗い。まずは腹ごしらえ。コンビニ弁当をおいしくいただく。車窓をおかずに食べようと思ったけどしばらくすると窓が曇って見えなくなった。しかし2重窓の内側を上げて手でこすって見えるようにする。薄暗い窓の向こうは一面の大雪原だ。
列車は北秩父別に到着。何を隠そう僕の乗るこの列車が北秩父別駅に停車する下りの一番列車である。この北秩父別駅、上りは4本の列車が停車するが下りはこの16時23分発の一番列車と次の18時22分発の最終列車、この2本しか停車しない。見た目は「THE 北海道の仮乗降場」といった面持ちの板っきれのホームと掘立小屋のような待合室があるのみので、1両停車するのがやっとのものである。 
いやーいいね。こういう駅がいつまでも残ってくれることを心から願っている。
沿線では大きな駅の石狩沼田を過ぎるとこれまた「THE 北海道の仮乗降場」の真布。そして明日萌駅こと恵比島に停車。ここから先は窓の向こうに雪がついて外が見えなくなった。
 外の景色も見えないまま留萌に到着。するとなんとここで僕以外の全ての乗客が降りてしまった。この路線に乗るようなやつはみんな鉄ちゃんでみんな増毛まで行くのかと思っていたのになんと全員が下車とは意外である。



だーれもおらん。見えるザックは僕のもの。





列車は僕だけを乗せて増毛を目指す。

雪を巻き上げながら走る列車の窓はバリバリに凍りついている。






アップ!!!!






いやー冬の北海道って感じですな。





貸し切り状態の増毛行きの列車だがいよいよ終点増毛に近づく。進行方向左側の窓はすべてバリバリに凍り付いており外は見えない。進行方向右側の窓からはなんとか外を伺い知る事ができたが外は強風が吹き荒れていた。

17分遅れで増毛に到着 。






側面から。






終着駅って感じだな 。






大雪が降っているんだが伝わりにくいのでフラッシュ発光!!!



 
 



というわけで10年ぶりに増毛の駅にやってきた。

年末北海道 2014 其の17

列車は岩見沢に向かう。いや~室蘭線のこの区間、本当に久々だ。前に乗ったのはいつだったか???たぶん大学生の夏だったような気がするからもう20年くらい前か???ん~でも雪が積もってたような気がしないでもない・・・。2回乗ってるのか???要はこれくらい記憶が薄らいでいる。つーかあんまり印象に残ってないってことだな。たぶん前も苫小牧から岩見沢に向けて乗ったような気がする。いや~はっきり覚えてないや。ははは~。
沼ノ端で千歳線を左に分け列車は追分方面へと向かう。これから太平洋を離れ内陸へと分け入っていく。
進むほどに雪が増えてくる。天気も晴れたり曇ったり雪が降ったりと目まぐるしい。
 
早来駅にて。






あなた方のおかげで快適な旅ができるのです。
ありがとう。




早来を過ぎたところで2頭のエゾジカを発見。この旅初めてのエゾジカ君である。道東へ行けばくさるほど見れると思うが約一年ぶりのご対面でやや嬉しい。
列車は追分に到着。石勝線との連絡駅だが休日は無人駅なのが悲しい。石炭が全盛のころの華やかさは今は昔で、だだっ広い構内が哀愁を誘う。
追分を出発しさらに内陸へと入っていく。
雪はどんどん増えていき天気は完全に雪へと変わる。







苫小牧までの室蘭線とは雪の量が全く違う。





 
三川駅に到着。





しかし今でこそこの姿だがこの室蘭線、しっかりと複線である。ところどころで単線区間もあるがほとんどが複線である。この辺もその昔の繁栄ぶりを偲ばせる。筑豊線と同じ性格を持った路線である。

古山






由仁





 
さすがに内陸。雪が多い。





 

栗山






栗沢。栗丘は撮り忘れた。





 栗山、栗丘、栗沢の「くりくり」シリーズを通過し、列車は志文へ。次は終点の岩見沢である。いつしか列車は遅れを取り戻し定時運行となっている。




 そして列車は終点の岩見沢に到着。所要時間は1時間半なんだがあっという間に感じる。まぁ最近は何時間と乗り通してもあっという間に感じるから1時間半程度だとなんてことないな。たださすがに岩見沢。太平洋沿岸の苫小牧とは雪の量が全然違う。とりあえず今回は乗れてよかった。明日必ず乗れるかというと断言できませんからなぁ、豪雪地帯は。というわけで室蘭線を乗り通した僕は深川に向かうため函館線へのホームへと急いだ。

年末北海道 2014 其の16

列車は発車してしまったが時刻表でダイヤを調べる。「南千歳から引き返して何とか間に合わないものだろうか???」
すると「おぉ~間に合うやんけ」
時刻表上では南千歳着が12時29分。そして上りのスーパー北斗12号(12時50分発)で引き返せば苫小牧着が13時06分。13時28分発の岩見沢行きに余裕で間に合うではないか。まぁアホらしさこの上ないがそれでも室蘭線で岩見沢まで行けるのである。去年は・・・つーかあれは年が明けてたから今年になるんだが大雪(JR北海道的には雪害)の影響で岩見沢ー苫小牧間を乗り損ねてしまった。今年の正月のリベンジである。

あの煙突を見ると「苫小牧だねぇ」と思う。





そして定刻より6分遅れの12時35分、南千歳に到着。

僕が乗る予定だった「快速エアポート」





上りのホームにはスーツ姿のJR北海道の職員さんが乗車整理のために待機していた。この年の瀬、飛行機からの乗り継ぎの乗客の多い駅、しかも自分のところの不祥事で特急列車が混み混みになってしまうということでこれくらいの姿は見せねばならんのだろう。本当にご苦労様である。
列車は定刻通りにやってきた。通常通りの281系である。しかし車内は先ほどの北斗85号とは桁外れの混み具合。デッキにも人があふれている。僕は15分ほどで降りるからいいけど子連れの家族なんかは大変である。



そして13時06分、約40分ぶりに苫小牧の駅に戻ってきた。
 
室蘭線の岩見沢行きの列車のホームで出発を待つキハ40に乗り込む。





発車の時刻になるも列車は動かない。函館からの北斗87号が遅れているため発車を遅らせているのだ。そしてニセコ車両の北斗87号が到着。その連絡を待って我が岩見沢行きは7分遅れで苫小牧を出発した。

年末北海道 2014 其の15

11時21分、列車は登別に到着。






ここで後続の特急北斗85号に乗り継ぎである。
 





 
 赤いクマさんが通過。
 



 
折り返しで室蘭へと帰って行くキハ40を見送り北斗の到着までしばし待つ。





ところでこれからの予定はこうだ。11時49分発の北斗85号で南千歳着12時34分。南千歳では12時37分発の快速エアポートで札幌着13時10分。札幌からは13時40分発のいしかりライナーで岩見沢着が14時44分。岩見沢からは14時55分発のスーパーカムイ23号で深川15時37分着。深川からは去年乗れなかった留萌線に乗り換える。深川発は16時10分発である。
ここで駅の放送で北斗が約8分遅れで運行しているとの情報が。去年も遅れてたな。冬の北海道、ダイヤの乱れは日常茶飯事である。しかしビビったのがこの列車が3両編成で来るということ。一連の騒動の影響で車両が足らなくなってしまい余っている車両を総動員して回しているようである。現在JR北海道は四方八方から吊るし上げられている。こんなこと言っちゃ怒られるかもしれんがやりすぎな面もあると思う。かわいそうだとも思う。安全を蔑ろにしろと言うつもりは毛頭ない。しかし、あんなだーれも住んでいない原野ばっかりの土地を営業基盤とし、公共交通の名の下、かたややれ営業収支を上げろだなんだかんだと言われてもできることとできんことがあると思う。収入が無いなら支出を削るしかないわけで・・・。事故を起こしちゃいかんが事故が起こらない程度のところで抜くところは抜かんと、三島会社の中でも特に厳しい北海道は会社として成り立たんと思う。ぶっちゃけ新幹線と札幌近郊、あと札幌ー旭川間を残して全部廃止にするくらいじゃないと収支的には無理なんじゃないかと・・・。そうなると僕も悲しいので事故が起こらん程度にうまい具合にやってもらいたいのである。テレビのコメンテーターが「税金を投入してもらってるんだから」なんて言ってるけどこんなもん税金を投入しなきゃ存続できんよ。公共交通機関なんだからそれ自体は仕方ないでしょって思うわけで。じゃあ収支的に成り立つところ以外は全部廃止にしろっていうのかあなたはって感じで。まぁマスコミの言うことなんでそもそもなところはあるんだが、僕的には度が過ぎるとただの弱いものいじめに見える。他人の落ち度を徹底的につつき上げて上から目線で正義面して言いたい放題言う。好かんな、まったく。
そして臨時の北斗が8分遅れでやってきた。ノースレインボー車両の3両編成。通常は7両とかだと思うのでいつもの半分以下の長さである。駅の放送でも「車内、大変混雑しております」と言っている。そりゃそうだろな。
列車に乗り込む。戦後の買い出し列車みたいな状況を想像していたけどそんなことはなく、僕の陣取るデッキは普通に過ごせる状況であった。ただ車内放送で「指定席車両の通路を開放しました」と言っていたから客席内ではそれなりに混んでいたのだろう。

デッキからの景色。室蘭から苫小牧まではこんな景色が続く。





列車は苫小牧に到着。定刻の6分遅れ、12時24分の到着である。ここでふと室蘭線で岩見沢まで抜けることを考える。それまでそんなことは全く考えていなかったのでダイヤが全く分からん。急いで時刻表を開きダイヤを確認しようとしたとき「プシュー」っとドアが閉まった。「あ~」っと思いながらもダイヤを確認。すると苫小牧発13時28分発の列車に乗ると岩見沢着が14時51分。「うわぁー、降りときゃよかったー!!!!」
列車は速度を上げホームの景色が流れていく。決断できなかった僕は愕然としながらその景色を眺めるしかなかった。

年末北海道 2014 其の14

東室蘭の駅へ戻る。次の登別行きまでは10分ほどある。つーかこれ、去年と同じだな。去年は小幌駅で乗り込みこの時間に到着。今年は黄金駅からである。
改札を出てキヨスクへ。去年買えなかった母恋めしを探す。すると「あったー!!!」
母恋めし発見である。しかし「思ったより小さいな・・・」これでお値段890円である。今回の旅では一食300円台の弁当ばかり食べていたので、わかってはいたもののかなり割高な感じがする。しかし清水の舞台から飛びおりるつもりで一つ購入した。







 






11時発の登別行きの列車に乗り込み早速中身を開ける。しかし・・・






「なんじゃこりゃ!?」






 中にはごつい貝殻とおにぎりに卵、あとよくわからんものが入っていた。僕的にはかにめしのホッキ貝バージョンみたいなものを想像していたのであまりのギャップに唖然くらってしまった。(駅弁ひとり旅で中身は読んだはずなんだが完全に忘れていた)
ホッキ貝の貝殻の中にもおにぎりは入っていたのだがこの貝殻はこの後どうしたらいいのやら。風格のある立派なものなんだが使い道がない。弁当の雰囲気を盛り上げる役目は果たしているが開けてすぐさま役目を終えようとしている。家に持って帰って飾ればいいのか???
一瞬困惑してしまったがおにぎりを一口食べる。すると「うまーいっ!!!!」
いやーうまい。ホッキ貝の炊き込み御飯的なおにぎりなんだが見かけによらずホッキ貝が食べ応えがある。卵はただのゆで卵ではなく燻製卵であった。香ばしくてとっても美味い。卵以外のよくわからんおかずもチーズとなすびであることが判明。なかなか変わってはいるけどチーズもうまいしなすびもいいおかずになる。おむすびだけでも成立するぐらい美味しいのだが、これにこの燻製卵とチーズとなすびが加わることで豪勢なおにぎりセットとなっている。で、最後によくわからんがハッカのアメも付いていた。ここは室蘭であって北見ではないんだがこれはこれで良しとする。
感想としては「うむ、買ってよかった!!!」
はじめは全てが個別に包装されている 見たくれに少々戸惑ったけど食べてみれば美味しかった。「ホッキ貝食べたぞー!!」という満足感も得られる。はじめの微妙な印象から最後はテンションが大いに上がるというなかなかギャップの大きい駅弁であった。

年末北海道 2014 其の13

高架の崎守駅のホームに上がる。崎守駅・・・両サイドをトンネルに挟まれた鉄橋の上にあるなんとも無骨な駅である。
僕が乗る予定の東室蘭を10時08分に出発した長万部行きの列車は10時20分にやってくる。あと10分ほど時間がある。いやー余裕である。
待ち時間で駅を観察しようとすると列車接近のアナウンスが。長万部行きにしては早すぎる。「貨物列車か???」と思っていると東室蘭方面から特急がやってきた。ん???そんなの時刻表に載ってないぞ。
パノラマエクスプレスにそっくりだがここは非電化区間である。なんだっけこれ???なんか見たことあるぞ。





エンジン音を轟かせながらその列車は力強く走り抜け、トンネルの中へと消えていった。もう一度時刻表を見るもやっぱり載っていない。なんだったんだあれは???




長万部行きは定刻通りにやってきた。たった一人で乗り込んで一駅、たった四分で降りていく。
車内の他の乗客の「え??もう降りるの???」みたいな視線を浴びながら黄金駅へと降りたった。
 




黄金駅・・・崎守駅とは一駅しか離れていないが全く雰囲気が違う。とってもいい感じの駅である。





すると間もなく列車の接近のアナウンスが流れた。ほんとは羊蹄山をバックに撮る予定だったスーパー北斗3号のお通りである。しかしヘッドライトに眩惑されてAFではピントが合わずシャッターが切れず・・・。もうがっかりの極みである。



しばし放心状態に陥ったもののすぐさま復活。列車が通り過ぎ静けさを取り戻した黄金駅。いや~いいね。





あっちでパチリこっちでパチリしてる間にふと気づいた。「あれ??オレ前にここに来たことある!!!」なんだこれ??デジャブか????でもなんか来たことがあるような気がする。でもいつだったか思い出せない。去年の小幌駅のあとに来たのかと去年のブログを見直してみたら確かに黄金駅の写真が貼ってあった。しかしそれは列車の中から撮ったもの。そうではなくてホームに降りて写真を撮ったような気がする。う~む、思い出せんなー。
そんななんとも言えない気持ちでシャッターを切っていると東室蘭行きのキハ151がやってきた。

年末北海道 2014 其の12

バスは時刻表通りにやって来た。道南バスの9時49分発の室蘭港行きである。室蘭港・・・どこにあるのか全く知らん。黄金の駅前を通るのかどうかもわからんが最悪東室蘭駅は経由するだろ。
一番後ろに陣取り「ふぅ〜」と一息つく。しかし次の瞬間バスのアナウンスが「次は黄金です」とか言うではないか。完全に不意打ちである。いきなりのことでこの「黄金」が黄金駅の事なのかどうかが全然わからん。一番後ろの座席に座っているので運転手氏に聞くにも遠すぎる。加えてカメラやら手袋やらの荷物をシートにぶちまけている。すぐにまとめて降りられる状態ではない。「あわわわわ〜」とやってるうちに黄金を通過。バス停は思いっきり黄金駅の真ん前であった。しかし間も無く次のバス停、石川町で「ピンポーン」と降車のボタンを押す音が。「よし、歩いて引き返すぞ、!!」と思い荷物をまとめているとバスは勢い良く通過。唖然呆然していると次のバス停のアナウンスが流れた。不意打ちに慌てふためいていたためバス停のアナウンスの時の「ピンポーン」を後者ボタンの音と勘違いしていた。もうボロボロである。ちなみに後から知ったことだが僕が乗ったバス停は黄金小学校前。すでに黄金エリアに足を踏みいれており黄金駅までは目と鼻の先であった。
大いに凹みながら時刻表を開くと黄金では僕が乗る予定だった列車の前にスーパー北斗が通過することが分かった。羊蹄山をバックに撮れるチャンスがあったのだ。もうますます凹んでしまう。調べてみると東室蘭から黄金方面に引き返す列車があった。東室蘭発10時08分の長万部行きである。ただしこれでは黄金駅で降りてもスーパー北斗の通過までにお立ち台へと向かうことは不可能である。ただホームからは撮れると思うので行けるもんなら行ってみたい。しかし東室蘭を10時08分。はたして間に合うか・・・。
しかし無情にもバスは国道を逸れて白鳥台という住宅地に入った。ただでさえ微妙なところでこんな寄り道をしてしまっては10時08分発は絶望的である。この状況に気持ち的には完全にあきらめの境地に立っていた。これはもう東室蘭まで行くしかあるまい・・・つーか白鳥台ってもしかして白鳥大橋を渡って室蘭駅方面にダイレクトに行ってしまうのか???どのあたりを走っているのか全く分からんのでどこへ連れて行かれるのか全く見えない。まぁ室蘭駅へと連れて行かれても時間的には何とかなるだろう。
しかし意外と言ってはなんだけどこの白鳥台、結構栄えている。何ともさびしい海沿いの国道の景色から一気に普通の住宅地へと景色が一変した。室蘭にもこんなところがあったんだな。
停車するバス停ごとに結構な人たちが乗ってくる。乗った当初はノビノビしていたけど車内はだいぶ混んできた。地方の路線バスにこんだけ人が乗ってくるとはなんともうれしい限りである。なんて思っていたら前方に鉄道の高架が見えてきた。そして瞬時に気付いた。「崎守駅だ!!!」
この状況に後先考えず「降りなきゃ!!!」と思った時にはすでに両手に荷物を抱えてバスの前方へと急いでいた。「すみません、ここで降ろしてください!!!」
すると運転手氏は「バス停はここを曲がったところですから」と冷静に答えた。

年末北海道 2014 其の11

お立ち台から直に黄金駅へと向かう。国道沿いに歩かねばならんのだがこちら側から国道に向かうには道がない。見えてはいるんだが向こうに行くには雑木林を超え、道無き道を歩かねばならない。多分どこかで繋がるだろうと自分の来た脇道を黄金方面へと歩く。稀府ー黄金間の営業距離は4.5km。ざっくりここまで1キロ歩いたとして残りは3.5kmか。残り時間は1時間15分。ただし黄金駅で北斗星を撮ろうと思えば9時20分には現場に着きたい。僕なりの通過予想時間は9時24分。1時間ちょっとしか時間がない。急がねば。
えっさほいさと歩いていくもゴールがわからんので不安になる。このままタイムアップとなって北斗星が通過してしまったらと思うと気が気ではない。今思えばiPadを持っていたんだから地図で調べりゃよかったんだがその時は全然考えが及ばなかった。
雪が舞う中、ひとまず 国道へとつながる踏切までやってきた。時刻は9時前。しかしここでだいたいどの辺りまで来ているのかわからない。先が見えない不安から「よし、もうここでいい。」
この踏切、名前を岩田前踏切という。この踏切の横の家は岩田さんなんだろうな。間もなく札幌行きのスーパー北斗が通過し、その後函館行きの北斗が通過、最後に札幌行きの北斗星が通過と効率良く3本の列車を撮影できる。う〜む、やっぱり黄金駅で撮りたかったな・・・。無念である。
 まずスーパー北斗が通過。
 





続いて北斗。






 
後追い。





 最後に大本命の北斗星が通過。時刻は9時32分。本来なら東室蘭に到着している時間である。






 後追い。この表情を見ると「あぁ厳しい行程だったんだな」と思う。





戦いを終え再び黄金駅に向けて歩き始めた。踏切を渡り国道に出るとバス停を発見。時刻表を見るとあと6分でバスがくる。歩くか乗るか・・・う〜ん、乗る!!!
というわけで乗ることにした。

年末北海道 2014 其の10

列車に乗ってたった一駅、稀府に降り立つ。 駅横の踏切を渡りお立ち台へと向かう。





踏切から山の方を見る。有珠山が見える。






 えっさほいさと歩いて雑木林の中にある線路脇のお立ち台に到着。よーし、頑張るぞ。ここでカシオペアとトワイライトを撮る。
稀府方面にカメラを構えて待ち続ける。しばらくすると背後から普通列車が駆けぬけて行った。

雪煙をあげて長万部行き(?)が通過。





ぶっちゃけこの旅ではろくに時刻表も見ておらず、上り列車の時刻は調べていなかった。踏切でもあればカンカン鳴るからわかるけどここには踏切もないので気を抜いて下なんかを見てるとシャッターチャンスを逃しそうだ。
 お次は稀府方面からキハ40がやってきた。一応下り列車については時刻表を見ていたんだがこんな列車あったっけ???だがあとから見直すとしっかり載っている。




カシが通過すると思われる時間になってもまだやってこない。雪の影響で遅れているのか???
「それにしても遅いなー」と思いながらふと顔を上げるとなんとカシの後にやってくるはずのトワが先にやってきた。「うおっ、マジか!?」
   とにかく狙いを定めてシャッターを切る。そしてトワはあっという間に走り抜けて行った。つーか予想外の展開に少々困惑した。いつまでたってもカシが来ないから今日はトワが先行したのか???




その後しばらく待つもなかなかカシはやって来ない。しかし目を離した隙にやってくるかもしれんので気は抜けない。だがここで時刻表を確認することにした。前方に最大限の警戒を持って時刻表の入ったザックを取りに行く。そして素早く三脚の位置まで戻り、これまた最大限の警戒を持って前方をチラ見しながら時刻表を開く。すると・・・「なにぃ〜!!!!!」
なんと今日はカシオペアの運行日ではなかった。おーなんてこった!!!トワが年末は毎日運行されるものだからカシもそうだと勝手に思い込んでいたのだ。そりゃいつまで待っても来るわけないわ。凡ミスの極みである。時刻はすでに8時。 今から走って戻っても東室蘭行きの列車には間に合わない。(稀府発8時13分)
かと言って北斗星が来るまではまだ1時間以上も時間がある。ここで待つには長すぎる。それに北斗星は黄金駅の横の踏切から羊蹄山を入れて撮影したい。というわけで歩いて黄金駅に向かうことにした。
 あと、ここまで待ったのだからと、ついでに僕が乗るはずだった列車を見届けて出発した。

ヨドバシ

今日久々に梅田のヨドバシに行った。北海道の旅の途中でぶっ壊した愛機のNikonD300を修理に出すためだ。完全に僕の不注意でコンパクトフラッシュ(以下CF)を入れるところのピンを曲げてしまったのだ。当然その後はCFを入れられなくなってしまい撮影は不可能に・・・。大ショックであった。
朝一から動く予定だったけどぐだぐたしてたらあっというまに15時くらいになり「これはまずい」とやっとこさ出かけて行った。で、ヨドバシに行く前に金券ショップに余った18切符を売りに行く。北新地で降り駅前の第2ビルへ。残り2回で2,500円で売れた。
そしていざヨドバシへ。久々に行ったけどヨドバシってしょっちゅう店のレイアウトを変える。まぁそれはいいとしてなんかアウトドア系の売り場ができていた。自転車に手を出し始めた時に「いや〜何にでも手を出すな」って思ったけどとうとうアウトドア界にも進出である。正直店の人に商品の説明を求めてどこまでまともな答えが返ってくるのか微妙であるが、自転車のパーツ同様知識のある人なら買うのもありかなと。ポイント10%もつくし。
 
なんか違和感あるな。




 で、修理カウンターへ。基本料金みたいなのがあってD300だと2万何千円(細かいところは忘れた)からとのこと。今回のは保険でなんとかなりそうなので(ならないととっても困る)あまり深いことは考えないようにする。つーかこんな凡ミスで最低2万か〜。これ自腹ならショックで寝込みそうだな・・・。
とりあえず修理の受付を済ませ上の階へ。プリンターのインクを買いに行く。今回の旅で撮った写真をプリントするのだ。A3にプリントするので結構インクを使う。やってる途中で無くなってしまうと面倒なのでしまうまマークの8本セットを買う。しまうまマークでピンとくる人はEPSONのユーザーであろう。しかし純正とサードパーティー製だとどれほどの仕上がりの違いがあるのだろう???実際に使ってみればわかるんだがなんかビビってしまって使ったことはない。しかしあの値段の差は魅力である。
お次は三脚を見に行く。今はスリックの自由雲台のを使っているけど周りの撮り鉄さんを見ても自由雲台は皆無である。てことでまともなのを一つ買うことにした。ブランド的には愛着のあるスリックにしようと思っていたけど結局ベルボンのEX640というのにした。
見た目なんかではスリックのでかっこいいのがあった。しかしエレベーター込みの全長が170cmでとっても高く、いずれ鉄ちゃんバーも取り付けたいので重量が3キロまでいけるというところが決め手だった。エレベーターの上げ下げはハンドルをクルクルするタイプでクイックシューも着いている。これで5,980円とは
お買い得である。



早く実戦で使ってみたい。








しかしまぁ今やどこもかしこもカーボン製品が席巻している。こないだ山のストックを見に行った時もカーボン旋風が吹き荒れてたけど三脚の世界でもこれまたカーボンである。持ってみるとなるほど軽い。こりゃいいわいと思ったけどやはりお値段もいい。僕には手が出せん・・・。
お次はコンパクトフラッシュ(以下CF)を見に行く。僕が使っているCFは2GBの300倍速のものである。僕が愛機を買った時はこれが最高峰であった。しかしMAXの1秒6連写をすると途中で息切れをしてしまいシャッターが切れなくなる。カメラがいくら撮ろうとしてもCF側で書き込みが追いつかないのである。これを解消するためには書き込み速度を上げるしかない。愛機を買ってはや6年。あれからCFは進化したんだろうか?
しかし結果としてびっくらこいた。なんと今では1000倍速なんてもにがあるのである。しかも昔と比べてかなり値段も下がっている。1万円も出せば16GBで1000倍速なんていう僕から見れば夢のような代物が余裕で買えてしまうのである。これには少々凹んでしまった。いつの間にやら時代においてけぼりをくらってしまっていた。完全に浦島太郎の気分である。
軽いめまいを覚えながらも気を取り直して一眼のコーナーに向かう。かぁ~。今や一眼でムービーは当たり前。20万円台でフルサイズの機種が買えてしまうのか。まぁデジカメは家電とは思わないけど家電ってそうなんだよね。出始めは高くてしょぼい。これが時間がたつとともに機能が向上し値段も下がる。GPSだってそうだ。僕が初めに買ったガーミンのGEKO。値段は3万以上したけど白黒でもちろん地図なんて入っていない。衛星もしょっちゅうロスする。それが今使ってるe-trexは同じような値段でカラー。衛星を捕まえる能力はGEKOよりもかなり向上している。しかし今この値段にちょろっと上乗せすれば別売りの地図も利用できる機種が買えてしまう。まぁそんなことを考えてたら物は買えないのだが出始めの高いものを買ったものからすればやりきれないところはある。
そして何やら目を引くカメラを発見。そいつの名はペンタックスのQ7。小っちゃくてかわいらしくそしておしゃれ。こんなに小っちゃいくせにいっちょまえに一眼レフである。強烈に物欲を刺激されるカメラであるがお値段もそれなりにする。お金が際限なくあるのであれば即購入であるが、とてもそんな金は無いのでぐっと我慢する。カタログだけでも持って帰ろうとするとなぜかRICOHの文字が。「ん???」と思うもすぐに気がついた。「ペンタックスってリコーに買収されたのか???」 ネットで調べるとまさしくその通りであった。旭光学という会社はすでにこの世からなくなっていた。しかも2年以上前に。もう情報難民もいいところである。情報収集のためにもたまにはここへ来ねばならんな。そう思いながら先の旅で無くしたレンズキャップを買い家へと向かった。

転覆隊

今日、年末年始に録画しておいたサラリーマン転覆隊を見た。今回のは初回に放送した秋田の阿仁川を下る話の再放送で僕はこれを見ていなかったので非常にラッキーであった。
ところが前編を見終わり後編を見ようとしたところ全然違うのが録画されていた。「なんじゃこりゃ??」
年末の旅に出る前に録画の予約をしたんだが12/27のは全く問題なくできた。しかしテレビでの番組表は1週間分のものしか表示されないので1週間以上先の後編の時間は確認できない。でも同じ時間だろうということで金曜日の23時からを「毎週録画する」で予約しておいた。そしたらこの様である。しかし前編をもう一回見た時、最後の最後で「次回は1/5、15時からの放送です」みたいなことが書いてあった。「うぉ〜今日じゃねーか!!!」
くそー、昨日これを見ていたらちゃんと今日見れてたじゃないか。つーか今日の朝でも間に合ってた。ついてねーなー。ちなみに15時といえば梅田のヨドバシに向かってた。非常にショックである。

年末北海道 2014 其の9

 5時50分発、長万部行きの列車に乗り込み北舟岡を目指す。






ホームにて。 






いざ北舟岡へ。



 



6時15分、北舟岡到着。まだ暗い。良いところがなければ6時41分発の苫小牧行きで稀府へと移動する。





時刻表。






  北舟岡・・・前から一度おりてみたかった駅である。上りのカシオペアのお立ち台としては結構有名なところでメタリックなボディに夕日が当たって反射する非常に印象的な画が撮れるところである。ただし今回は下り列車。持参のiPadで調べたところによると駅からちょっと歩いたところにお立ち台はあるようだがあんまり心には響かなかった。希望は北舟岡の駅からで海もいれてというのを考えていた。しかし・・・「ないな」。
下り線の線路沿いから海を入れてというアングルを考えたのだがちょっと高さが足りない。線路脇まで出ればいいのが撮れそうなんだが確実に「ピーッ!!!!」と鳴らされてしまう。つーかそれ以前に線路内に入ってはいけない。
 


駅の雰囲気としては最高である。ホームのすぐ横は太平洋。夜も明けきらぬ中でただ一人波の音を聞いている。ついでにビュービューうなる風の音も聞いている。いや〜いいね。寒いけど。
 



日中は通学の学生なんかの利用が多いみたいだけど今は誰もいない。このシチュエーションを独り占めである。ただここで下りのカシオペアはちょっと僕の乏しい想像力ではいいアングルが思いつかない。というわけで6時41分発の苫小牧行きの列車で稀府へ向かうことにした。


だいぶ明るくなってきた。






いいですな。僕的にはこのアングルで一枚撮りたかった。






そして列車がやってきた。

年末北海道 2014 其の8

 はまなすは札幌に向け出発した。 ところで僕の明日の予定だがカシオペア、トワイライトエクスプレス、北斗星をまとめて撮影する。カシとトワは間髪おかずにやってくるので一箇所で。北斗星は時間が少し空くので場所を変えて撮影したい。まずははまなすを東室蘭で下車し北舟岡を目指す。北舟岡の駅の近くでいいところがなければ一駅戻り稀府でカシとトワを。黄金で北斗星を撮影する。この辺は上野から宇都宮に行く途中で決めておいた。
列車は蟹田でカシオペアとすれ違い。それを見届けてから寝に入る。ニット帽を目深にかぶり耳栓をする。東室蘭には4時過ぎに到着する。早く寝なければ。
 
車内放送で目を覚ます。間もなく函館である。青函トンネルに気づくこともなく爆睡できた。時刻は1時過ぎ。さぁ出陣の準備である。たとえ3時だろうが4時だろうがここ函館では起きてホームに出なければならんのである。そう、お約束の機関車交換である。ここでED79とお別れしてDE51とバトンタッチである。この光景はもう10数回(20回いったか?)見たけどやっぱり外せない。もうこういうのここでしか見れんしね。下関でもこういうのなくなったし。でもこれもあともうすぐ見納めになると思われる。新幹線・・・やっぱり嫌いだ。
雪がホームを覆いつくす寒い寒い函館駅での連結作業を見届けてから車内に入る。 あったけぇ〜。そしてまた帽子を目深にかぶり耳栓をして寝た。
 



再び車内放送で目を覚ます。あと5分で東室蘭である。眠いけど降りなくてはならない。そそくさと荷物をまとめてホームへ降りる。「さっむー!!」
4時15分、東室蘭に到着。待合室に荷物を置いて近くのセブンイレブンに食料を調達しに行く。時折強風が吹き付ける。フードをかぶりグローブをはめる。今回も冬山スタイルである。この時期の北海道にはこの格好が一番いい。ちなみにこないだ買ったストームクルーザーではなく引退した昔のストームクルーザーである。山でなく旅行で着るならまだまだこれで十分である。
 
東室蘭駅外観。






待合室に戻り買ってきたねぎ塩豚カルビ弁当弁当を食べる。昨夜、青森駅で食料の調達に失敗したので 昨日の夕方、盛岡駅を出てすぐに食べた弁当以来の食事である。朝4時過ぎに食べる弁当としては少々ヘビーだが豚肉の脂が胃に染み渡る。しかしこんな時間に東室蘭とは久しぶりである。大学卒業間近にここで夜を明かしてホームレスのおっちゃんといろいろ話したことを思い出した。

年末北海道 2014 其の7

青森に到着すると間もなくはまなすの入線を告げるアナウンスが流れた。僕も皆がカメラを構える場所へと急ぐ。DE10に引かれた最後尾が近づいてくる。青森はスイッチバックの駅なのでケツから入線してくるのだ。
そして函館まで牽引するED79がやってくる・・・もうあと少しというところでストップ。はまなすの青森方の機関車は「ここから先立ち入り禁止」のところで停まるのだ。だからお顔は拝見できない。




このご時世なので撮り鉄対策の警備員さんもいるのだがその制止を振り切って機関車を正面から撮ろうとする者やホームの柵に登って撮ろうとするやつもいる。こういうアホがいるからその他大勢のまともな鉄までが白い目で見られるのだ。やめろと言われたらやめろ。つーかやっていいこと悪いことの判断くらいちゃんとしろ。大人なんだからルールを守れよ。

 意外にも機関車の正面を撮れないことを知らない人が多く「えぇ〜マジで!?」「せっかく来たのに」とかいう声が聞かれた。まぁしょうがないよ。閑散期は知らんけど年末年始はずーっとこうだから。
網棚に荷物を載せ出発までの時間を写真を撮ったりホームをウロウロしたりのびのび過ごす。
 
この表示が見れるのもあとわずか。






こういう風景が見れる駅もほぼなくなった。






WBを変えて機関車方面。






跨線橋よりベイブリッジ方面。







毎年撮ってるけどやっぱり撮ってしまう。



 


発車待ち。





 列車は発車の時間を過ぎたが大館からの普通列車が遅れているためそれ待ち。やっぱり遅れたか。
予想通り遅れてやってきた奥羽線からの乗り換え客を乗せ、定刻より5分遅れて札幌へ向け出発した。

年末北海道 2014年 其の6

大館に到着。ここではこの旅で最初の目的がある。上野行きのあけぼのを撮影するのだ。そのためにここへやってきたのだ・・・というわけでもない。最初はそんなことは全く考えていなかった。しかし時刻表を眺めながら盛岡から先をそのまま旧の東北線で北上を続けるか花輪線にそれるかを考えていたところ花輪線なら大館であけぼのを撮れるというのがわかり「じゃあ花輪線で」となった次第である。
ホームには同じ列車でやってきた人々が早くも陣取り合戦を繰り広げていた。先ほど僕の前に座っていた鉄ちゃんもすでにスタンバイしていた。
到着までいろいろアングルを考える・・・ってことはできない。場所は固定されている。前の人とか後ろの人のこともあるので自由に動けないのだ。後ろの人に「先頭はどの辺までくるんですかね?」と聞くと「あの屋根のない陰ってるところ」とのこと。そうきたか・・・。
「上野じゃ怒号合戦だろうな」なんて後ろの人が話してる。僕もそう思う。ああいうところには行きたくない。これくらいの人数(10人くらい)でちょうどいい。
そして定刻より少し遅れてあけぼの入線。主役の登場である。ところで僕はあけぼのには乗ったことがない。二年前の3月に青森駅でちらっと見ただけである。正直縁も所縁もない。しかしその存在感はかなり大きい。今現在、唯一の「普通の」ブルートレインである。北斗星の地位がだいぶ下がってきたとはいえ、あちらは元祖豪華寝台列車である。格が違う。(僕の個人的な意見だが)
 
  停車時間は1分。三脚は動かせないのでズームレンズを出したり引っ込めたりしているうちに発車。まぁこんなもんでしょ。記録撮影的には十分である。
「お疲れ様でしたー」と挨拶をかわし皆様三々五々に散って行く。僕はこの後にくる青森行きの特急つがるで青森に向かう。その後の普通列車でも青森からの急行はまなすには間に合うんだが到着は発車の3分前。当然到着が遅れても待ってはくれるだろうが如何せんこの時間じゃ乗るのがやっとで写真なんて撮れる状況ではない。青森からのはまなすも余命幾ばくもないのでここはゆっくり向き合いたい。というわけでここで特急投入なわけである。年末だしぎゅうぎゅうかなと思ったけどそこまでではなく席を確保することはできた。そしてわずかな時間ではあるが特急列車の中で優雅に過ごす。持参のiPadでブログをしたりのんびり過ごす。列車は弘前に到着。ここで空席は全部埋まった。
大館を定時に出発したつがるであったが新青森には4分遅れ、終着青森には8分の遅れで到着した。こりゃ後の普通列車も遅れるな。まぁ毎度のパターンだ。

明けました

年が明けました。今日から2014年だ。今日は釧路から札幌に向かう。現在旭川から岩見沢に向かう電車の中。もう少しで滝川だ。この旅も残すところあと3日。はぁ〜、あっという間だな。こうして札幌に向かっているとどんどん現実に向かって走ってるようでなんだか切なくなる。明後日には北海道を離れる。とは言うものの明日だって川西に向け着実に近づいて行く。9日間と言ってもあっという間だ。一日一日の内容がいい意味でないので(詰め込んでいないのでぼーっとしてる時間が驚異的に長い)あっという間に終わってしまう。一つの撮影場所に4時間滞在とか。でもこういうの大好き。残された時間も全力でまったりしよう。

終結!!2013年

今僕は釧路にいる。年末はだいたい釧路だ。あ、去年は上川だったな。元旦は釧路だったけど。
27日の夜に出発して今日で5日目か。全然実感ないな。まだ3日目みたいな感じ。
今年はiPadを持って旅に出た。まさに情報化社会って感じだな。おかげさんでこの旅でも色々情報を仕入れることができた。こうやって旅の途中でブログも更新できるしね。時代は変わっていきますなぁ。去年の年末には想像もできなかったことだ。
今年ももう少しで終わる。お、大島優子AKB卒業ですか。ただいま紅白を見ております。
2014年か。ここ数年、年とってるなぁって実感するわ。来年はいい年になるといいなぁー。明日は今年と同様に遠軽神社へ初詣じゃ。3回目だな、遠軽神社。
よし、明日も五時起きじゃ。年明け前にとっとと寝よう。皆様よいお年を。また来年!!!

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