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新 ぽんぽこブログおれ日記

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年末北海道 2014 其の12

バスは時刻表通りにやって来た。道南バスの9時49分発の室蘭港行きである。室蘭港・・・どこにあるのか全く知らん。黄金の駅前を通るのかどうかもわからんが最悪東室蘭駅は経由するだろ。
一番後ろに陣取り「ふぅ〜」と一息つく。しかし次の瞬間バスのアナウンスが「次は黄金です」とか言うではないか。完全に不意打ちである。いきなりのことでこの「黄金」が黄金駅の事なのかどうかが全然わからん。一番後ろの座席に座っているので運転手氏に聞くにも遠すぎる。加えてカメラやら手袋やらの荷物をシートにぶちまけている。すぐにまとめて降りられる状態ではない。「あわわわわ〜」とやってるうちに黄金を通過。バス停は思いっきり黄金駅の真ん前であった。しかし間も無く次のバス停、石川町で「ピンポーン」と降車のボタンを押す音が。「よし、歩いて引き返すぞ、!!」と思い荷物をまとめているとバスは勢い良く通過。唖然呆然していると次のバス停のアナウンスが流れた。不意打ちに慌てふためいていたためバス停のアナウンスの時の「ピンポーン」を後者ボタンの音と勘違いしていた。もうボロボロである。ちなみに後から知ったことだが僕が乗ったバス停は黄金小学校前。すでに黄金エリアに足を踏みいれており黄金駅までは目と鼻の先であった。
大いに凹みながら時刻表を開くと黄金では僕が乗る予定だった列車の前にスーパー北斗が通過することが分かった。羊蹄山をバックに撮れるチャンスがあったのだ。もうますます凹んでしまう。調べてみると東室蘭から黄金方面に引き返す列車があった。東室蘭発10時08分の長万部行きである。ただしこれでは黄金駅で降りてもスーパー北斗の通過までにお立ち台へと向かうことは不可能である。ただホームからは撮れると思うので行けるもんなら行ってみたい。しかし東室蘭を10時08分。はたして間に合うか・・・。
しかし無情にもバスは国道を逸れて白鳥台という住宅地に入った。ただでさえ微妙なところでこんな寄り道をしてしまっては10時08分発は絶望的である。この状況に気持ち的には完全にあきらめの境地に立っていた。これはもう東室蘭まで行くしかあるまい・・・つーか白鳥台ってもしかして白鳥大橋を渡って室蘭駅方面にダイレクトに行ってしまうのか???どのあたりを走っているのか全く分からんのでどこへ連れて行かれるのか全く見えない。まぁ室蘭駅へと連れて行かれても時間的には何とかなるだろう。
しかし意外と言ってはなんだけどこの白鳥台、結構栄えている。何ともさびしい海沿いの国道の景色から一気に普通の住宅地へと景色が一変した。室蘭にもこんなところがあったんだな。
停車するバス停ごとに結構な人たちが乗ってくる。乗った当初はノビノビしていたけど車内はだいぶ混んできた。地方の路線バスにこんだけ人が乗ってくるとはなんともうれしい限りである。なんて思っていたら前方に鉄道の高架が見えてきた。そして瞬時に気付いた。「崎守駅だ!!!」
この状況に後先考えず「降りなきゃ!!!」と思った時にはすでに両手に荷物を抱えてバスの前方へと急いでいた。「すみません、ここで降ろしてください!!!」
すると運転手氏は「バス停はここを曲がったところですから」と冷静に答えた。
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