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新 ぽんぽこブログおれ日記

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年末北海道 2014 其の58

青森に到着し青い森鉄道のホームを目指す。青森は盛岡と違って改札を出ずに乗り越えができるので便利だ。




701系電車。このカラーリング、結構好きだ。






浅虫温泉に向け出発。久々の青い森鉄道である。去年は行きは東北新幹線で帰りは小樽からフェリー。一昨年は行きが花輪線で帰りは奥羽線であった。昔はこのルートがメインだったんだけどな。
浅虫温泉に到着。





駅前にある道の駅が目指す温泉である。






時間はないんだがちょっと道草。手前は陸奥湾。その奥に下北半島を望む。




そして温泉へと向かう。






中に入りお風呂を目指す。途中、レストランの前を通るのだがこれがまた美味そうで困った。ホタテのメニューがいろいろあるんだがそれがめちゃくちゃ美味しそう。しかしここでホタテをとってしまうと風呂には入れん。どうするかめちゃくちゃ悩んだがやはり風呂に行くことにした。


時間がないのでとっとと入る。入浴料は340円。非常に良心的だ。この値段なので備え付けのシャンプーなどは当然なし。長万部の温泉もそうだったな。次に旅に出る時はお風呂セットを持参しよう。
列車の時間がガンガン迫ってくるので10分程度で慌ただしくあがる。ゆっくり入れればいいんだが列車の時間が決まっている以上仕方が無い。でもさっぱりできたし体もポカポカ温まった。やっぱり風呂はいいですな。帰りもレストランの前を通る。何かを揚げる音といい匂いが周囲に漂う。次は時間にゆとりを持って来たいもんだ。
駅に戻る。大湊からの快速しもきたに乗り込み青森へ戻る。車内はそれなりの混雑。席には座れず青森まで立ったままであった。
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年末北海道 2014 其の57

スーパー白鳥に乗り込む。
 
まずは函館行きのスーパー白鳥95号が入線。






そして僕が乗る新青森行きスーパー白鳥26号が入線。




これでいよいよ北海道ともお別れである。いつもなら函館スタートなので「これでお別れだなぁ」と感慨に浸りながら車窓を眺めるのだが、今回はそんな時間はない。あっという間に青函トンネルに突入である。
こんな感じで前衛のトンネルをくぐり
 
 
 
 
 

そして青函トンネルに突入。
  
  
  
 
   
 
青函トンネルに入るまでのワクワク感とトンネルを抜けた時の「来たぞー!」(←北海道に) 若しくは「はぁ〜・・・。戻ってきたな・・・」(←本州に)というような気分を味わえるのもあと少しである。新幹線なら何の感慨もなく突き抜けてしまうだろう。


そんな思いもあったので今回は最深部の青色のライトも見た。ただし直前まで寝てしまい奇跡的に目が覚めたところが最深部であった。これも僕の強い思いが目を開かせたのだろう。うん、そうに違いない。
 



  トンネルを出るともうそこには新幹線が侵食していた。もう駄目だ・・・。
 
 

 
 

この景色を見ると「あぁ津軽線だなぁ」と思う。




  蟹田ー青森間は右手に新幹線の高架と並走する。ずいぶん遠くにあるんだが周囲に何もないのでよく見える。





青森の駅に到着前に乗り換えの案内が流れた。青い森鉄道の浅虫温泉行きというのを聞いて「よし、行くか!!!」と温泉行きを決めた。

年末北海道 2014 其の56

  8時47分、知内を目指すべくスーパー白鳥22号に乗り込む。 知内は竜飛、吉岡の両海底駅とともに3月に廃駅となる。これまでに何十回と通過したはずだけどはっきり言って全然印象に残っていない。
  8時55分、知内に到着。木古内からわずか8分で1日2往復しか列車の停まらない摩訶不思議な世界に到着である。最後の1両がホームから外れるということだったけどきれいにホームから外れている。 
 
 
 
  だーれも降りる奴なんかおらんと思っていたら10人くらいがぞろぞろと下車。もちろん全員鉄ちゃんである。これまでいろいろ秘境駅を巡ってきたがこんなに同士が多い駅は初めてである。なんかちょっと楽しいぞ。

走り去る列車を見送る。






おぉ、保線の皆様。お仕事お疲れ様です。





 
構内は結構広々。






駅名表をバックに写真を撮ってもらったりする。皆さん和気あいあいである。




 時刻表。見ての通りである。
 
 
 
 
 
 
  
駅の外に出る。 はたから見るとあんまり駅っぽくない駅である。









道の駅も併設している。こっちの方が駅っぽくて建物も立派である。






この知内駅、下車するのはこれが最初で最後。わずかな時間だけど存分に知内駅を満喫する。

駅前にはバス停が。バス利用でも来れるんだな。








駅の構内・周辺ともにスッキリしていて見通しがいい。撮影するにも色々なアングルで狙えそうだ。
木古内へと戻るお迎えの列車の時刻が近づくとみんなゾロゾロとホームに集まってきた。これくらいの人数がちょうどいいわ。多すぎるとのんびり楽しめんし。

下りのホームから。この景色、見た覚えがあるわ。この記憶は知内駅からの景色だったんだな。





9時38分。お迎えに来た白鳥93号は485系の3000番台。かっこいい。




9時46分、木古内に帰ってきた。往復60分のミニツアーながらも非常に楽しい時間であった。ここでは1分停車。その時間で皆さんこの485系を撮影。走り去る姿を見送り、改札へと向かっていると「鉄っぽい人が多かったな」という声が聞こえてきた。そりゃそうだ。鉄以外で知内なんて行くやつおらんだろ。でもみんな鉄道が好きなんだな。新幹線についてはどう思っているんだろう???僕と同様によく思っていない人もいるんだろうな。
とりあえずまだ10時前ながらも本日のメインイベントが終了した。あとは現実へと向かう旅となる。

2016年。未来はこうなりました→
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年末北海道 2014 其の55

木古内に到着。お次は8時47分発のスーパー白鳥で知内へと向かう。




 函館からの江差行きがやって来た。






 ここでの江差線の列車交換を見るのはこれが最後だ。





 海峡線のホームはこの人だかり。8時04分発のスーパー白鳥を待つ人々。





スーパー白鳥入線。






時間があるので木古内駅を探索。
次に来たときにはもうこれはない。






跨線橋から。このアングルだと普通に江差線の木古内駅。





 しかし実際にはすでにこんな姿に。もう完全に新幹線の駅である。




仮設の階段を下りて



仮設の通路を通り




外に出る。





言葉もなし。




何にもなかったところにこんなでかい建てもんが建つんだな。



次に来たときには完全に出来上がってるんだろう。



引きで撮ってみる。




 ただいま木古内は新幹線で大盛り上がり。








新函館の方も。









新幹線で盛り上がってるけど、新幹線ができたからといって木古内に観光客が押し寄せるとは思えんのだがな。町に箔がつくかもしれんがただの通過点になる可能性大じゃないかな。青春18きっぷを使ってるような人はもうここでは降りないだろうし。
時間が来たのでホームでスーパー白鳥を待つ。今後木古内は新幹線と三セクの駅となる。木古内ー函館間は寂れるかもな。運賃も上がるだろうし。
なんともやるせない思いで新青森行きのスーパー白鳥に乗り込んだ。

本日のロード

今日もロードで走った。しかしスタートは15時過ぎ。午前中は天気が悪かったので金魚ちゃんの水替え。昼飯後はチビ達を連れて猪名川の河川敷で遊んでいた。で、スタートがこんな時間になってしまったのである。
ところで昨日の六甲山の疲れが抜けていない。昔は一日寝たらすべてリセットできてたんだが。もう年だな・・・。というわけで今日は軽めに妙見山だけ登ることにした。
しかし走り始めてからバイクの調子がおかしい。なんかへんな音がするのである。バイクを止めてチェックするとなんと後ろのホイールがブレーキにあたっていた。ん???昨日からこすってたのか???
ホイールをはめ直してもうまいこと行かない。2、3回走ってはホイールをはめ直すというのを繰り返しなんとか金石橋までやって来た。いよいよ妙見山への登りの始まりである。しかし登り始めてすぐに再び後輪がブレーキにこすり始めた。どうもトルクがかかるというか坂道にさしかかるとこすれる。登りになるとフレームがゆがむのか???それともそもそもホールがふれているのか???さらにペダルを回すたびにブレーキ以外の何かが干渉するような音がする。一度止まってから調整する。ここは登らねばならん。伊吹山のヒルクライムまであとひと月である。気を取り直して再び登り始める。しかし「だーダメだ!!!」
音が気になって仕方がない。全然集中できん。こりゃもう無理。引き返して家で調整することにした。
悶々とした気持ちで423号を下っていく。もし妙見山を登れていたら金・土・日で100キロ以上走れていた。距離自体は大したことないが100キロ越えと90何キロではやっぱ達成感が違うわ。
完全に不完全燃焼で自宅に到着。どうせならとことんやってやろうということで洗車からチェーンの洗浄から注油からとバイクをキレイキレイにしてその後ホイールとブレーキの調整。ブレーキの問題は一応解決したつもり。来週また上りにチャレンジして問題なければいいんだが・・・。
もうやることは全部やってしまおうということで前後のタイヤ交換。約2年履いたミシュランプロ4、サービスクルスを新品に履き替えた。そして最後にガリガリになったシューズのクリートも好感した。よ~し、これでレースでもなんでもバッチ来いである。とりあえず平日に2日はローラーを回して戦闘態勢を整えよう。

本日の記録・・・走行距離・・・29.13km    平均速度23.8km/h 最高速度・・・51.3km/h 獲得標高・・・334m  消費カロリー・・・834kcal
う~む、すべてにおいて不完全燃焼。バイクの調整も終えたからまた来週仕切り直しだ。

年末北海道 2014 其の54

 1月3日。今日でとうとう北海道を離れる。今日は二つの大きなイベントがある。一つ目は今から乗る江差線を乗り通すこと。もう一つは知内駅に降り立つことである。この知内駅、3月には廃駅となってしまう。僕的には今回が下車する最後のチャンスである。
一晩お世話になったホテルニュー江差を後にする。列車は6時44分発なのだがチンタラしていて出発が遅れてしまったのですでに入線しているかもしれない。えっさほいさと駅へと急ぐ。しかし無情にも列車はすでに入線していた。


アングルを変えてもう一枚



列車に乗り込むと昨日の彼も乗車していた。なかなか充実した一夜であったと思う。
6時44分、列車は函館に向け出発。しばらく海沿いを走った列車はやがて内陸へと入っていく。列車は2両編成。前の車両の乗客はすべて鉄ちゃんである。僕は2両目に陣取る。僕の乗る車両に乗客は2人。なんで皆さん1両目なの???何か理由があるんだろうか???
その理由はすぐに分かった。駅名表をとる場合は2両目よりも1両目の方がいいみたいである。僕は2年前にその辺は済ませているのでのんびり過ごす。
天の川駅もしっかり確認して列車は湯ノ岱に到着。この駅はちょっと思い出のある駅である。2年前はここをベースにして動いた。温泉に入ったり撮影をしたり硬券の入場券を買ったりした。


2年前に撮影した写真。

2年前にもこいつはいたな。「青函トンネル工務所」所属ってので覚えている。





江差行きと列車交換。







大雪の中、列車は走る。終着の木古内が近づくと進行方向右手に新幹線の高架が見えてくる。う~ん、複雑な気分である。新幹線嫌いな僕的には北海道に新幹線が走ること自体、非常に違和感を感じるし新幹線のせいで切り捨てられる路線があることにもとっても悲しい気分になる。新幹線ができてもせめて切り捨てられることなく在来線が残されるのであればここまで悲しい気分にはならないのだが・・・。そして列車は木古内の駅に到着した。





能勢口のローソン

  能勢口の交差点のローソンがついにオープンした。サイコンの電池が切れたので偵察がてら行ってみた。いやーいいですな。能勢口に明かりが増えた感じで非常によろしい。伸びゆく街、川西である。オープン二日目でバイト君がまだ慣れていないのも初々しい。新しい店がオープンするとコンビニとはいえ気分がウキウキしますな。あと気になるのは三井住友銀行の跡がどうなるのか。場所はいいだけにあのままほったらかしになるとは思えない。何ができるんだろか???またマンションか???ちょっと楽しみである。

本日のロード IN 六甲山

今日から3月。伊吹山のヒルクライムまであと一か月あまりである。もうそろそろ山登りの練習をせねばならぬ。というわけで六甲山へと行ってきた。
昨日はわけあって神戸の職場から川西まで自転車で帰ってきた。距離にして26~27kmくらいか。ロードのようには走れないので時間は1時間半くらいかかった。
先週もロードで40kmほど走った。距離は短いけどここのところいい感じに外で走れている。
しかし基本平坦である。部屋の中ではローラーも回しているけど固定ではなく3本ローラーである。(←固定ローラーはきつくて続かん)
はっきり言って上りのトレーニングには全くしていない。山にはかれこれ3か月以上登っていない・・・。
こんなんで六甲山に登れるんだろうかと思いながらも逆瀬川に向かう。つーか残り一か月。六甲山に登れんようではレースなんざ話にならん。しかし今日は車が多い。宝塚へと向かう旧176号は阪急の平井車庫への線路とオーバークロスするところが工事中で片側通行。それを越えると中筋の手前で何やら警察が取り締まり。あっちにもこっちにもお巡りさんでなんだか物々しい。清荒神のJRの線路をくぐる手前からは渋滞してて横もすり抜けられない。しかもやたらとバスとか大型の車が多くて非常に窮屈であった。
そんな感じで思うように走れなかったものの逆瀬川に到着。いよいよ六甲への登りが始まる。しかし早々に肝を冷やす事態が発生。逆瀬川沿いを走っていると赤信号の手前で僕の脇を逆瀬台センター行きの阪急バスが追い抜いたと思ったら強烈な幅寄せ。左は川で逃げ場はない。「どわぁ~!!!」とぎりっぎりまで左に寄るも右腕をバスがかすった。そしてバスは赤信号で止まる。おいおい何ちゅう運転をしとるのだ。前が赤信号なんだから追い抜く必要はないだろ。追い抜いて幅寄せして止まるとかって危なすぎるぞ。しかもかすったし。もし落車してたらタダじゃ済まんぞ。
バスとガードレールみたいなのに挟まれて信号が変わるまで身動きとれず。文句の一言も言いたかったがここはひとまずこらえることにした。
少し進んで右に団地、左にゴルフ場というところでも道路工事。片側通行になっていてここでも渋滞が発生していた。くそ~まともに走れんではないか・・・。
工事現場をパスするとようやくまともに走れるようになった。とりあえず目標は60分切り。今のところ1回も60分を切ったことはない。ネットで見ると速い人は40分足らずで登っている。怪物すぎるだろ・・・。平均が51分台ということだけどそんなんムリムリ。正直登るだけで精いっぱいである。
下ってくる人もちょいちょいいる。だいぶ暖かくなってきたからな。つーか真冬でも登る人は登るんだろうが・・・。
西宮北有料道路を右に分けたところで10人くらいの集団が降りてきた。いや~皆さん頑張ってますな。ところでここからが六甲山の核心部分である。登り初めの駐車スペースで準備している人を発見。遠くの人はここまで車で来るんだな。せっかくなんだから一番下から登ればいいのにと思うんだがやっぱ信号とかで止められるのが嫌なんだろうな。
ちょっと進むと溶け残った雪が現れた。道路が濡れ始める。ヒーヒー言いながら登っていると後ろから追い抜かれた。先ほど準備していた人だ。背中にはザックを背負っている。うむむ~。亀並みのスピードしか出ないのでそのうち抜かれるとは思っていたが何とも言えん光景であった。
時速7キロくらいでひーこら登っていると右手上方に宝殿のインターが見えた。あそこまで行けばあとはきついところは無い。何度も登っているのでわかってはいるのだがここの登りは斜度が余裕で10%を超える。僕のサイコンでは一番ひどいところは21%にもなる。こういう上りなので斜度が10%くらいのところだと「お~ちょっと休憩じゃ」ってな気分になる。5,6%のところになると「お~足が勝手にくるくる回るぞ」って感じである。宝殿まで来ると60歳くらいのおじさんが休憩していた。死にそうな顔をして登っている僕に「しんどいですね~」と声をかけてきたので正直に「はい、しんどいです!!!」と言葉を交わした。しかしここまで来るとゴールまではもう少しである。そして全縦路の塩尾寺へと降りていくところまで到着。いや~道路わきの雪が多い。今日でこれくらい残ってるんだから先々週はバリバリの雪山だったんだろう。あー登山の方で登りたかったなぁ。いまだにデビューできていないガルモントのαタワーGTXが泣いている・・・。
そして一軒茶屋に到着。タイムは62分53秒。1時間の壁、分厚いわ・・・。でも最後まで足を着かずに登りきった。それだけで満足である。ところで周囲には多くのハイカーが。さすが六甲銀座である。でも今日は昼から雨ですよ。皆さん、早く下った方がいいですよー。
 
本日の記録・・・サイコンの電池が無くなっているのに交換するのを忘れていた。上に行くほどに薄くなっていく液晶表示。何とか一軒茶屋まではもってくれたがそこで昇天。息絶えてしまった。というわけで走行距離・・・一軒茶屋まで19.16km。ということは往復で38.32km。 平均速度・・・一軒茶屋まで12.9km/h。  最高速度・・・一軒茶屋まで34km/h。下りは計測できなかったけどたぶん60km/hは出てたと思う。調子こいてスピードを出し過ぎるとコーナーに突っ込んでしまうので注意せねばならん。  消費カロリー・・・1587kcal これはサイコンと関係ないのでこの数字。
今年の年明けには「ひと月に1キロづつ減らしてヒルクライムの時には70キロ切る!!!」と言っていたんだが全然痩せてねぇ。現在体重72キロ 。せめて71キロ台にはしたいなぁ。

年末北海道 2014 其の53

駅を出て宿へと向かう。江差の駅は町の中心から離れているのでどこに行くにも歩かねばならん。しかしまぁ天候は大荒れである。風がビュービュー唸っている。人っ子一人歩いてないし車もあまり通らない。
この道であってるのか不安になり始めた頃、本日のお宿「ホテルニューえさし」に到着。天皇陛下も泊まったことがあるというホテルだが根室の「根室グランドホテル」同様、周囲にまともなホテルがなかったためと思われる。(⬅︎失礼な)
チェックインする前に近くにあるセブンイレブンに夕食やら酒の買い出し。いやー近くにコンビニがあってよかった。部屋に入ってしばしリラックス。夕食をとりテレビを見ながら晩酌。




そして21時半、再び江差の駅を目指し出発。外は風が唸っているし、いい感じに酔いもまわってきたので正直少々億劫ではあったのだがわざわざ高い金を払って江差に泊まる以上、行かない訳にはいかない。
大荒れの天候の中、駅に到着。






21時50分、函館からの最終列車がやって来た。


テールライトが闇夜に光る。

降りた乗客は1人だけ。






 再びサボを撮影。






 ここで朝まで滞泊するのかと思ったら回送列車となり木古内方面に引き返して行った。誰もいなくなったホームで少々佇む。明日の朝、再びここには来るけどこんなにこの駅を独り占めできることはもうない。今年の年末にまた北海道に来るかもしれないけど、その時にはもうこの場所は駅ではなくなっているのだ。
満足したので宿に戻ることにする。電気の消えた駅舎に入ると先ほど列車から降りてきた人がいた。「駅寝ですか?」と声を掛けちょっと話をした。駅寝かぁ。ちょっとそれは思い浮かばなかった。多分朝まで誰も来ないから存分に江差の駅を堪能できるな。羨ましい・・・けどもうようやらんわ。学生の頃はちょいちょいやってたけど。
最後に愛すべき同士と話ができてよかった。まぁ明日また顔を合わせるけど。
なんかほっこりした気持ちで宿へと戻った。

さらば江差駅。また明日。 





年末北海道 2014 其の52

 五稜郭の駅で江差行きの列車を待つ。
ホームでは除雪作業の真っ最中。






そして列車がやってきた。







江差に向けて列車は走る。五稜郭を出た時にはまだ明るかったんだがやはりここは北海道、少し走るととっぷりと日が暮れた。

木古内には定刻の17時38分に到着。ここで13分停車する。そして両目の車両が切り離される。





このサボを見るのも今回の旅で最後だ。






木古内の駅。すっかり新幹線の駅っぽくなってしまった。






僕からも「ありがとう!!!江差線。」






 これが使われるのもあと5か月足らずだ。






江差行き。僕にとってこれが最後の江差行き列車である。





17時57分、6分遅れて列車は江差に向け出発。車内の乗客は8人。「ひょっとして押すな押すなの大盛況か???」と思っていたんだが結果はこの数字。まぁ静かでよかったけどね。正直五稜郭の駅でもたくさんの人が並んでいたし函館から来た列車にもそれなりの乗客がいたから「みんな江差に行くのかな???」と勝手に思っていたんだが結局残ったのはこの人数であった。
しかし残ったこの8人、全員鉄ちゃんであった。さらに途中からマイクを持った音鉄さんまで乗ってきて車内は非常に鉄分が多い状態に。駅に停車するたびに駅名表を撮影すべく皆さん右へ左へと縦横無尽にかけめぐる。

そして19時03分、定刻より若干遅れて終着の江差に到着。増毛、根室に続きこの旅で3駅目の行き止まりの終着駅である。約2年ぶりの江差である。




終着駅。テールライトが寂しく灯る。






 列車は再び木古内へと戻っていく。再び列車に乗り込む者もいればここに留まり列車を見送るものもいる。僕はここに留まり列車を見送った。
列車が見えなくなると残った人々も三々五々に散っていく。駅の待合室に残る人は21時50分着の列車を待つのだろう。まだ2時間半以上も先の話である。宿をとっている僕は今宵のお宿へと向かうことにした。






 



本日のロード 

先週の今日、「六甲山に行きたい!!!」と言っていたんだがやっぱり嫁に用事をぶち込まれた。上のチビを三田のホーステラピーに連れて行けとの指令が出た。13時に集合場所の新三田の駅に送りに行って15時に迎えに行くというもの。ひと月前にもこれをやらされたんだがその時は三田駅の西側で列車の撮影をしていた。
しかし今週は六甲山で解け残った雪を踏み踏みしたかった。13時に新三田に行こうと思えば12時20分過ぎの電車の乗らねばならん。となれば遅くとも11時半には帰っておきたい。となれば朝、家を出発する時間は・・・6時だな。で、起きるのは5時半だな。きいついわ~。ここんとこ仕事がきつい。ちなみに土曜日も仕事である。そして日曜日は5時半起き。「・・・無理だ。」
そして路線変更。新三田の駅まで車で行ってロードで走る。先週付けたルーフキャリアをさっそく使っちゃうのである。ちょっと楽しみである。
というわけでルーフにバイクを積んで新三田の駅へと出発。運転席から見えるバイクの影がなんか嬉しい。行きは176号を忠実に走りかかった時間は1時間10分。信号が多いから距離の割に時間が掛かる。
で、新三田の駅に到着。車を駅前の駐車場に停めて、チビをお迎えの車に預けたらいざ出陣。2時間後に迎えに来ると言っても余裕をみて2時半過ぎには戻ってきたい。となると使える時間は1時間半である。コースは新三田の駅に到着してから地図を見て決めた。駅を出て176号を広野方面に走り上井沢の交差点を左折。そうすると県道308号ってのがあって、そこにある千丈寺湖ってのをぐるっと回って再び176号に合流するという周回コースである。何キロあるとか全然測らんかったがまぁ3周くらいはできるだろ。
176号を走る。つーか外でのロードは約3か月ぶりである。ちぃちょい3本ローラーで走っていたがざっくり週2回、距離にして1回25キロくらいである。3本ローラーは苦行以外の何物でもない固定ローラーよりも楽で楽しいので仕事で疲れていても最低週に1回は回している。固定ローラーなら伊吹山の1ヶ月前となる3月までたぶん回していなかったと思う。
久々のお外でのロードなんだが、なんとなく足が回る。これは3本ローラーのおかげかしら???ただのプラシーボかもしれんが30キロ台の速度を楽にキープできる。多少はペダリングがきれいになったか???
今日は天気がよかったせいもあるのかちょいちょいローディーたちとすれ違った。ただし同じ方向に走っている人ってがほとんどおらず(前方を走ってる人はいたけど追いつけなかった)追い抜くことも追い抜かれることもなかった。
で、今日は3周走って駅へと戻った。走行距離は40.62kmでアベレージは28.7km/h。平坦基調だったので全くヒルクライムの練習となることはなかった。来週はとうとう3月に突入する。そろそろ登らんとな。来週はハイキングじゃなくてロードの方で六甲山に行こうかな。まぁ3か月ぶりのお外のロードは楽しかった。

年末北海道 2014 其の51

改札をくぐる。ここからは函館をめざし、函館からは江差線へと乗り継ぐ。江差線へと乗り継ぐ。世の中的には江差線と言えば木古内ー江差間だけど戸籍上は五稜郭から江差までが江差線である。




函館行きのキハ40。明るい時間にこの区間を乗り通すのは何年ぶりだろう。






13時28分、列車は函館に向け出発。さっそくかにめし弁当を広げる。いや~久々のご対面である。
そしてぺろっと完食。うまかったー。 





ところで車内には25,6人の乗客が。結構乗っているな。単行の列車とはいえさすが函館本線である。
 車内にはありがとう江差線」のメモリアル的なものが。いろんな幸運が重なって今の今まで生き延びてきたけどとうとうその歴史に幕を閉じる。




黒岩から森までは太平洋沿いを走る。







太平洋に沿って走る列車を撮影できる。この辺はいろいろお立ち台が点在してるんだろうな。列車に乗ってるとわからないが・・・。
 
 



 14時45分、列車は森に到着。大雪が降っている。昨日は「いかめし食うぞ~」なんて意気込んでいたが 発車時間も14時45分。いかめしを食べる夢ははかなく消えた。




冬の北の海って感じがするなぁ。






列車は函館を目指しているがこの列車は大沼公園は経由しない。久々に通っていたかったんだが・・・。大沼に到着。ほんとはここから先に現れる駒ヶ岳の雄姿を撮りたかったんだが車内がそこそこ混み合っていて見るだけで撮れなかった。上の方はガスがかかっていてあのとんがった姿を拝むことはできなかったが小沼越しに見えるその姿は今回もきれいだった。大沼を7分遅れて15時43分に出発したんだが昨日よりも今日の方が日が長い。天気の影響もあるのかもしれんが白滝よりもこちらの方がだいぶ西であるということも大いに影響があるんじゃないかと思う。
仁山まで来るとさらに人が増えた。40人以上は乗っている。
列車は渡島大野に到着。ここまで来るとちょっと気がめいる。






そう、ここは北海道新幹線の新函館となる駅である。






もうこんなもんまでできている。マジかよ~。
北海道に新幹線なんている?つーか在来線を切り離すならもうこれ以上新幹線つくらんといてくれ~。まぁ旅行者がこんなこと言っても仕方ないんだが旅人殺しというかなんというか18きっぷや北海道&東日本パスなんかを使う旅人的には非常に影響が大きい。地元的にも言うほど経済効果ってあるのかね???新幹線のルートから外れたり鉄道が廃止された地域なんかはもう寂れる一方である。だいたい鉄道がとおっていなかったら我々鉄ちゃんもそこに行かなくなる。それって結構寂しいことだと思う。
こんなもんもできてる。こういうの見ると「とうとう来るんだな」とブルーな気分になってしまう。ついにここまで侵食してきたか・・・。





七飯に到着。結構乗ってきた。大中山でついに車内は50人以上。桔梗で60人を超えた。ところで遅れが広がってきている。大中山を12分遅れの16時08分に発車。このまま遅れていたら函館到着が16時23分。江差行きの函館発が16時21分である。う~む、これは五稜郭で降りておいた方がよさそうだ。
列車は五稜郭に到着しここで下車。しかし江差行きの函館発が5分遅れ。結果的に函館まで行っても江差行きには乗れていた。しかしこれに乗り遅れるという失敗は許されないからこれでよし。始発から乗れなかったのはちょっと残念だったが函館ー五稜郭間なんてそんなに意味はないしな。うむ、これでいいのだ。



 五稜郭でこの列車ともお別れ。久々にこの区間を昼間に乗った。それまでに乗った線区の列車と比べると人が多くてちょっと落着けなかったけどそれでも楽しかった。

2016年。未来はこうなりました。→
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年末北海道 2014 其の50

改札を抜け駅舎の外で昨夜壊した一眼の件で保険会社に電話。必死に説明してとりあえず届け出だけは済ませた。しかし担当の部署が正月明けまで休みのため最終的な結論は正月明けまで持ち越しとなった。一眼で撮影できないという事実は変わらない。しかし保険で修理できるということがはっきりすればまだ気持ちも晴れるんだが・・・。つーかこんな形で山岳保険を使うことになろうとは思いもしなかった。

 長万部に来たらここに来なければなりますまい。長万部名物、かにめし弁当で有名なかなやのかにめし本舗である。温泉に入った後で立ち寄ろう。



 今やれることは全てやったので風呂に行くことにする。ネットで調べて目をつけた長万部温泉ホテルさんに電話して行き方を確認。「長万部駅など近郊にお越しの際には送迎いたします。」とかHPに書いてあったので淡い期待を抱いたんだがさすがに日帰り入浴(¥420)の客に対しては送迎の「そ」の字も出なかった。
というわけで歩いて温泉へと向かう。駅から歩くと線路をまたぐ歩道橋があるからそれを渡れと言っていた。
ほぉ〜これだな。






おぉ~あれか。






なかなかノスタルジックな歩道橋から駅を望むと特急列車が停まっている。「おぉあれはノースレインボーではないか!!!」
保険会社に電話とかしていたのであまり時間に余裕はないんだがせっかくなんで撮影する。

考えても仕方がないんだが「もしD300が健在ならば・・・」という思いは非常に強い。せめて保険がきかんかなぁ。
去り際もパチリ。左側が函館線の山線である。






間髪置かずに今度は室蘭からの普通列車がやって来た。





さらに今度は僕が乗ってきた列車が小樽へと引き返していった。





がんばれよ~。






 短時間で3本の列車を見送り温泉へと向かう。とはいえだいぶ時間を使ってしまった。急げ急げ!!!
 長万部温泉発祥の地。






 その横に建つのが目指す長万部温泉ホテルである。鄙びた趣の昭和を感じる佇まいである。






いや~こういう感じ、好きです。







中に入るとなんとなく雑然としてて僕好みである。お風呂の方はこじんまりとしてるけどこれはこれでいい。旅に出てはや1週間。その間シャワーばかりだったので1週間ぶりの湯船である。いやー気持ちがいい。昼間っから温泉につかるって本当に贅沢なことである。
身も心もさっぱり&ほっこりしあそこへ向かう。そう、非常に楽しみにしているかにめし弁当のかにめし本舗である。大晦日から食べ物関連では空振りばかりなので少々不安が頭をよぎる。時間的には昼飯どきを少々過ぎている。もしや売り切れじゃあるまいか。
しかしかなやさんは裏切らなかった。名物かにめし弁当を無事に購入。いやー久しぶりだな。列車の中でゆっくり食べよう。楽しみだー。空振りが続いていただけに大いに気分が盛り上がる。ワクワクしながら駅へと戻った。
駅ではこんな光景が。いや~すごいね。この時期に自転車で北海道ですか。頭が下がりますわい。





ちなみに帰りの跨線橋からも入れ替えのキハ40の通過を見送った。

年末北海道 2014 其の49

8時07分、列車は長万部に向けて出発。乗客にはボーダー多し。函館線の山線はスキーやボードを持った人が普通に乗っている。






小樽を出ると積もる雪が激増。となりの塩谷に行くまでにもドカッと増える。空も雪雲に覆わる。
ぶれてるけどこんな感じ。




塩谷に到着。雪が深い。つーか埋もれてるな・・・。たった一駅でここまで積雪量が変わる。



蘭島






 
余市まで来ると太陽が顔を出した。






雪雲の谷間から青空がのぞく。





然別。あのまま乗り続けていたらこの駅で今僕が乗る列車を待つことになっていた。まぁそれもおもしろかったのかもしれんが小樽まで行ったら運河にご挨拶せねばならん。
然別を過ぎると再び空は雪雲に覆われる。列車はぐんぐん標高を上げていく。そして銀山に到着。標高高し。町がはるか下に見える。
小沢では大雪。倶知安に近づくにつれ積雪量も増える。車内を見渡すと通路を挟んで隣の席には鉄ちゃん風の親子が座っている。子供の方はDSに夢中。最近こういうのが多いな。うちのもそのうちこうなりそうだ。
9時20分。倶知安に到着。ここでどかっと降りる。乗り込んでくる人も多い。





 
しばらく停車するのでホームに出る。






 前から。





 
羊蹄山を望む。上の方はガスの中。
 
 
 
 
 
9時28分、倶知安を出発。左手に羊蹄山が迫ってくる。
 
  
  
  
  
比羅夫に到着。







駅の宿比羅夫。来年はまた泊まりたいな。





9時45分、ニセコに到着。ここでも結構人が降りた。気づけば再び太陽が顔を出している。






 蘭越に到着。この沿線には「蘭島」も「蘭越」もある。北海道らしい地名だ。蘭越ではまた雪。風が強くて吹雪いている。
  




 去年もこの区間は乗ったんだが大雪の影響で昼間に乗れず乗ってたのは夜。真っ暗で何も見えなかった区間なんだがこんな感じで一面雪が積もってたんだろうな。





雪原です。





熱郛。地元の人でなければ鉄ちゃん以外は読めますまい。






熱郛では再びお日様が。天気の移りかわりが目まぐるしい。




黒松内。重厚というかなんというか「本線」らしい立派な駅。





秘境駅蕨岱。いい天気である。






そして終点長万部。






北海道にも着実に新幹線の影が近づいてきている。この駅もいつまでこの姿を保てるか。そしてその時にこの路線は存続しているのか。「函館本線」が函館までつながっていない時代が来るんだろうか???非常に不安である。とりあえず明るい時間帯に函館線の山線を乗り通した。これがお別れ乗車にならないことを切に願う次第である。
   

年末北海道 2014 其の48

 1月2日。カメラのショックで寝てても1時間おきくらいに目が覚める。おかげで睡眠時間3時間でも何の苦もなく起きられた。
地下道を歩き札幌駅へ。地上に出ると何やら人だかりができている。何事かと思えば大丸の初売りに並ぶ人々であった。
 
まだ6時前だというのにご苦労さんなことである。まぁ僕も人の事は言えんが・・・。





家に帰るまであと3日。今後はパナのコンデジで戦わなければならない。
6時前にホームに上がる。はまなすは6時07分に3番線に入線する。機関車はホームのきわきわまで行くのでホームに停まっている姿は撮影できない。2番線に陣取り入線してくる姿を撮影しようと思う。しかし・・・

2番線に6時08分発の苫小牧行きが入線。かぶられてしまった・・・。

下調べをしてなかったので仕方がないんだがこれはもうどうしようもない。
はまなすは時刻通りやって来たんだがしょうもない動画しか撮れなかった。ホームの端に陣取り入線してくる姿を撮影するべきだったな。
デジイチでまともな撮影ができるのなら6時51分発の小樽行きで小樽に向かう予定だったんだがそれもかなわくなったので6時12分発の然別行きに飛び乗った。そのまま然別まで乗り通してもそこから先が繋がらないので小樽で下車。

然別まで乗っても結局8時07分発の長万部行きに乗ることになる。





 
 雪多し。




 
 
1時間ほど時間があるので運河まで往復する。 ここのところ夜にばかり来ていたんだが久々に明るい時間帯にやって来た。まだ7時なので観光客はいない。


いつもと趣を変えてあえて道路側の建物も入れてみた。

駅へと戻る。

北海道新幹線。夢とか希望なんてあるのかねぇ・・・。


岩見沢で車両のブレーキが凍結してるらしく列車の運休や行先変更が発生している。ほんと北海道の冬というのは鉄道に対しても厳しい。







長万部行きの表示。新幹線ができた時、この表示は残っているのか。






 
長万部行きが入線。






2両目はキハ40。




 

このサボがいつまで見られるのか。僕的にこれを見るのはこれが最後になるかも。




初めは車内に2人しかおらず「おぉ~やったぜ。」とか思っていたけど札幌からの8時03分着の列車が到着すると20人以上の乗客が乗ってきた。ローカル線としてはそれなりの乗客数である。そして8時07分、列車は長万部に向け出発した。

年末北海道 2014 其の47

23時50分、ホテルすみれにチェックイン。釧路のコンフォートホテルもそうだけどこんな立派なホテルに2900円で泊まれるとは価格破壊も甚だしいな。
部屋に入るとなんとベットが二つある。おいおい、シングルをとったはずなのにツインではないか。これはえらいこっちゃ。そっこーでフロントに電話をするとシングルの空きがなかったからツインにしたとのこと。料金はシングルの料金ということだったので一安心。つーかラッキーである。明日は札幌駅ではまなすの撮影をする。6時前には駅に着きたいので5時起きである。
0時になると「ゴーンゴーン」と鐘の音が聞こえた。時計台である。結構でかい音なんだがこんな夜中でも容赦ねーんだな。
明日も早い。とっととシャワーを浴びて寝なければならん。
と、ここでこの旅・・・いや僕の一人旅史上最悪の事件が勃発する。とっととシャワーを浴びに行けばいいもののベットに座りこの旅で撮った写真を見ようとしてCFカードを交換する。今となっては「何であんなことしたんだろう???」と思うのだがCFカードの向きを間違えてカメラに挿入。裏と表を間違えたのなら挿入できない。しかしぼーっとしてた僕は縦と横を間違えて挿入してしまったのだ。当然うまく入らない。そこでぐいっと押し込んではっと我に返る。
「どわぁ~!!!!」
ほんとになんでそんなことをしたのか自分でもわからん。疲れていたのか???顔面蒼白で急いで正しい向きにカードを入れる。しかし入らない。当然だ。カードの読み取り挿入部分のピンが曲がっているのである。「うぉ~なんてこった!!!!」
ほんとにアホの極みである。1年で一番大事な年末年始の旅の途中でカメラをぶっ壊してしまったのである。爪楊枝とかで触ってみるももうどうにもならない。いろんな思いが頭の中をかけめぐる。明日からどうする???明日は函館線の山線と江差線のお別れ乗車である。そこへきて一眼が使えない。それに加えてこれって修理代はどれくらいかかるんだ???愛機のD300の購入価格は16万ほど。これを修理に出して「ピンだけ修理はできないので全部分解してカードの読み取り部分も基板ごと取り換えるので10万円で~す。」とか言われたらどうしよう。うわぁぁぁぁ~もう駄目だー!!!!
ショックすぎて顔の表情が固まる。ここ数年で3本の指に入るほどのショックである。明日から一眼で撮影できない現実と修理にいくらかかるかわからない不安が襲い掛かってくる。もう一度爪楊枝で修理を試みるもやっぱりダメ。「・・・。」言葉が出ない。
時刻はすでに1時過ぎ。もう寝なければならない・・・。なんとか気持ちを落ち着けようとする。ひとまずこの旅のメインの撮影は無事に終わらせている。これは不幸中の幸いとしなければならない。あとは修理代だ。これは旅行中の携行品の破損である。これをなんとか山岳保険で修理できないだろうか???山岳保険とはいえ基本は損害保険である。以前の山行で携行品をぶっ壊してしまい(何を壊したのかは忘れた。カメラ関係の何かだったと思う。)それ以来、特約で携行品の補償も付けている。山岳事故に特化した保険ではあるがあくまでも損害保険なのでならば別にどこで携行品を壊そうが補償の対象になるんじゃなかろうか???つーかなってほしい・・・。いや、なってくれー!!!
今回のは完全に僕の不注意だが、物を壊す時なんて大体不注意に起因するものである。転んだ拍子に壊そうがボーっとしてカードの挿入の向きを間違えて壊そうがどちらも不注意なのが原因である。必死に泣きついて何とか直してもらえるようにお願いしよう。
最高に気分が落ち込んだままシャワーを浴び、ガックリと眠りにつく。「ゴーンゴーンゴーン!!!」 2時を告げる時計台の鐘の音が聞こえた。

年末北海道 2014 其の46

旭川に到着。おっ、あの特徴的なカラーリングのキハ40系は・・・
キハ400。なぜこんなところに???Nゲージでは見たことあるけど実物を見るのは初めてである。

時間があるので改札を出る。すると20時30分発の稚内からのスーパー宗谷4号が大雪で遅れているとの放送が。そして僕が乗る20時46分発の岩見沢行きがこれを待つという。改札氏に「今日中に普通列車で札幌まで行きたいんだが間に合う???」と確認すると「岩見沢から先は本数が多いから大丈夫です。」と即答。「つーか言うほど本数多いか???」と思いつつも間に合うということだったのでその言葉を信じる。今日のお宿は札幌のすみれホテルというところ。なんとしても札幌までたどり着かねばならん。
しばらくして再び放送がかかる。スーパー宗谷4号、なんと1時間遅れとのこと。この大幅の遅れを受けて当初は出発を見合わせると言っていた岩見沢行きの普通列車はダイヤ通りに出発するとのこと。とりあえず良かった。
ほんとは20時30分発の札幌行きのスーパー宗谷があるんだがここでは表示されていない。

 というわけで岩見沢行きに乗りこむ。顔が雪まみれである。

20時46分、岩見沢に向けて出発。時刻表を開いてみると岩見沢到着は22時24分。そこから乗り継ぐ手稲行きは22時32分発。ただこれを逃すと次の普通列車は23時05分発の札幌行き。ちなみにこれは特急も含めて上りの最終列車である。先ほどの改札氏の「岩見沢から先は本数が多いから~」ってのはやっぱりそんなことはなかった。
周りを見ると通路の反対側のおっちゃんが蝦夷わっぱを食べている。うらやましいなぁ~。今回の旅では北海道らしいものを何一つ食べていない。帯広では豚丼を食べられなかったし根室ではどりあんのエスカロップが食べれず。さらに釧路ではまつりやがお休み。あっ、苫小牧で母恋めし食ったな。あれだけだわ、今んとこ。明日は食べるぞ。長万部でかにめし食って森でいかめしじゃ!!!
滝川では網走からのオホーツク8号に追い抜かれる。この列車、網走発が17時18分。やっぱ特急は速いわ。


僕の乗る711系。老朽化していてだいぶ淘汰が進んでいる。初めて北海道に来たときに「おぉ~かっこいい!!!」と感激して早20年。去年はNゲージもGETした。あとから知ったんだが204年度を持って引退らしい。寂しくなるな。

ところで窓の外は大雪である。これまでの沿線も大雪だったけどやっぱ内陸だと雪が多い。滝川を越えると列車が巻き上げる雪で外が全然見えなくなる。茶志内で眠くなって寝る。岩見沢には定刻の22時06分に到着した。
 お疲れさん!!!もう一度乗るチャンスはあるのかな???今年の年末に再び来ることが出来なければこれが最後のお別れである。

 
手稲行きに乗り換える。





手稲行きの721系。ロングシートの731系だの733系だのと思っていたのでうれしい誤算。









ここで遅れていたスーパー宗谷4号が追いつく。22時33分の到着。定刻より1時間9分の遅れであった。

岩見沢まで来ると「あ~着いちゃったなー」的な気持ちになる。ここまで来ると札幌近郊って感じがして車窓の景色は味気ない。これまでと違って道路に街灯が多くて明るい。去年は建設中だった野幌の高架が完成していた。なんつーか都市の駅って感じである。ここまで来ると沿線にマンションが増えてくる。



 森林公園。大雪が降っている。


23時18分、定刻より若干遅れて札幌に到着。う~ん、終わったな。あとはどんどん現実へ向かう旅となる・・・とかいいつつも今年はちょっと違う。例年ならここからは事務的に列車を乗り継いで帰るだけなんだが今年はいろいろ寄り道しながら帰るのだ。
 改札を出てホテルに向かう。上は雪なので地下を通ってホテルへと向かう。いや~久々の札幌の地下街である。基本的に札幌は乗り換えとか通過するだけなのでここ最近は地下街を歩いていない。何年ぶりだ???15年ぶりくらいか???


 
時間が時間なので人通りも少ない。





大通公園まで地下で繋がってる。





地上に上がる。せっかくなので時計台の前でパチリ。
人通りのないビルの谷間を抜けて23時50分、ホテルへチェックインした。

ローソン

今日、能勢口の交差点を通りかかったらできかけのローソンを発見した。最近できたマンションの1階部分がローソンになるのである。いやーいいですな。これで川西も一歩都会に近づいた。伸びゆく街川西である。

スーリーのプロライド591

サイクルキャリアを買った。スーリーのプロライド591である。
これまでルーフキャリアの類は取り付けたことがないのでいったいどういうものを買ったらいいのかもわからんし何がいるのかもわからん。でまぁネットで見てこれにしたんだが、取り付け方とか仕組みとかよくわからんので多少値は張るがオートバックスの実店舗で買うことにした。いろいろ調べたんだがこのキャリア、在庫を持っているところが非常に少ない。HPによると兵庫県なら神戸の灘の店に在庫があるということだったんだが電話で確認すると在庫なし。なんじゃそりゃ。で、大阪を調べると岸和田の店に在庫があるということなので再び電話で確認。すると在庫はあったんだが、愛車のウィッシュに取り付けるベースキャリアとかいうバーだのフックだのという部品が欠品。キャリアだけ買ってもこいつらがないと取り付けられんとの事なのでここは近所のオートバックスで取り寄せることにした。で、水曜日に仕事帰りに寄れる伊丹のオートバックスに向かった。この店、毎日通勤中の電車から見れるんだが予想以上に駅から近かった。最寄駅は北伊丹。駅のホームからすでに見えている。
そして注文。値段は岸和田の店に電話した時に聞いていた。工賃込みで57,540円なり。この金額を聞いた時には正直ぶっ倒れそうになった。キャリア自体は2万くらいなのに一からやろうとするとこんな金額に跳ね上がる。正直2,3万で付けられると思っていたんだが完全に目論見が外れた。こんなのまともには払えんのでいろいろ交渉して51,000円まで値切った。もうちょっといけたかなー?
で、昨日取り付けてもらった。取り付けに2時間待ち。その間一緒に連れてきていた下のチビを電車に乗せたりなんかして時間を潰す。駅近の店だからこそできる時間の潰し方である。
で、取り付けが終了。正直なにがどうなって取り付けられてるのか全然わからんのでいろいろ質問しまくって教えてもらう。これのためにネット通販でなく割高な実店舗で買ったのである。この判断は正解だった。これ通販で買ってたら絶対自分では取り付け出来なかったと思う。説明書英語ばっかで全然読めんし・・・。
 
そして実際にバイクを積んでみる。ただいまシーズンオフにつき完全ローラー仕様である。汗取りネットも付けたままである。
 
 
 
  
 
 
いやーいいですな。とりあえず4月の伊吹山にはこれで行くぞ。室内が広くなるのでぐっすり寝れるわい。雨降りの時は困るけど・・・。
とりあえず元が取れるようにいろんな所へ行ってみよう。

年末北海道 2014 其の45

到達難易度の高い秘境駅、旧白滝を存分に満喫して暖かい列車に乗り込む。滞在時間は約3時間。のんびりできたな。
列車は注目の白滝に到着。しかしあの男は乗ってこなかった。おいおい大丈夫か???
大いに心配しながらも列車は何事もなく白滝駅を発車。奴は今どこにいるのだ???間に合わなかったのか???
 そして列車は上白滝へ到着。

「おぉぉぉぉぉーーーーー!!!!!!」
 なんと男はそこにいた。あの猛吹雪の中、約10キロの道のりを歩きぬいていたのである。格好的にも全くもって雪山仕様ではない。普通の格好である。すげ~!!!!
勝手にテンションが上がりきってしまった僕は乗り込んできた男に「いやー歩いたんですね。すごい!!!」と声をかけるもたった一言「はい。」
おいなんだ?やっぱり人間嫌いか???まぁ勝手にテンションの高い僕も僕だが・・・。とりあえず無事に列車に乗り込んできたので安心した。
 上白滝を発車した列車は上越の信号場で交換待ち。旧白滝の駅でキンキンに冷やしたビールをプシュー。きゅうりと砂ずりで一杯やる。列車の中でのびのびと晩酌。こういう時間が一番幸せを感じる。旅してるな~と感じる。





上川に到着。ここで20分停車。毎回思うんだがここまで来ると「あ~戻ってきたなぁ。」と思う。なんか旅の終わりの入り口に入ったというか、ここから先は消化試合というか。



時間があるので駅前に出る。去年お世話になった池乃屋旅館さん。下り列車に乗って上白滝のホームに立ちたいならここに泊まらねばならん。


去年同様、高梨沙羅ののぼりが。オリンピックは残念だったけどよく頑張った。周りが勝手にいろんな重圧かけるから見ていてかわいそうだな~と思う。


列車は再び旭川を目指して発車。東雲を過ぎて少し疲れたので寝る。桜岡で目が覚めた。
旭川には定刻の20時05分に到着。3日ぶりに帰ってきた。




  

交通科学博物館

今日、下のチビを連れて弁天町の交通科学博物館に行ってきた。
雪の六甲山をあきらめたのは昨夜のブログで書いたんだが、今朝起きると予想通り嫁から指令が出た。「上のチビを静かに寝かせたい。下のチビにうつっても困るから下のチビを連れてどこか行ってこい。」と。悔しいがやはり行かなくて正解だった。もし行ってたら一日中嫁の機嫌が悪かっただろう。大体言われることは想像がつく。「あんた自分のやりたいことばっかやってるよね。」「子供がこんな状況でよく行けるよね。」「もう全部お好きにどうぞ。」 もうスラスラ出てくるよ。あーもうめんどくさい。まぁこういうことが予想できるので自粛したんだが、親として嫁に言うことも一理あるとは思う。ただまぁ言い方ですな。あーいう言い方だと確かに正論ではあるんだがそれを押しのけるくらいの反発心が顔をのぞかせる。反省ではなく反発してしまうのである。まぁね、僕が子供なんですな。それはわかってるんだけどもどうにもね・・・。もういい。言い訳はしない。そんなことを言わせる僕が悪い。以上!!!
まぁいろいろ思うところはあるんだが嫁の地雷を踏むことだけは回避できた。で、チビとどこへ行くか。あれこれ難しい3歳児である。どこか行っても大体昼過ぎには電池が切れて寝てしまう。そうなると10キロ以上の肉の塊と化したチビを抱っこして連れて帰ってこなければならないのである。車で行けばいいのだがチビは電車に乗せろと言う。昨日もある用事があってチビを連れだしたんだが途中の電車で寝やがった。まぁあとから起きたからまだよかったんだがあれを抱っこしてあちこち歩き回るのはなかなかしんどい。寝てる生き物の重みというのは独特だ。
で、今日は弁天町の鉄道科学博物館へ行くことにした。嫁曰く「もうちょっとで潰れるから最後にいいんじゃない?」
え???そうなの???なくなっちゃうの???嫁が言うのでそうなんだろうがそんな情報寝耳に水でいまいちピンとこない。つーかなんでなくなっちゃうの???儲かってなかったの???施設が老朽化してるから???う~ん、わからん。つーかその話本当なの???
かくして電車に乗って弁天町へと向かった。途中、尼崎の手前で六甲山が見えるところがあるんだが上の方がちょろっと白くなってた。現場へ行けばアイゼンサクサクのスノーハイキングが楽しめただろう。あ~来週も雪降らねーかな。そして日曜日晴れねーかな。チビも一緒に連れて行ければいいんだが嫁のOkが出ねーわな。「あんな寒いところ連れて行けるわけないでしょ。」 たぶんこう来るな。
かくして弁天町に到着。すると「な、なにぃ~!!!」
 なんと予想外の長蛇の列である。こんなのこれまで見たことないぞ。

 嫁が言うように確かに閉館するようだ。
見た目ほどの待ち時間はなく普通に入場。 中はぼちぼちの混み具合。そして新情報を入手。この交通科学博物館、今後は梅小路の蒸気機関車に移されるらしい。あそこを拡張するんだと。つーか京都かぁ。遠いな・・・。弁天町なら家から片道50分弱。行こうと思った時にふらっと行ける。それが京都だと暇なときにふらっとってわけにはいかんよな~。しかも梅小路。駅から遠いわ・・・。
この弁天町の交通科学博物館。僕が子供のころからすでにあった。当時神戸に住んでいたんだが親に連れてきてもらった。。幼稚園の頃だったんだがその時のことは覚えている。そして自分が親になり子供を連れてくるようになった。感慨深いものがあるよね~。
展示品の模型。




其の2




其の3




 
栄光のビジネス特急「こだま」




外に出る。いちいち全部は撮影しないがとりあえずD51の2号機。



ボンネット型の特急はつかり。このお顔、子供ながらに非常にインパクトがあった。







ほんとに閉館しちゃうんだな・・・。

休憩室で持参の弁当を食べHOゲージの運転会に向かう。予想はしていたが人がびっしりである。僕の身長でも人の頭しか見えんのでチビを肩車する。「見えるか???」と聞くと「うん」と答えた。全然ベストポジションではないが何とか見える模様。よかったよかった。
 
色がなんだか怪しいが変な店ではない。一応夕方をイメージした色らしい。ちなみにケータイのカメラを頭上に上げて撮影。
 
 
 
 一通り堪能して撤収することにする。あと49日か。もう一度くらい来たいところだが閉館間近になると激混み必至だからな~。列車のお別れ撮影同様、混むのは嫌いだ。 白状すると僕は梅小路の機関車館に行ったことがない。新たにオープンしたら行ってみようかな。でも混むのは嫌いだからワンテンポ遅れて行くことにしよう。






年末北海道 2014 其の44

よく冷えた室内で酒を飲みながらしみじみ過ごす。件の男はなかなか帰ってこない。
オホーツクの通過時間が近づく。しかし全くもって外に出られる状況ではない。先ほどつけた自分の足跡が早くも消えてしまうほどの吹雪っぷりである。ここはおとなしく待合室の中から撮影しよう。
そして15時47分、列車がやって来た。ばっちり予想通りである。







高速で通過~。
先ほどのキハ40を大きく凌ぐ雪煙を巻き上げてオホーツク6号は札幌目指して駆けぬけていった。
次の通過列車は16時38分頃の通過を予想している特快北見。この時間だととっぷり日も暮れている。流して撮るしかねーな。ただ一つ期待しているのはこの列車が通過する前にDD51の牽く貨物列車が通過するのではないかということ。iPadで調べるとその列車は白滝で特快北見と列車交換すると書かれている。しかしその情報は古い。ここに来るまでにも貨物列車の通過待ちをするんじゃあるまいかと思われる駅がいくつかあったんだが結局1本も来なかった。そのうちの一つが金華駅。時刻表を見る限りすれ違いの列車は無いのに何分か停車するというので「これは来るな」と思い列車を降りてカメラを構えていた。しかし対向列車も後ろからの列車も来ることは無く最終的には運転士氏から「発車するよ~」の合図で運転席の窓を「こんこん」されてあえなく列車に戻った。
次の列車まで別段やることもないので駅ノートでも見てみるかとノートを開く。件の男の書き込みを読んでみると
「おぉ!!オレのことが書いてある!!!」

なんと奴は僕のことを書いていた。どうやら向こうも自分以外でここで下車したやつがいたことに驚いたようであった。しかしその先を読んで戦慄が走った。なんとやつはこの猛吹雪の中、徒歩で上白滝駅を目指しているのである。マジか!?つーか正気か???てっきり駅の周辺を探索してるのかと思っていたんだが奴は僕の想像をはるかに超える行動に出ていたのだ。つーかホントに大丈夫か???遭難とかほんとに勘弁よ。
ところで書かれた文章を読んでみると全くもって普通である。上白滝を徒歩で目指すという行動は置いといて、文章的にとげとげしいところや「????」となるところは全くない。あのぶっきらぼうな対応ぶりにもっと気難しい変な奴かと思っていたが案外普通の人なのかもしれん。ただこの天候である。いくら道路歩きとはいえ厳しいだろう。僕は奴は白滝駅から乗ってくると思う。もし乗ってこなかったらヤバいぞ。その時僕はどうしたらいいのだろう。警察に通報???いやいや遭難したとか確信もてんし国道だから車も多少は通るだろう。なんにしろ白滝駅から乗ってきてもらいたい。他の人の書き込みも読んでみたんだが下白滝の犬のことを書いている人が結構多い。僕がつかんでいた情報では犬は4頭だったんだが「5匹の犬にからまれた」との記載がある。おいおい1頭増えとるやないか~い。
16時を過ぎてだいぶ辺りも暗くなった。しかし室内の電灯は全く点く気配がない。自分でスイッチをかちかちしてみても全く反応がない。うぬぬぅ~、電灯が故障しているのか。つーか利用者が果てしなくゼロに近い駅だから電灯なんかつかなくてもだーれも文句を言うようなやつはいないんだろう。こんなことならヘッデンを持ってくればよかったな。来年の年末年始の旅には忘れずに持っていこう。
日がとっぷり暮れるとぐっと気温が下がってくる。室内が暗くて温度計の数字が見えないが間違いなく室温も下がっている。それまで感じなかった寒さを感じ始めていた。列車の到着まであと40分あまり。頑張ろう。
 寒いし暗いしで少々心細くなり始めたころなんと室内に明かりがともった。
おぉ~やったぞー!!!明かりがついたからと言って別に室内の気温が上がるわけではないんだが気持ち的にもホッとしてなんだか寒さが薄らいだような気がする。
見た目的にも温かみを感じる。

  16時53分、予想から大きく遅れて特快網走行きがやって来た。つーかこの天候でダイヤが乱れているようだ。この時間であれば丸瀬布の手前くらいを走っていなければならない。ちなみに特快網走行きの丸瀬布の発車時刻は16時56分である。ところで「来るかな~」と期待していた貨物列車は結局来なかった。網走からずーっと走り続けてきたが貨物列車とは1本もすれ違わなかった。 
 

はい通過~。
僕が待ってる旭川行きは16時53分発である。おそらく下白滝の駅でこの特快を待ってるんだろうな。 
 というわけで僕が待つ旭川行きは17時02分にやって来た。車内からは「なぜこんなところから!?」という一般人の好奇の視線と「いやいややりましたな」というその筋の人からのニヤニヤした視線を浴びちょっとうれしかった。

年末北海道 2014 其の43

旧白滝のホームに降り立つ。しかしここで予想外の事態が。
なんと僕以外にも下車した者がいたのである。これまでいくつかの秘境駅に降りたってきたが同志がいたのはこれが初めてである。


走り去る列車を見送る。




  
列車が出発し静寂に包まれるホーム。





次の列車まで2時間45分。その間お供することになるであろうこの同志に「こんちは~」とあいさつする。しかーし目も合わせずぶっきらぼうな「こんにちは」が返ってきた。おいおい何だ!?人間嫌いか???この男、待合室に入るや否や一心不乱に駅ノートを書き綴る。そして待合室を出ると駅の周辺を探索しに出て行った。まぁ世の中いろんな人がいるけどこれまで撮影地や列車内で話をした人はみんなフレンドリーな人達ばかりだったのであの手の人は初めてだ。まぁ気は楽だからいいけど。
僕の方も駅の観察に移る。この旧白滝、一つ手前の下白滝よりもだいぶ秘境度は高い。あちらは駅の前が牧場みたいになってて(つーか牧場か)建物がいろいろ建ってたけどこちらはそんなことはない。
しかし全くの無人地帯ではなくすぐ近くに人家は見える。
ちなみにこの旧白滝のホームもちゃんと除雪されていた。待合室には除雪用と思われるショベルとほうきもある。こんな駅でも駅という性格上、毎日保持する人がいるんだな。ほんとにありがたい。全くもって頭の下がる思いである。
 

国道側の踏切。先ほどの男の足跡がくっきり。






向かいの踏切は封鎖。







いつものようにビールをずぼっ!!!
 
 


 
アップ。これは次の列車に乗り込んでから飲む。それまでは氷点下の屋外でキンキンに冷やす。


 
 
 
 
 
14時38分大雪の中、白滝からの返しの列車がやって来た。





踏切の警報機は鳴らないし他の駅のように「列車が来ます。通路を渡らないでください。」のアナウンスもない。列車の音も雪に吸収されて接近するも音がしない。この駅も上白滝、下白滝と同様停車する下り列車は1日1本。始発兼最終列車は7時16分に通過済みである。


というわけでこの列車もピーっと警笛を鳴らしながら猛スピードで通過。




 雪煙を巻き上げながら列車は大雪の中へと消えていく。巻き上がる雪煙で何にも見えない&オートフォーカスのピントが合わないのでこのざま。
この次の通過列車は網走からのオホーツク6号。通過時間は15時47分頃を予想している。

雪が激しいので待合室に入る。中はきれいに整理されていて天井から釣り下がる電球がいい味を出している。





縦位置で。







男が真っ先に向かって行った駅ノート。なんか汚ねーな。(おっと失礼!!)








時刻表。遠軽方面へは朝出かけて昼、夕方、夜に帰ってこれる。白滝方面へは一度出かけたら翌朝にしか戻れない。






室温は氷点下。ただし風は防いでくれているのでまだ温かい。本州と比べて湿度も低いんだろうな。温度計の気温ほどの寒さは感じない。







待合室から。
外は吹雪。時折風がビュービューうなって待合室をギシギシときしませる。こんな中を下白滝からここまで歩くのは無謀だ。我ながらナイス判断である。



一通り落ち着いたのでここらでいっちょ飲み始める。冷蔵庫のような待合室の中で飲むよく冷えたストロングゼロ。いやーいいね。いろんなことから追われまくっている日常生活から完全にドロップアウトして過ごす至福の時間である。件の男が戻ってくるまでの間たっぷりと一人の時間を楽しむことにした。







六甲山

雪である。この一年で一番寒いこの時期、関西で冬山を楽しむなら今しかない。関東で大雪が降った先週末、僕は六甲山へ行こうとしていた。正直金がないので定期で行ける手ごろな山、六甲へと繰りだそうとしたのだ。しかしいろいろ家庭の事情があって行けなかった。「ちきしょー!!!」とハンカチの隅をかみながら半べそかいて悔しがったのだが神様は僕を見捨てなかった。今週末は先週末を上回る寒波がやって来たのだ。
金曜日、うっすら雪化粧をした六甲山を眺めながら帰宅する。「よぉ~し、今週こそは山に行くぞ。」 


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 今日はいろいろ用事もあり、天気も悪かったので明日六甲へ行こうと考えていた。しかし悲劇が起こる。なんと上のチビがインフルエンザにかかってしまったのだ。しかし実はさっきまで山に行く準備をしていた。朝早く出て昼前に帰ってくれば問題ないだろうと考えたのだが思いとどまった。今は熱があるだけでどうということはないが、もし明日病状が悪化していたら・・・。チビがインフルでくたばってる所に「ただいま~」なんて帰ってきた自分を想像してみる。うむ、殺されるな。嫁に。間違いなく家の中がぎくしゃくする。嫁にぎゃーぎゃー言わすようなことになると非常にめんどくさい。理屈でどうこうではなく気が済むまで機嫌が直らないのだ。そうなるとこっちの方も精神的に疲弊する。それを考えると行かない方が賢明である。なんて冷静に分析しているが心の中では「もぉ~なんでよ~。なんでいつもこうなのよ~!!!」ともんどりうって転げまわっている。来週は土曜日が仕事。で、日曜日に何か用事をぶち込まれたら・・・いや用事は無くても天気がどうなるかわからん。ちなみに明日は晴れる。もぉ~ますますこのチャンスが惜しすぎるではないかー!!!つーかもし幸運にも来週の日曜に山に行けるとしても気温が上がって全部雪が解けてたら・・・。もういい。考えるのやめとこう・・・。

あけぼの

本日はあけぼのの最終列車の寝台券の発売日。なんと0秒台で完売したらしい。毎年この時期になるとこの手の話題がニュースになる。当日はもう無茶苦茶になるんだろうな。正直僕はあの狂気の現場には行きたくない。ほんとにもう無茶苦茶になるんだから。押すな押すなの大合唱。早い時間から場所取りしてても全然意味がなくなるほどのルール無用の大混雑。そして警備員さんとのしのぎの削り合い。正直精神的に非常に疲れる。
僕はすでに年末にお別れ撮影を済ませている。奥羽線の大館駅で。これでいい。もう思い残すことはないにもない。でも寂しいな。こんな時だけみんな殺気立って乗ろうとするけど、日頃から高い乗車率をキープしとけば廃止になんかならないんだろうけど。あ、でもそんなことねーな。車両が老朽化してるからそのコストを考えたらもう廃止にしちゃえってことなのかもしれん。どっちにしろ寂しい。これからはブルトレを知らない子供たちがどんどん増えていくんだろうな。もう完全に過去の遺物となっていくのだろう。切ないな。

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