2014/02/25 Category : 旅 年末北海道 2014 其の52 五稜郭の駅で江差行きの列車を待つ。 ホームでは除雪作業の真っ最中。 そして列車がやってきた。 江差に向けて列車は走る。五稜郭を出た時にはまだ明るかったんだがやはりここは北海道、少し走るととっぷりと日が暮れた。 木古内には定刻の17時38分に到着。ここで13分停車する。そして両目の車両が切り離される。 このサボを見るのも今回の旅で最後だ。 木古内の駅。すっかり新幹線の駅っぽくなってしまった。 僕からも「ありがとう!!!江差線。」 これが使われるのもあと5か月足らずだ。 江差行き。僕にとってこれが最後の江差行き列車である。 17時57分、6分遅れて列車は江差に向け出発。車内の乗客は8人。「ひょっとして押すな押すなの大盛況か???」と思っていたんだが結果はこの数字。まぁ静かでよかったけどね。正直五稜郭の駅でもたくさんの人が並んでいたし函館から来た列車にもそれなりの乗客がいたから「みんな江差に行くのかな???」と勝手に思っていたんだが結局残ったのはこの人数であった。 しかし残ったこの8人、全員鉄ちゃんであった。さらに途中からマイクを持った音鉄さんまで乗ってきて車内は非常に鉄分が多い状態に。駅に停車するたびに駅名表を撮影すべく皆さん右へ左へと縦横無尽にかけめぐる。 そして19時03分、定刻より若干遅れて終着の江差に到着。増毛、根室に続きこの旅で3駅目の行き止まりの終着駅である。約2年ぶりの江差である。 終着駅。テールライトが寂しく灯る。 列車は再び木古内へと戻っていく。再び列車に乗り込む者もいればここに留まり列車を見送るものもいる。僕はここに留まり列車を見送った。 列車が見えなくなると残った人々も三々五々に散っていく。駅の待合室に残る人は21時50分着の列車を待つのだろう。まだ2時間半以上も先の話である。宿をとっている僕は今宵のお宿へと向かうことにした。 PR