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新 ぽんぽこブログおれ日記

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年末北海道 2014 其の16

列車は発車してしまったが時刻表でダイヤを調べる。「南千歳から引き返して何とか間に合わないものだろうか???」
すると「おぉ~間に合うやんけ」
時刻表上では南千歳着が12時29分。そして上りのスーパー北斗12号(12時50分発)で引き返せば苫小牧着が13時06分。13時28分発の岩見沢行きに余裕で間に合うではないか。まぁアホらしさこの上ないがそれでも室蘭線で岩見沢まで行けるのである。去年は・・・つーかあれは年が明けてたから今年になるんだが大雪(JR北海道的には雪害)の影響で岩見沢ー苫小牧間を乗り損ねてしまった。今年の正月のリベンジである。

あの煙突を見ると「苫小牧だねぇ」と思う。





そして定刻より6分遅れの12時35分、南千歳に到着。

僕が乗る予定だった「快速エアポート」





上りのホームにはスーツ姿のJR北海道の職員さんが乗車整理のために待機していた。この年の瀬、飛行機からの乗り継ぎの乗客の多い駅、しかも自分のところの不祥事で特急列車が混み混みになってしまうということでこれくらいの姿は見せねばならんのだろう。本当にご苦労様である。
列車は定刻通りにやってきた。通常通りの281系である。しかし車内は先ほどの北斗85号とは桁外れの混み具合。デッキにも人があふれている。僕は15分ほどで降りるからいいけど子連れの家族なんかは大変である。



そして13時06分、約40分ぶりに苫小牧の駅に戻ってきた。
 
室蘭線の岩見沢行きの列車のホームで出発を待つキハ40に乗り込む。





発車の時刻になるも列車は動かない。函館からの北斗87号が遅れているため発車を遅らせているのだ。そしてニセコ車両の北斗87号が到着。その連絡を待って我が岩見沢行きは7分遅れで苫小牧を出発した。
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年末北海道 2014 其の15

11時21分、列車は登別に到着。






ここで後続の特急北斗85号に乗り継ぎである。
 





 
 赤いクマさんが通過。
 



 
折り返しで室蘭へと帰って行くキハ40を見送り北斗の到着までしばし待つ。





ところでこれからの予定はこうだ。11時49分発の北斗85号で南千歳着12時34分。南千歳では12時37分発の快速エアポートで札幌着13時10分。札幌からは13時40分発のいしかりライナーで岩見沢着が14時44分。岩見沢からは14時55分発のスーパーカムイ23号で深川15時37分着。深川からは去年乗れなかった留萌線に乗り換える。深川発は16時10分発である。
ここで駅の放送で北斗が約8分遅れで運行しているとの情報が。去年も遅れてたな。冬の北海道、ダイヤの乱れは日常茶飯事である。しかしビビったのがこの列車が3両編成で来るということ。一連の騒動の影響で車両が足らなくなってしまい余っている車両を総動員して回しているようである。現在JR北海道は四方八方から吊るし上げられている。こんなこと言っちゃ怒られるかもしれんがやりすぎな面もあると思う。かわいそうだとも思う。安全を蔑ろにしろと言うつもりは毛頭ない。しかし、あんなだーれも住んでいない原野ばっかりの土地を営業基盤とし、公共交通の名の下、かたややれ営業収支を上げろだなんだかんだと言われてもできることとできんことがあると思う。収入が無いなら支出を削るしかないわけで・・・。事故を起こしちゃいかんが事故が起こらない程度のところで抜くところは抜かんと、三島会社の中でも特に厳しい北海道は会社として成り立たんと思う。ぶっちゃけ新幹線と札幌近郊、あと札幌ー旭川間を残して全部廃止にするくらいじゃないと収支的には無理なんじゃないかと・・・。そうなると僕も悲しいので事故が起こらん程度にうまい具合にやってもらいたいのである。テレビのコメンテーターが「税金を投入してもらってるんだから」なんて言ってるけどこんなもん税金を投入しなきゃ存続できんよ。公共交通機関なんだからそれ自体は仕方ないでしょって思うわけで。じゃあ収支的に成り立つところ以外は全部廃止にしろっていうのかあなたはって感じで。まぁマスコミの言うことなんでそもそもなところはあるんだが、僕的には度が過ぎるとただの弱いものいじめに見える。他人の落ち度を徹底的につつき上げて上から目線で正義面して言いたい放題言う。好かんな、まったく。
そして臨時の北斗が8分遅れでやってきた。ノースレインボー車両の3両編成。通常は7両とかだと思うのでいつもの半分以下の長さである。駅の放送でも「車内、大変混雑しております」と言っている。そりゃそうだろな。
列車に乗り込む。戦後の買い出し列車みたいな状況を想像していたけどそんなことはなく、僕の陣取るデッキは普通に過ごせる状況であった。ただ車内放送で「指定席車両の通路を開放しました」と言っていたから客席内ではそれなりに混んでいたのだろう。

デッキからの景色。室蘭から苫小牧まではこんな景色が続く。





列車は苫小牧に到着。定刻の6分遅れ、12時24分の到着である。ここでふと室蘭線で岩見沢まで抜けることを考える。それまでそんなことは全く考えていなかったのでダイヤが全く分からん。急いで時刻表を開きダイヤを確認しようとしたとき「プシュー」っとドアが閉まった。「あ~」っと思いながらもダイヤを確認。すると苫小牧発13時28分発の列車に乗ると岩見沢着が14時51分。「うわぁー、降りときゃよかったー!!!!」
列車は速度を上げホームの景色が流れていく。決断できなかった僕は愕然としながらその景色を眺めるしかなかった。

年末北海道 2014 其の14

東室蘭の駅へ戻る。次の登別行きまでは10分ほどある。つーかこれ、去年と同じだな。去年は小幌駅で乗り込みこの時間に到着。今年は黄金駅からである。
改札を出てキヨスクへ。去年買えなかった母恋めしを探す。すると「あったー!!!」
母恋めし発見である。しかし「思ったより小さいな・・・」これでお値段890円である。今回の旅では一食300円台の弁当ばかり食べていたので、わかってはいたもののかなり割高な感じがする。しかし清水の舞台から飛びおりるつもりで一つ購入した。







 






11時発の登別行きの列車に乗り込み早速中身を開ける。しかし・・・






「なんじゃこりゃ!?」






 中にはごつい貝殻とおにぎりに卵、あとよくわからんものが入っていた。僕的にはかにめしのホッキ貝バージョンみたいなものを想像していたのであまりのギャップに唖然くらってしまった。(駅弁ひとり旅で中身は読んだはずなんだが完全に忘れていた)
ホッキ貝の貝殻の中にもおにぎりは入っていたのだがこの貝殻はこの後どうしたらいいのやら。風格のある立派なものなんだが使い道がない。弁当の雰囲気を盛り上げる役目は果たしているが開けてすぐさま役目を終えようとしている。家に持って帰って飾ればいいのか???
一瞬困惑してしまったがおにぎりを一口食べる。すると「うまーいっ!!!!」
いやーうまい。ホッキ貝の炊き込み御飯的なおにぎりなんだが見かけによらずホッキ貝が食べ応えがある。卵はただのゆで卵ではなく燻製卵であった。香ばしくてとっても美味い。卵以外のよくわからんおかずもチーズとなすびであることが判明。なかなか変わってはいるけどチーズもうまいしなすびもいいおかずになる。おむすびだけでも成立するぐらい美味しいのだが、これにこの燻製卵とチーズとなすびが加わることで豪勢なおにぎりセットとなっている。で、最後によくわからんがハッカのアメも付いていた。ここは室蘭であって北見ではないんだがこれはこれで良しとする。
感想としては「うむ、買ってよかった!!!」
はじめは全てが個別に包装されている 見たくれに少々戸惑ったけど食べてみれば美味しかった。「ホッキ貝食べたぞー!!」という満足感も得られる。はじめの微妙な印象から最後はテンションが大いに上がるというなかなかギャップの大きい駅弁であった。

年末北海道 2014 其の13

高架の崎守駅のホームに上がる。崎守駅・・・両サイドをトンネルに挟まれた鉄橋の上にあるなんとも無骨な駅である。
僕が乗る予定の東室蘭を10時08分に出発した長万部行きの列車は10時20分にやってくる。あと10分ほど時間がある。いやー余裕である。
待ち時間で駅を観察しようとすると列車接近のアナウンスが。長万部行きにしては早すぎる。「貨物列車か???」と思っていると東室蘭方面から特急がやってきた。ん???そんなの時刻表に載ってないぞ。
パノラマエクスプレスにそっくりだがここは非電化区間である。なんだっけこれ???なんか見たことあるぞ。





エンジン音を轟かせながらその列車は力強く走り抜け、トンネルの中へと消えていった。もう一度時刻表を見るもやっぱり載っていない。なんだったんだあれは???




長万部行きは定刻通りにやってきた。たった一人で乗り込んで一駅、たった四分で降りていく。
車内の他の乗客の「え??もう降りるの???」みたいな視線を浴びながら黄金駅へと降りたった。
 




黄金駅・・・崎守駅とは一駅しか離れていないが全く雰囲気が違う。とってもいい感じの駅である。





すると間もなく列車の接近のアナウンスが流れた。ほんとは羊蹄山をバックに撮る予定だったスーパー北斗3号のお通りである。しかしヘッドライトに眩惑されてAFではピントが合わずシャッターが切れず・・・。もうがっかりの極みである。



しばし放心状態に陥ったもののすぐさま復活。列車が通り過ぎ静けさを取り戻した黄金駅。いや~いいね。





あっちでパチリこっちでパチリしてる間にふと気づいた。「あれ??オレ前にここに来たことある!!!」なんだこれ??デジャブか????でもなんか来たことがあるような気がする。でもいつだったか思い出せない。去年の小幌駅のあとに来たのかと去年のブログを見直してみたら確かに黄金駅の写真が貼ってあった。しかしそれは列車の中から撮ったもの。そうではなくてホームに降りて写真を撮ったような気がする。う~む、思い出せんなー。
そんななんとも言えない気持ちでシャッターを切っていると東室蘭行きのキハ151がやってきた。

年末北海道 2014 其の12

バスは時刻表通りにやって来た。道南バスの9時49分発の室蘭港行きである。室蘭港・・・どこにあるのか全く知らん。黄金の駅前を通るのかどうかもわからんが最悪東室蘭駅は経由するだろ。
一番後ろに陣取り「ふぅ〜」と一息つく。しかし次の瞬間バスのアナウンスが「次は黄金です」とか言うではないか。完全に不意打ちである。いきなりのことでこの「黄金」が黄金駅の事なのかどうかが全然わからん。一番後ろの座席に座っているので運転手氏に聞くにも遠すぎる。加えてカメラやら手袋やらの荷物をシートにぶちまけている。すぐにまとめて降りられる状態ではない。「あわわわわ〜」とやってるうちに黄金を通過。バス停は思いっきり黄金駅の真ん前であった。しかし間も無く次のバス停、石川町で「ピンポーン」と降車のボタンを押す音が。「よし、歩いて引き返すぞ、!!」と思い荷物をまとめているとバスは勢い良く通過。唖然呆然していると次のバス停のアナウンスが流れた。不意打ちに慌てふためいていたためバス停のアナウンスの時の「ピンポーン」を後者ボタンの音と勘違いしていた。もうボロボロである。ちなみに後から知ったことだが僕が乗ったバス停は黄金小学校前。すでに黄金エリアに足を踏みいれており黄金駅までは目と鼻の先であった。
大いに凹みながら時刻表を開くと黄金では僕が乗る予定だった列車の前にスーパー北斗が通過することが分かった。羊蹄山をバックに撮れるチャンスがあったのだ。もうますます凹んでしまう。調べてみると東室蘭から黄金方面に引き返す列車があった。東室蘭発10時08分の長万部行きである。ただしこれでは黄金駅で降りてもスーパー北斗の通過までにお立ち台へと向かうことは不可能である。ただホームからは撮れると思うので行けるもんなら行ってみたい。しかし東室蘭を10時08分。はたして間に合うか・・・。
しかし無情にもバスは国道を逸れて白鳥台という住宅地に入った。ただでさえ微妙なところでこんな寄り道をしてしまっては10時08分発は絶望的である。この状況に気持ち的には完全にあきらめの境地に立っていた。これはもう東室蘭まで行くしかあるまい・・・つーか白鳥台ってもしかして白鳥大橋を渡って室蘭駅方面にダイレクトに行ってしまうのか???どのあたりを走っているのか全く分からんのでどこへ連れて行かれるのか全く見えない。まぁ室蘭駅へと連れて行かれても時間的には何とかなるだろう。
しかし意外と言ってはなんだけどこの白鳥台、結構栄えている。何ともさびしい海沿いの国道の景色から一気に普通の住宅地へと景色が一変した。室蘭にもこんなところがあったんだな。
停車するバス停ごとに結構な人たちが乗ってくる。乗った当初はノビノビしていたけど車内はだいぶ混んできた。地方の路線バスにこんだけ人が乗ってくるとはなんともうれしい限りである。なんて思っていたら前方に鉄道の高架が見えてきた。そして瞬時に気付いた。「崎守駅だ!!!」
この状況に後先考えず「降りなきゃ!!!」と思った時にはすでに両手に荷物を抱えてバスの前方へと急いでいた。「すみません、ここで降ろしてください!!!」
すると運転手氏は「バス停はここを曲がったところですから」と冷静に答えた。

年末北海道 2014 其の11

お立ち台から直に黄金駅へと向かう。国道沿いに歩かねばならんのだがこちら側から国道に向かうには道がない。見えてはいるんだが向こうに行くには雑木林を超え、道無き道を歩かねばならない。多分どこかで繋がるだろうと自分の来た脇道を黄金方面へと歩く。稀府ー黄金間の営業距離は4.5km。ざっくりここまで1キロ歩いたとして残りは3.5kmか。残り時間は1時間15分。ただし黄金駅で北斗星を撮ろうと思えば9時20分には現場に着きたい。僕なりの通過予想時間は9時24分。1時間ちょっとしか時間がない。急がねば。
えっさほいさと歩いていくもゴールがわからんので不安になる。このままタイムアップとなって北斗星が通過してしまったらと思うと気が気ではない。今思えばiPadを持っていたんだから地図で調べりゃよかったんだがその時は全然考えが及ばなかった。
雪が舞う中、ひとまず 国道へとつながる踏切までやってきた。時刻は9時前。しかしここでだいたいどの辺りまで来ているのかわからない。先が見えない不安から「よし、もうここでいい。」
この踏切、名前を岩田前踏切という。この踏切の横の家は岩田さんなんだろうな。間もなく札幌行きのスーパー北斗が通過し、その後函館行きの北斗が通過、最後に札幌行きの北斗星が通過と効率良く3本の列車を撮影できる。う〜む、やっぱり黄金駅で撮りたかったな・・・。無念である。
 まずスーパー北斗が通過。
 





続いて北斗。






 
後追い。





 最後に大本命の北斗星が通過。時刻は9時32分。本来なら東室蘭に到着している時間である。






 後追い。この表情を見ると「あぁ厳しい行程だったんだな」と思う。





戦いを終え再び黄金駅に向けて歩き始めた。踏切を渡り国道に出るとバス停を発見。時刻表を見るとあと6分でバスがくる。歩くか乗るか・・・う〜ん、乗る!!!
というわけで乗ることにした。

年末北海道 2014 其の10

列車に乗ってたった一駅、稀府に降り立つ。 駅横の踏切を渡りお立ち台へと向かう。





踏切から山の方を見る。有珠山が見える。






 えっさほいさと歩いて雑木林の中にある線路脇のお立ち台に到着。よーし、頑張るぞ。ここでカシオペアとトワイライトを撮る。
稀府方面にカメラを構えて待ち続ける。しばらくすると背後から普通列車が駆けぬけて行った。

雪煙をあげて長万部行き(?)が通過。





ぶっちゃけこの旅ではろくに時刻表も見ておらず、上り列車の時刻は調べていなかった。踏切でもあればカンカン鳴るからわかるけどここには踏切もないので気を抜いて下なんかを見てるとシャッターチャンスを逃しそうだ。
 お次は稀府方面からキハ40がやってきた。一応下り列車については時刻表を見ていたんだがこんな列車あったっけ???だがあとから見直すとしっかり載っている。




カシが通過すると思われる時間になってもまだやってこない。雪の影響で遅れているのか???
「それにしても遅いなー」と思いながらふと顔を上げるとなんとカシの後にやってくるはずのトワが先にやってきた。「うおっ、マジか!?」
   とにかく狙いを定めてシャッターを切る。そしてトワはあっという間に走り抜けて行った。つーか予想外の展開に少々困惑した。いつまでたってもカシが来ないから今日はトワが先行したのか???




その後しばらく待つもなかなかカシはやって来ない。しかし目を離した隙にやってくるかもしれんので気は抜けない。だがここで時刻表を確認することにした。前方に最大限の警戒を持って時刻表の入ったザックを取りに行く。そして素早く三脚の位置まで戻り、これまた最大限の警戒を持って前方をチラ見しながら時刻表を開く。すると・・・「なにぃ〜!!!!!」
なんと今日はカシオペアの運行日ではなかった。おーなんてこった!!!トワが年末は毎日運行されるものだからカシもそうだと勝手に思い込んでいたのだ。そりゃいつまで待っても来るわけないわ。凡ミスの極みである。時刻はすでに8時。 今から走って戻っても東室蘭行きの列車には間に合わない。(稀府発8時13分)
かと言って北斗星が来るまではまだ1時間以上も時間がある。ここで待つには長すぎる。それに北斗星は黄金駅の横の踏切から羊蹄山を入れて撮影したい。というわけで歩いて黄金駅に向かうことにした。
 あと、ここまで待ったのだからと、ついでに僕が乗るはずだった列車を見届けて出発した。

年末北海道 2014 其の9

 5時50分発、長万部行きの列車に乗り込み北舟岡を目指す。






ホームにて。 






いざ北舟岡へ。



 



6時15分、北舟岡到着。まだ暗い。良いところがなければ6時41分発の苫小牧行きで稀府へと移動する。





時刻表。






  北舟岡・・・前から一度おりてみたかった駅である。上りのカシオペアのお立ち台としては結構有名なところでメタリックなボディに夕日が当たって反射する非常に印象的な画が撮れるところである。ただし今回は下り列車。持参のiPadで調べたところによると駅からちょっと歩いたところにお立ち台はあるようだがあんまり心には響かなかった。希望は北舟岡の駅からで海もいれてというのを考えていた。しかし・・・「ないな」。
下り線の線路沿いから海を入れてというアングルを考えたのだがちょっと高さが足りない。線路脇まで出ればいいのが撮れそうなんだが確実に「ピーッ!!!!」と鳴らされてしまう。つーかそれ以前に線路内に入ってはいけない。
 


駅の雰囲気としては最高である。ホームのすぐ横は太平洋。夜も明けきらぬ中でただ一人波の音を聞いている。ついでにビュービューうなる風の音も聞いている。いや〜いいね。寒いけど。
 



日中は通学の学生なんかの利用が多いみたいだけど今は誰もいない。このシチュエーションを独り占めである。ただここで下りのカシオペアはちょっと僕の乏しい想像力ではいいアングルが思いつかない。というわけで6時41分発の苫小牧行きの列車で稀府へ向かうことにした。


だいぶ明るくなってきた。






いいですな。僕的にはこのアングルで一枚撮りたかった。






そして列車がやってきた。

年末北海道 2014 其の8

 はまなすは札幌に向け出発した。 ところで僕の明日の予定だがカシオペア、トワイライトエクスプレス、北斗星をまとめて撮影する。カシとトワは間髪おかずにやってくるので一箇所で。北斗星は時間が少し空くので場所を変えて撮影したい。まずははまなすを東室蘭で下車し北舟岡を目指す。北舟岡の駅の近くでいいところがなければ一駅戻り稀府でカシとトワを。黄金で北斗星を撮影する。この辺は上野から宇都宮に行く途中で決めておいた。
列車は蟹田でカシオペアとすれ違い。それを見届けてから寝に入る。ニット帽を目深にかぶり耳栓をする。東室蘭には4時過ぎに到着する。早く寝なければ。
 
車内放送で目を覚ます。間もなく函館である。青函トンネルに気づくこともなく爆睡できた。時刻は1時過ぎ。さぁ出陣の準備である。たとえ3時だろうが4時だろうがここ函館では起きてホームに出なければならんのである。そう、お約束の機関車交換である。ここでED79とお別れしてDE51とバトンタッチである。この光景はもう10数回(20回いったか?)見たけどやっぱり外せない。もうこういうのここでしか見れんしね。下関でもこういうのなくなったし。でもこれもあともうすぐ見納めになると思われる。新幹線・・・やっぱり嫌いだ。
雪がホームを覆いつくす寒い寒い函館駅での連結作業を見届けてから車内に入る。 あったけぇ〜。そしてまた帽子を目深にかぶり耳栓をして寝た。
 



再び車内放送で目を覚ます。あと5分で東室蘭である。眠いけど降りなくてはならない。そそくさと荷物をまとめてホームへ降りる。「さっむー!!」
4時15分、東室蘭に到着。待合室に荷物を置いて近くのセブンイレブンに食料を調達しに行く。時折強風が吹き付ける。フードをかぶりグローブをはめる。今回も冬山スタイルである。この時期の北海道にはこの格好が一番いい。ちなみにこないだ買ったストームクルーザーではなく引退した昔のストームクルーザーである。山でなく旅行で着るならまだまだこれで十分である。
 
東室蘭駅外観。






待合室に戻り買ってきたねぎ塩豚カルビ弁当弁当を食べる。昨夜、青森駅で食料の調達に失敗したので 昨日の夕方、盛岡駅を出てすぐに食べた弁当以来の食事である。朝4時過ぎに食べる弁当としては少々ヘビーだが豚肉の脂が胃に染み渡る。しかしこんな時間に東室蘭とは久しぶりである。大学卒業間近にここで夜を明かしてホームレスのおっちゃんといろいろ話したことを思い出した。

年末北海道 2014 其の7

青森に到着すると間もなくはまなすの入線を告げるアナウンスが流れた。僕も皆がカメラを構える場所へと急ぐ。DE10に引かれた最後尾が近づいてくる。青森はスイッチバックの駅なのでケツから入線してくるのだ。
そして函館まで牽引するED79がやってくる・・・もうあと少しというところでストップ。はまなすの青森方の機関車は「ここから先立ち入り禁止」のところで停まるのだ。だからお顔は拝見できない。




このご時世なので撮り鉄対策の警備員さんもいるのだがその制止を振り切って機関車を正面から撮ろうとする者やホームの柵に登って撮ろうとするやつもいる。こういうアホがいるからその他大勢のまともな鉄までが白い目で見られるのだ。やめろと言われたらやめろ。つーかやっていいこと悪いことの判断くらいちゃんとしろ。大人なんだからルールを守れよ。

 意外にも機関車の正面を撮れないことを知らない人が多く「えぇ〜マジで!?」「せっかく来たのに」とかいう声が聞かれた。まぁしょうがないよ。閑散期は知らんけど年末年始はずーっとこうだから。
網棚に荷物を載せ出発までの時間を写真を撮ったりホームをウロウロしたりのびのび過ごす。
 
この表示が見れるのもあとわずか。






こういう風景が見れる駅もほぼなくなった。






WBを変えて機関車方面。






跨線橋よりベイブリッジ方面。







毎年撮ってるけどやっぱり撮ってしまう。



 


発車待ち。





 列車は発車の時間を過ぎたが大館からの普通列車が遅れているためそれ待ち。やっぱり遅れたか。
予想通り遅れてやってきた奥羽線からの乗り換え客を乗せ、定刻より5分遅れて札幌へ向け出発した。

年末北海道 2014年 其の6

大館に到着。ここではこの旅で最初の目的がある。上野行きのあけぼのを撮影するのだ。そのためにここへやってきたのだ・・・というわけでもない。最初はそんなことは全く考えていなかった。しかし時刻表を眺めながら盛岡から先をそのまま旧の東北線で北上を続けるか花輪線にそれるかを考えていたところ花輪線なら大館であけぼのを撮れるというのがわかり「じゃあ花輪線で」となった次第である。
ホームには同じ列車でやってきた人々が早くも陣取り合戦を繰り広げていた。先ほど僕の前に座っていた鉄ちゃんもすでにスタンバイしていた。
到着までいろいろアングルを考える・・・ってことはできない。場所は固定されている。前の人とか後ろの人のこともあるので自由に動けないのだ。後ろの人に「先頭はどの辺までくるんですかね?」と聞くと「あの屋根のない陰ってるところ」とのこと。そうきたか・・・。
「上野じゃ怒号合戦だろうな」なんて後ろの人が話してる。僕もそう思う。ああいうところには行きたくない。これくらいの人数(10人くらい)でちょうどいい。
そして定刻より少し遅れてあけぼの入線。主役の登場である。ところで僕はあけぼのには乗ったことがない。二年前の3月に青森駅でちらっと見ただけである。正直縁も所縁もない。しかしその存在感はかなり大きい。今現在、唯一の「普通の」ブルートレインである。北斗星の地位がだいぶ下がってきたとはいえ、あちらは元祖豪華寝台列車である。格が違う。(僕の個人的な意見だが)
 
  停車時間は1分。三脚は動かせないのでズームレンズを出したり引っ込めたりしているうちに発車。まぁこんなもんでしょ。記録撮影的には十分である。
「お疲れ様でしたー」と挨拶をかわし皆様三々五々に散って行く。僕はこの後にくる青森行きの特急つがるで青森に向かう。その後の普通列車でも青森からの急行はまなすには間に合うんだが到着は発車の3分前。当然到着が遅れても待ってはくれるだろうが如何せんこの時間じゃ乗るのがやっとで写真なんて撮れる状況ではない。青森からのはまなすも余命幾ばくもないのでここはゆっくり向き合いたい。というわけでここで特急投入なわけである。年末だしぎゅうぎゅうかなと思ったけどそこまでではなく席を確保することはできた。そしてわずかな時間ではあるが特急列車の中で優雅に過ごす。持参のiPadでブログをしたりのんびり過ごす。列車は弘前に到着。ここで空席は全部埋まった。
大館を定時に出発したつがるであったが新青森には4分遅れ、終着青森には8分の遅れで到着した。こりゃ後の普通列車も遅れるな。まぁ毎度のパターンだ。

明けました

年が明けました。今日から2014年だ。今日は釧路から札幌に向かう。現在旭川から岩見沢に向かう電車の中。もう少しで滝川だ。この旅も残すところあと3日。はぁ〜、あっという間だな。こうして札幌に向かっているとどんどん現実に向かって走ってるようでなんだか切なくなる。明後日には北海道を離れる。とは言うものの明日だって川西に向け着実に近づいて行く。9日間と言ってもあっという間だ。一日一日の内容がいい意味でないので(詰め込んでいないのでぼーっとしてる時間が驚異的に長い)あっという間に終わってしまう。一つの撮影場所に4時間滞在とか。でもこういうの大好き。残された時間も全力でまったりしよう。

年末北海道 2014 其の5

仙台では乗り継ぎ時間が30分ほど。駅前の吉牛に行こうと思ってたんだけどみどりの窓口できっぷとかを買ってる間に時間がなくなってしまった。そして朝に引き続きコンビニ弁当での食事。時間がなかったので車内に持ち込んで食べた。
そして12時45分、小牛田に向けて出発。正直ここからは見るべき景色もない。一瞬松島辺りで海が見えるけどあとは別にどうということもない風景。そもそもロングシートってのがいただけない。まぁ座れてないから関係ないんだが・・・。





仙石線陸前浜田駅






北に上がるほど雪が多くなる。







小牛田も雪が降っている。







13時46分発の一ノ関行きに乗り込む。小牛田を出ると雪が激しくなった。ここまで来ると「やっぱ北国なんだなぁと思う。席は確保できたけど嫌なのは東北の列車特有の足元からの高熱攻撃である。なんで東北はこうなんだろうねぇ。北海道とかは普通なのに。




一ノ関到着。2分遅れで到着したので乗り換え時間は1分である。乗り換え列車は反対側のホームのはるか先にいるのにすでに発車のベルがなっている。そんな無茶な・・・。
しっかり走らされて14時37分発の盛岡行きに駆け込んだ。ふえ〜、疲れるわい。
一ノ関も雪。さらにここから先はさらに大雪であった。さすがは東北。雪国である。しかし花巻まで来ると完全に積雪ゼロ。同じ沿線でもすいぶんと違うもんである。つーかこの時期に何度もここを通ってるんだけどあんまり記憶がない。その後の北海道の記憶の方が勝っちゃうんだろうな。
盛岡に到着。ここでIGRのホームへと急ぐ。花輪線の快速八幡平に乗るんだが東北線が分断されて以来、JRの列車に乗るのに三セクの改札をくぐらねばならんというめんどくさい状況となっている。まぁ盛岡ー好摩は元々東北線だし三セク化に当たって稼ぎどころの盛岡まで入れないというのは酷な話なのでこんなことになっているのであろう。しかし花輪線の沿線の人的には盛岡に行くのに余分に運賃を払わねばならんというのはとんだとばっちりである。
IGRのホームに快速八幡平が入線。そっこー自分の席を確保し夕飯を買いに行く。行き先はそう、駅のコンビニである。今日は朝昼晩とNEW DAYSのお弁当であった。
16時36分、盛岡を出発。外はもう薄暗い。車内はほぼ満員。これまでと同様に皆さん荷物がでかい。寝たりぼーっとそとを眺めながら過ごす。


さすがに内陸に入る路線、雪の量がこれまでの路線とは次元が違う。安比高原でどかっと降りる。鹿角花輪でもたくさん降りる。僕的にはこれくらい減ってもらった方が落ち着く。南花輪でスイッチバックして定刻通り終点の大館に到着した。

年末北海道 2014 其の4

黒磯を目指す。腹も満たされたので寝に入る。途中氏家で目が覚める。すると北斗星が走り去って行った。
黒磯には定刻の8時28分に到着。僕の乗った列車の一本前の7時16分発が運休になったようでお詫びのアナウンスが流れていた。
今度は8時37分発の郡山行きに乗り継ぎである。2本分の乗り換え客が4両編成になだれ込むので車内は窮屈だ。僕はうまい具合にお尻をねじ込み席を確保。再びまどろむ。黒磯を出ると次の高久で雪が降ってきた。地面も白くなっている。 車内は満員で景色もよく見えないので寝る。そして9時52分、郡山到着。



お次は10時09分発の福島行きなんだがこれには座れなかった。郡山は雪。五百川付近では大粒の雪が乱舞していた。 ここから福島までは景色がめまぐるしく変わる。大雪が降っていたかと思えば晴れてみたりと短い周期で雪景色のところとそうじゃないところが入り混じる。標高が違ったり内陸に入ったりするのかな?うちに帰ったら地図を見てみよう。 そして定刻の10時55分、福島に到着。


 お次は11時発の仙台行き快速仙台シティラビット3号である。乗り換えにダッシュしてる人がいるけどめんどくさいので諦めた。観念して立つことにする。
福島ー仙台間も郡山ー福島間と同様に景色がめまぐるしく変わる。しかしこちらの方が差が大きい。猛吹雪になっていたかと思うと全然雪がなくなったりする。藤田を出てしばらく走ると猛吹雪になった。





写真じゃわからんが相当雪が降っております。







白石あたりまで雪景色だったけど、白石を越えると雪がなくなった。ちょっと離れるだけで全然違うんだな。
仙台に近づくに連れ車内はどんどん混んでくる。流石にここら辺りの中心都市である。太子堂を通過。ここから長町にかけては広大な空き地にでかいはこもの系の建物がじゃんじゃん建設中である。まさに開発ラッシュである。その中に仮設住宅がたくさん並んでる一角があってなんだか落差を感じた。

そして12時16分、仙台に到着した。

年末北海道 2014 其の3

東京から上野まで山手線で移動。そのうち東北線と東海道線が直通するという。そうなりゃ列車の運行体系が大きく変わるな。つーか上野の地位が下がりそうだ。
上野到着。僕が乗るのは5時46分発の宇都宮行き。毎回ながらこの待ち時間が寒い・・・。






  宇都宮行きが15両で入線。ガラガラのまま宇都宮に向け発車。車内では家から持ってきたお立ち台通信で作戦を練る。仕事が忙しくてブルトレを撮影することだけは決めてたけどどこで撮るとか細かいことは決めていない。ネットのお立ち台通信も見ながら考えた。今回はカシオペア、トワイライト、北斗星を撮影する。カシが通過したすぐ後にトワが通過するので効率よく撮れる。北舟岡の駅が海沿いでいい感じなんだがあそこは上りの名所であって下りの名所ではない模様。駅からちょっと離れたところにいいところがあるんだが地図がないのでちょっと微妙である。とりあえず北舟岡まで行き、現場でロケハンしてダメなら稀府でカシとトワを撮り黄金で北斗星を撮ることとした。
そろそろ宇都宮が見えてきた7時25分、車内の電光掲示板を見て愕然とした。なんと黒磯で信号確認のため上下線とも列車の運行を取り止めているとか書いてあるではないか。おいおいマジかよ。昔、郡山に向かう途中で架線にビニールが引っかかってえらい目にあったことがあったがまたそれの再来か??
列車は宇都宮に到着。列車は来ているんだが・・・。







とりあえず駅のコンビニで朝飯を買って黒磯行きに乗り込む。すると・・・運転取り止めとか言いながら7時37分、定刻通り発車。ひとまず良かったけどまだ予断は許さない。しかしこればっかりは僕が焦ってもしょうがないのでとりあえず朝飯を食べることにした。

年末北海道 2014 其の2

大垣でムーンライトながらを待つ。毎度のことではあるが大垣でのながらの入線は発車ギリギリである。着いた途端に乗らないと置いていかれてしまうので写真を撮る時間もない。今回も入線は発車の2分前。非常に忙しない。




 ヘッドライトが見え「おぉ〜来た来た」と思っていたら、「お?」
なんとやってきたのは183系ではなく185系であった。東京で余ってんのかな???その昔踊り子時代に乗って以来の久々の乗車である。





かくして185系のムーンライトながらは東京に向けて出発した。列車は岐阜に到着。しばらく見ないうちにえらいでかい建物が増えている。ぱっと見、すごい都会のように見えるではないか。(今年の7月に山の帰りに通ったんだが全く覚えていない。多分寝てたな。)
尾張一宮を通過し名古屋に近づく。名古屋を離れてはや10年。初めのうちはこの辺まで来ると「いや〜帰ってきたなー」とか思ってたけどいつの頃からそんな気持ちは無くなり、今となっては完全に「名古屋に来た」という感覚である。途中、栄生で名鉄電車と並走。新安城行きであったがなんとたったの2両編成であった。
で、名古屋に到着。駅前だけは立派になっている。特に感慨にふけることもなく名古屋を発車。金山で先ほど並走していた2両編の新安城行きを追い抜かす。名古屋の市域をはずれるころ、ニット帽を目深にかぶり耳栓をして就寝。豊橋と沼津で寝ぼけ眼で起きた以外は横浜で車内放送で起こされるまではぐっすり眠れた。
そして定刻通りに東京へ到着。さぁ頑張って北上するぞ。

年末北海道 2014 其の1

今年も年末がやってきた。年末といえば毎年恒例の北海道である。うちの家族は26日をもって今シーズン終了。嫁はチビ達を連れてすたこらさっさと実家に帰った。そして一人残された僕は旅に出るのである。
12月27日、仕事納めである。打ち上げで腹一杯飲んで食って会社を脱出したのは19時30分。三宮の薬局で耳栓を買い20時01分発の新快速長浜行きに乗り込み大垣を目指す。大垣からムーンライトながらに乗るんだがこの新快速がそのための最終列車となる。なのでやれ人身事故だの車両の確認だのに巻き込まれると米原で置いてけぼりを食らうのである。危険回避でもう一本早いやつに乗りたかったんだが打ち上げから逃げ出すタイミングを逃してしまった・・・。
しかし何やら嫌な予感がする。駅に着くと普通と快速が遅れていた。新快速には遅れはないがなんとも幸先が悪い。
列車に乗り込むと目を閉じて寝た。日頃の寝不足に加えお腹も満腹である。アルコールもバッチリ給油OKである。寝るための条件が完璧に整っていた。
爆睡とまではいかないがうつらうつらと気持ちがいい。しかし野洲に到着して気がついた。なんと5分の遅れである。まぁこれくらいの遅れならば米原で大垣行きの列車も待っていてくれるだろうと思ったのだが能登川で6分、近江八幡で7分遅れとじわりじわりと遅れが広がっている。米原には6分遅れで到着。大垣行きは待っていてくれたが少しやきもきした。
向かい側のホームに停車中の大垣行きに乗り込む。新快速からの乗り換え客がどどっとなだれ込みあっという間に列車は満員。そして列車は大垣へと向かった。
それまでも雪っぽいのが降ってはいたのだが醒ヶ井までくると地面が白い。関ヶ原は完全に雪景色。それを越えると徐々に雪も緩み垂井までくると雪はなくなった。そして若干の遅れをもって大垣に到着。よかったよかった。

年末年始

年末年始は今年も北海道に行く。そこでやっとこさ重い腰を上げて宿の予約を始めた。今年は休みが長いので釧路で二泊する予定だ。道内最初の宿泊地、旭川では3000円の宿を確保。釧路も一泊3500円の宿を抑えるので3日で1万円。貧乏旅行的には上出来である。ところで今回は来春廃止される江差線のお別れ乗車をするために江差で一泊する。旭川や釧路といった都市部では泊まるところに困ることはないがそれ以外となると年末年始は結構難儀である。ネットのホテル予約サイトを見ると一番普通そうなホテルニュー江差を筆頭に全て満室。なんだろねこれは。全国の鉄道ファンが江差線のお別れ乗車のために集結してるんだろうか??5月のリアルお別れに来れない人たちが正月休みに集まる・・・あり得るな。
仕方がないのでHPなんかがない旅館や民宿にも片っ端から電話をしたもののことごとく「お正月はお休みです」とはね返された。ただでさえ江差駅は江差の町の中心から離れている。そこを駅から徒歩30分くらいの範囲まで広げて探したけど全滅であった。
「いや〜参ったなー。」  スケジュールの都合もあって江差に夜着いて翌朝の始発で木古内まで戻りたい。宿が取れないとなると最悪江差に着いてとんぼ返りで函館まで戻らねばならなくなる。僕的には真っ暗の中をただ「乗せられる」のではなく是非とも明るい時に「乗りたい」のだ。
どうにもこうにも八方塞がりなので満室なのは承知の上でニューホテル江差に電話をかけてみた。すると・・・「素泊まりのみになりますがお部屋はご用意できます」とのお返事が。う〜む、かけてみるもんである。ジャストタイミングでキャンセルでも出たんだろうか??よくわからんがとにかく「やっほ〜い!!」である。てなわけでうまいこと予定通り行けそうだ。

事前予約

今日、電話でJRの年末年始の指定席の事前予約に申し込んだ。金曜日から始まっていたんだが仕事が忙しかったり、週末はごろごろしてたりで今日になってしまった。前出の知内駅の件もとりあえず今日手配せねばならんと思いネットで見て知った次第である。たぶん今日申し込んだムーンライトながらは金曜日や土曜日に申し込んだ奴らで売り切れだろう。なんとなく取れなくてもなんとかなりそうな気もする。高速バスとかもあるし。
正直予定は全然考えていない。北海道に行くことだけは決めてる。とりあえず出発日と帰宅日だけ決めて指定を取った。27日のムーンライトながらと28日のはまなす。これがだめだった時のために28日のムーンライトえちごと29日のはまなす。帰りはフェリーにするかはまなすにするか迷ったけど知内駅に行くことにしたのでどちらもやめて函館で泊まることにした。急行&指定料金1570円を払うなら多少上乗せしてもビジネスホテルでゆっくりしたい。いや~年くったな。昔はこんな時でも1円でも安い方を取っていたんだが・・・。
帰りは新潟からムーンライトえちご。これだけは確定している。ただ、行きの列車の指定を取れるかどうかで出発日が変わるので1月2日と3日を押さえることにした。でもどちらもとれなかったらどうしよ??まぁその時はその時だな。とりあえず中身をこれから考えることにしよう。

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