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新 ぽんぽこブログおれ日記

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2014夏山山行第2弾 早池峰山 其の2

9時16分。さぁスタートだ。雨の中をビリっけつで山へと入っていく。






 いきなり渡渉から始まる。






もういっちょ。








最初のほんのちょっとだけが樹林で、すぐにこんなガレガレの急登が始まる。





いや~急だ。しかもかなりのガレガレ。






  想像と全然違うな。コースタイムが5時間ほどで花の百名山ってことでもっとちょろい山だと思っていた。ほぼノープランでやってきて現場であまりのギャップに驚く。






上まで上がってくるとガスで真っ白。先週の山行とまったく同じである。





 標高が上がるごとに険しさが増す。う~む、こんなのとは思っていなかった。







ここでストックをしまう。もうストックをついて登る山ではなくなった。両手両足を総動員である。



上を見上げる。完全に岩山である。






下を見下ろす。やっぱり完全に岩山である。






荒々しい・・・。傾斜もきついし落石注意だ。








鎖場も出てきた。う~む、完全になめてた。コースタイムが短いからってなめちゃいけないな、ここは。




鎖場の上から。短い鎖場だけど雨の日の鎖場はいつも以上に嫌いだ。





途中までは「こりゃ2時間くらいで登っちゃうな」とか思っていたけど完全に目論見が外れる。きつい斜度のガレガレ山にてこずる。 
11時45分。頂上に到着。途中まではすいすい行けたけど後半戦で思った以上に時間がかかった。





頂上にはこれまたボランティアっぽい人がいた。けっこう手厚く見守ってくれる山だ。しかし登りにこのルートをつかって正解だった。もしあのまま小田越までバスに乗ってたらと思うとガクガクブルブルである。雨の日にこのルートを下山に使うのは下りが苦手な僕には厳しい。
しかし思いもしないガレガレ山だった。全然ちょろい山じゃなかったな。やっぱどんな山でも下調べをしとかなきゃだめだ。
 頂上の避難小屋。あたりはガスで真っ白。







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高校野球

今、全国で夏の甲子園の予選が行われている。わが母校もベスト8まで進出した。春はめでたく選抜大会に出場し2回戦では桐生第一と延長引き分け再試合という熱戦を繰り広げ全国にその名を轟かせた。(と勝手に思っている。)
僕の現役のころは箸にも棒にも(おっと失礼)引っかからない学校であったが今では県内では強豪校となっている。夏も甲子園に出てほしい。東京に来てしまったけど試合が週末であれば間違いなく甲子園に駆けつける。頑張れ、わが母校!!!

2014 夏山山行第2弾  早池峰山

今週も週末に山に行った。先週に引き続き東北に山である。今回は早池峰山と岩手山。この夏は東北の山をガツガツ攻めている。
金曜日、盛岡行きの夜行バスに乗るべく鍛冶屋橋のツアーバス乗り場へと向かう。とは言うもののこの便を押さえたのは昨日のことで正直この山行はほぼノープランである。とりあえず百名山地図帳でコースタイムの短い山をピックアップしたらこの早池峰山が浮かんできただけである。で、必然的に岩手山もセットで登るということになったのである。なので決めたはいいが盛岡行きのバスはどこも満席。やっと見つけたのが今回乗るオリオンツアーの盛岡行きである。ちなみに終着は北里大学である。しかし東京ってすごいな。同じ行き先でも違うバス会社からバンバン運行されている。おかげで今回は助かった。
バスに乗り込むと「うわぁ〜・・・」僕の席の隣には力士並みの巨漢の男が乗っていた。この圧迫感、厳しいわ・・・。
時折、手と手が触れ合ったりもしながらなんとか盛岡まで寝ることができた。しかし途中目が覚めた時には外は雨がザーザー降りであった。
盛岡に着くと雨は止んでいた。トイレで着替えを済ませ待合室で朝食をとる。





そして早池峰山バス行きのバス乗り場へ向かう。バスに乗り込むと「満席ですので次の便でお願いします」と係の人に言われ降ろされる。一瞬「それだとスタートが遅れるではないか」と思ったけど先行のバスのすぐ後に来るらしい。なのでそのバスを待っていると花巻空港行きのバスがやってきた。それに乗り込み大追というところで下車。そこから改めて早池峰山行きに乗り込んだ。雲行きが怪しかったけど早池峰山の懐に入るころには雨が降り始めた。う~ん、やっぱりか。今回も前回同様、雨の中の山行になりそうだ。河原の坊でバスを降りる。ボランティアの人なのか地元っぽい人たちが何やらやっている。
小田越まで乗り通す人も多いけど今回の山行は人が多い。それだけでも精神的にだいぶ楽だ。ビジターセンターで雨を避けながら準備をする。ちんたらしてたら僕はみんな出発してしまって僕が一番最後になった。

2014 夏山山行 東北シリーズ ファイナル

羽黒山頂行きという名の鶴岡行きのバスに乗り込む。車内の乗客は僕一人。あとは運行の補助をする人っぽいおじいさんが一人である。
13時10分、まずは羽黒山頂に向けて出発。結局僕以外に乗ってきたのは観光客の2人のみ。来るときに乗ってきた登山者はいったいどこへ行ってしまったのか???縦走したのかはたまた次(16時10分発)のバスに乗って帰るのか???う~む、なんかさみしいな。
下まで降りてきた。目の前に鳥居が見える。






羽黒山に登り返すとそこには多くの観光客が。出羽三山のなかでは羽黒山が一番の中心なんだろうか。観光地化されてるようで多くの人がバスに乗ってきた。
そして鶴岡行きに変身したバスはたくさんの観光客を乗せて出発した。
バスは鶴岡の街の中へ。途中の赤川を渡るとこんな感じに。結構降ったんだねぇ。





そして15時10分、鶴岡駅に到着。ホテルで預けていた荷物を受け取りぐっしょり濡れた衣服を着替える。




 そして駅へと戻る。次に僕が乗るのは新潟行きのいなほ12号。その後はそのまま上越新幹線で東京まで一直線だ。みどりの窓口で特急券を買う。「新潟行き、座れますかね??」と聞くと「大丈夫だと思います」との答えだったので新潟までは自由席にした。新幹線は座れなかったらいやなので指定席に。「窓側で」というと「2階席の窓側は満席です。窓側だと1階席になりますがよろしいですか???」との返答が。1階席でも窓側がいいに決まっているので1階席の窓側の席を押さえた。鶴岡から新潟まで特急を乗り通し新潟から新幹線に乗り継ぐ。こうするといなほの特急料金が半額になるのである。
しかしいなほ12号の入線時間が近づくにつれどんどん人が集まってきた。嫌な予感がしたのでいなほ12号も指定席に変更した。





 入線時間が近づき改札をくぐるとホームはこんな感じ。写真は自由席軍団なんだがこれはやはり指定席にしといて正解だった。つーかこんなに乗客がいるのか。いいことだ。



しばらくすると16時18分発の新津行きが入線。ここで後ろからくるいなほ12号の待ち合わせ。




しかし羽越線は全線電化されているのになんで酒田ー村上間はディーゼルカーなんだろう???僕的にはこっちの方が好きだからいいけど。




 そして16時15分発のいなほ12号が入線。

 





いやー今回の旅は豪勢だ。特急乗りまくりである。




指定席はこんな感じ。いやーのびのびできていいわい。指定席にしてよかった。




いやいや広いね。東北の田園は広いよ。






この区間、明るいうちに通るのはほんとに久々である。このところは北海道からの帰りに通るのだがムーンライトえちごに合わせて通過するので当然そのころには真っ暗である。この区間を明るいうちに通るのは新宿からムーンライトえちごでやってくるときである。行先は当然北海道である。
こういう景色を見ると羽越線だね~と思う。






 次はいつ見れるんだろうか。
 






府屋で秋田行きのいなほ7号と行き違い。





久々の昼間の羽越線を走りきり18時05分、終着の新潟に到着。
そのまま上越新幹線のホームへと向かう。僕が乗るのは18時16分発のMAXとき344号。





MAX・・・そうあのオール2階建て車両のMAXである。





うぉぉぉ~まるで壁のようだ。






連結部分。






ひとしきり感動してから車内へと入る。そして列車は東京に向け出発した。上越新幹線は久々のJRの未乗区間である。しか~し出発するなり「どわぁぁ~なんじゃこりゃー!!!」
 壁しか見えんではないか!!!1階席から見える景色は壁だけである。これが東京まで続くのか???うぉぉぉ~!!!
鶴岡駅で窓口氏が確認してきた意味がやっと分かったぞ。つーかこれでは全然景色が楽しめないではないか!!!!ちょっと考えれば想像できそうなものだが僕にそこまでの想像力はなかった。東海道線の2階建てグリーン車を想像していたんだがあちらは在来線なのでこのようなコンクリートの壁に視界がふさがれる区間というのいうのはそんなにないだろう。しかしもっと悲惨なのは通路を挟んだ反対側の窓側の席である。文字通り目の前にコンクリーの壁が迫りそれが東京まで続くのである。もう乗ってるだけでノイローゼになってしまいそうな景色である。もぉ~こんなことなら2階席の通路側の席にすればよかった・・・。
ちなみに駅に到着するとこのような景色が見える。これはこれで新鮮なのだが・・・。





コンクリートの壁と時々その上に見えるビルの頭を見ながら列車は東京に到着。次に乗るときは通路側でもいいから2階席だな。




ここから先は東海道線で新橋へ。田町から歩くのがめんどくさかったのでゆりかもめで家まで帰った。   

 
 

廃線???指宿枕崎線

今日、衝撃的なニュースがネットに出ていた。指宿枕崎線が区間によっては廃線になるかもということであった。区間的とはすなわち山川ー枕崎間のことである。「いつかは」とは思っていたが恐れていたことがついに活字に出てきてしまった。指宿枕崎線は僕の大好きな路線である。その中でも山川ー枕崎間が僕は一番好きな区間である。同じ指宿枕崎線でも山川から先はぐっと旅情あふれる区間となる。ただ乗客は少ない。こういうのが表に出る時というのは大体廃止で方向が固まっている場合が多い。うかつに表に出せる話ではないからそういうのが表に出るというのは非常にやばい状態だ。こないだ岩泉線が廃止になりつい最近は江差線が廃線になった。岩泉線は災害の復旧に多額の金がかかるという理由で、江差線は新幹線開通に伴う盲腸線の廃止という流れだったから今回みたいな純粋な赤字で廃止というわけではないけど最近赤字路線の切り捨てが横行している。悲しいねぇ。指宿枕崎線、何とかならんかなぁ。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の14

さぁ月山頂上へ向けてのスタートである。




 
八幡平、八甲田同様にここ月山も高層湿原の山であった。




もういっちょ。







来た道を振り返る。レストハウスが小さくなっていく。






この月山、やさしい山容ではあるがごつごつ岩の登山道でなんとも歩きにくい。周囲には登山者だけでなく月山の信者の方々の姿も見受けられる。ここは信仰の山でもあるようだ。






おっ、あれが山頂か???






ところで台風一過で晴れるということだったのに全然晴れ間がない。それどころか今にも雨が降り出しそうな空模様である。下界はいい天気なのに今回はどこへ行ってもこのありさまである。
 しばらく行くと雪面のトラバースが現れる。このお二人、どうもここが怖かったみたい。





 仏生池小屋を振り返る。先ほど「山頂か?」と思ったのは仏生岳であった。





あの先に見えるのが月山の山頂である。






よぉ~し、行くぜ。





雪と岩の間にオコジョ君登場。






 うぉぉぉ~もうひと息じゃー!!!
 
 
 
 
 
そして月山頂上に到着。といってもここは月山神社の神社の入り口。ここから先は撮影禁止なので写真はここが最高峰である。
神社で参拝料を払って祈祷をしてもらう。そして月山の最高峰へお参りした。ここまでの所要時間は約2時間10分。山と高原地図だと所要時間は3時間。百名山地図帳だと所要時間は2時間。山と高原地図は特に遅いおかしいというわけではなく百名山地図帳のほうが実測に近いコースタイムだったようだ。
神社をあとにしてしばし周りの景色を眺める。






見るとここで引き返すだけでなくその向こうへ歩いていく人、またこちらへ歩いてくる人が結構いる。僕も一瞬月山リフトの方向へ下山しようと考えたのだがリフトが休止中ということと下山後の交通事情というのがよくわからなかったのでやめてしまった。つーかこんなにいっぱい人がいるならもっと調べて縦走すればよかったかな。
 しかし東北の山々は懐が深い。アルプスもいいけど東北の山もいいな。






いや~スケールがでかい。






そして下山にかかる。パラパラと降ってはやむというのを繰り返していた雨も本降りになった。


雨は降るし地面はごつごつで歩きにくいしなんとも言えん気分になる。行きはよいよい帰りはなんとやらってやつである。
そんななかでもきれいな花には心癒される。






そろそろ花の名前も覚えようかな。そうすれば雨でも楽しめる山行になるかも。





おぉ~レストハウスが見えてきた。





 
そして駐車場まで戻ってきた。いや~寒い。早く中に入れてくれー!!!
というわけで69座目の百名山、月山を無事に登頂した。







 

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の13

夜が明けた。7/13日の朝である。昨夜は部屋に入りツールドフランスを見ながら今日の作戦。荷物はフロントで預かってもらえることが判明したのでお願いすることにした。
5時50分、チェックアウト。フロントで一番近いコンビニを聞いたんだけどうまい具合にNEW DAYSが開いていた。ここで朝食や行動食を購入。食料問題が解決した。
朝6時前の改札。閑散としてます。






バス停の方はというとしっかりと登山者が集結していた。ここのところ寂しい登山が続いていたのでちょっと安心した。
 6時02分、羽黒山行きのバスが到着。終点で月山行に乗り換え。一気に月山まで行ってもらいたいもんだ。





続々と乗り込む。  

 
 
 
 
 
車内はまぁぼちぼちの乗車率。いい感じである。ところで昨日、ホテルで作戦を練っていた時の話。いきなり「うわっ!!なんじゃこりゃ!!!!」となった。
僕の百名山のバイブル、ヤマケイの「日本百名山地図帳」では月山八合目からのピストンだと3時間40分。ところがこの時に初めて広げた山と高原地図では5時間40分となっている。実に2時間の開きがあるのだ。月山へと向かうバスは6時02分の次は7時02分発。3時間40分なら8掛けで3時間ほどで往復できるだろうと読んでいたのだがかたや5時間40分。なんでこんなに開きがるのか???バスが月山8合目に到着するのは8時。そして帰りのバスは13時10分発。単純にコースタイムを加算するとバス停に戻ってくるのは13時40分。おぉ~間に合わんではないか!!!ホテルの部屋に入った時には「うへー疲れた。ツール最後まで見たいから7時02分のバスで行くか」なんて考えていたがこの状況ではそんなこと言ってられない。
そんなわけでこの日は5時起き。さすがに目覚めは体が重かった。
車内でうつらうつらしているとバスが停まった。そこは羽黒センター。全員が終点まで行くと思っていたのに意外にもここで下車する人たちがいた。羽黒山って名前は知ってたけど思った以上に存在感のある山のようだ。



 バスは山道を登り終点の羽黒山頂に到着。ここで乗り換えかと思いきやこのバスがこのまま月山行きへと変身した。事実上、鶴岡発月山行きのバスであった。



とりあえず羽黒山ということでパチリ。






来た道を再び下り走ること55分。バスは終点、月山八合目に到着。うひゃ~、なんじゃこの車の数は。写真は入口の方を写したけど背中側にもたくさんの車が停まっていてたくさんの人でにぎわっている。これまでの八幡平、八甲田、岩木とは全く異なる盛り上がりようである。こりゃ安心して歩けるわい。

戻ってきたときに時間がなかったら困るのでまずはレストハウスでバッチを買う。よしこれで安心して登れるぞ。
かくして69座目の百名山、月山への旅が始まった。


2014 夏山山行 東北シリーズ 其の12

岩木山の8合目からすたこらさっさと退散し弘前駅近くのニッポンレンタカーで車を返す。そして弘前駅へとやってきた。弘前から電車に乗り込むのはほんとに久々である。10年ぶりくらいかな。よく憶えていないくらい久々である。
はじめは各駅停車を乗り継いで今宵のお宿、山形の鶴岡を目指そうかと思っていたけど秋田まで特急に乗ることにした。早く宿についてゆっくりしたいとか思ってしまったのだ。各駅停車を乗り継げば鶴岡到着は23時04分。秋田まで特急を使えば21時25分着となる。千円が大金だった学生時代の僕が今の僕を見たら「旅する心を失った金満おやじ」と嘆いたことだろう。
僕が乗るつがる8号。大枚はたいて通常の乗車券を買ったからには存分にそのメリットを生かしたい。





ホームに降りる。弘南鉄道の列車が静かにたたずんでいた。





そんなわけでつがる8号に乗り込んだ。車内はがらがら。いいねぇ~。ゆとりある車内でのびのびとした時を過ごす。
広々と開けた津軽平野。いやー開放的だ。






発泡酒をプシュっと開けてちびちびやる。いや~いい。特急電車に乗り込み日も明るいうちから酒を飲む。いや~完全におっさんだ。
ここのところ年始に通過する区間である。ここのところ雪のある時ばかりだったのでこの時期にこの路線を通るのは本当に久しぶりだ。
  いやー広い。どこまでも続く田園風景。高2の夏に初めて北海道に行ったときに田んぼの広さに驚いたのはこのあたりか???




前にも後ろにも乗客がいないのでとってもリラックスできる。非常に有意義な時間である。 
田園地帯を眺めながら物思いにふけっているとだんだん日が傾いてきた。秋田まではあと少し。




18時46分、終点の秋田に到着。弘前から2時間余り。いや~やっぱ速いわ。





ここからは各駅停車の乗継である。乗り換え時間6分の間に駅弁をゲット。急いで次の列車、普通酒田行きに乗り込む。車内は予想通りの混雑で空席はなし。いつもそうだ。秋田周辺の普通列車はいつも混み合う。まぁいいことではある。この列車も発車後しばらくは混雑が続くけどそう長くは続かない。程なくして席が空いたので腰を掛け駅弁を広げる。相変わらずのロングシートでは旅情はないがもう慣れた。

 和牛こまち弁当。高かったけどうまかった。





どんどん人が降りていき車内は閑散としてくる。毎度のパターンながら閑散としている方が落ち着くなぁ。
そして20時41分。終着の酒田に到着。






ここからはキハ40系の鶴岡行に乗り換えである。





いざしゅっぱ~つ!!!





ぶるるるる~んと力強いエンジン音を轟かせ列車は発車。いや~いつ乗ってもキハ40はいい。しかしこれも老朽化の波が押し寄せている。あちらこちらで少しずつ姿を消していき最後はどこが残るのだろう???このままずっと残ってほしいけどいつか来るラストランのことを考えてしまう。
そして21時25分、終着の鶴岡に到着。駅前にある明日乗る月山行のバス停を確認し今宵のお宿、ワシントンホテルへと向かう。ちょっと離れたところにあるのかと思いきや駅の真ん前であった。ホテルは目の前にあってよかったのだがコンビニの類がない。NEW DAYSはすでに閉店しており明日の朝飯と昼飯が買えない。う~む。まぁいいや。明日の朝考えよう。一応ガスバーナーと食料は持ってきている。ところでここで一つ問題が。明日も日帰り登山のため余計な荷物はコインロッカーに入れていこうと考えていたのだがコインロッカーの営業時間は朝6時から。僕が乗る月山行のバスは6時02分発である。いくら目と鼻の先とはいえわずか2分で荷物を入れてバスに乗り込むことができるだろうか。う~む、不安である。ならばホテルにチェックインした後、荷物を整理してもう一度荷物を入れにここへ来ればいいではないか。う~む、それはめんどくさい・・・。とりあえずこのままホテルへチェックインすることにした。

 
 
 

銀座の好日山荘

先日の夏山山行のブログも追いついていないのにこの週末も山に行ってきた。行先は早池峰山と岩手山である。で、今朝、夜行バスで盛岡から帰ってきた。帰宅後は洗濯と靴の手入れ。その後は会社で仕事をしてそれが終わってからいったん帰宅。世間は休みだというのに・・・。
そんでもって雨具を洗いたいのだが洗剤を川西に置いてきてしまった。うむむ、買いに行かねばならんではないか・・・。
ネットで調べたら家から一番近い山の店は銀座の好日山荘。田町から有楽町までのJRの営業距離を調べると約4キロ。これならいけるなと自転車で行くことにした。
旧海岸通りを走り途中から第一京浜に合流。銀座5丁目の交差点を左折して進むも好日山荘はない。「ん???」と思い引き返すと「おぉ~ここか」
結構地味な佇まいだったのでスルーしてしまった。三宮や梅田の店とは違い地下の1階と2階が店舗である。ここまでの所要時間は約20分。つーかちゃりんこで片道20分で銀座に来れるようなところに住むようになるとは思わなかった。格好もTシャツに短パン、靴はクロックスもどきという近所のコンビニにでも行くような格好である。でもまぁいいのだ。近所だから。
無事に雨具の洗剤と撥水剤を購入し再び家へと走り出す。これなら田町から電車で行くよりもよっぽど早い。つーかこんなんなら渋谷でも新宿でも余裕で自転車行けそうだな。ど平坦だし。さすが港区。どこに行くにも便利だわ。

2014 夏山山行 東北シリーズ其の11

 岩木山を目指し弘前方面に車を走らせる。とにかく時間がない。岩木山から下りたら弘前でレンタカーを返し今度は山形の鶴岡まで行かねばならん。明日は月山である。完全なるピークハンターと化している。
しかし車を走らせて思うんだけど青森っていいなー。なんか素朴と言うか風景が優しい。もちろん冬になれば大雪が積もって自然環境的には厳しんだけどでもなんか好きだ。
急いではいるんだけど腹は減る。ちょうどいいタイミングで現れたスマイルキッチンというチェーン店ではないコンビニで手作り弁当とでっかいおにぎりを買う。これがまた安くてうまかった。
再び車を走らせると前方に目的地の岩木山が見えてきた。おぉ〜でかいな。津軽富士の名に恥じない立派な独立峰である。すかっと晴れて上から下まで見渡せる。これはいいぞ。ちょっとテンションが上がった。





しかーし近づくに連れ頭がすっぽりとガスに包まれてしまった。





着く頃には晴れておくれと祈りながら車を走らせる。



周りは青空が見えている。ガスってるのは肝心なあそこだけなのだ。頼む!晴れてくれ〜!!!


 

 

頼むよぉぉぉ〜!!!!!






しかし願いも虚しく頭がガスに覆われた岩木山目指して津軽岩木スカイラインに突入。途中からガスで真っ白になった。「・・・」 言葉も無し。
8合目の駐車場に到着。時刻は13時をまわっている。時間がない!!!
売店で先に登山バッチを買いリフトにケツを滑らせる。え?リフト???そうですリフトです。八合目までズルした上に九合目までリフトを使う。もはやこれを「登った」と呼べるのかどうか甚だ怪しく後ろめたい気持ちもあるのだがウソはついてない。間違いなく自分の足で頂上に登るのだ。岩木山を、百名山を登るのだー!!!


上から下りてくる登山者とすれ違う。なんか恥ずかしい。





上まで来るとこの有様。ガス真っ盛りである。




リフトを降りて山頂を目指す。八幡平、八甲田に引き続き岩木山も五里霧中登山である。神様なんていねーな。いたらこんなことにはならんだろ・・・。




ほぉ~。あれが山頂かな。ガスで真っ白だが・・・。





歩き始めてちょっとビビる。この岩木山、ゴツゴツの岩山である。これまでの2座と違ってなんだかえらくアルペンチックである。八幡平や八甲田が高層湿原の優しい山容だったのに対しなんだかえらく挑発的な山である。 
 
 
山頂まではコースタイムで往復50分。ツールドフランスのテレビ中継で例えるならば残り10キロくらいから見始めるようなもんだがなかなかどうして。サンダル履きやハイヒールの観光客などはねつけてしまいそうな荒々しさを感じる。この時間に加えてこの天気。前を行く登山者は皆無ですれ違う登山者もほとんどいない。


山頂直下のがれ場をえっちらおっちら登り、山頂に到着。コースタイム通りきっちり30分かかった。







写真を撮ってもらおうとしばらく山頂で待っていたが結局誰も来なかった。




時間的な余裕がないので下山を決意する。梅雨時に来るのが悪いのかもしれんが去年から東北の山では頂上で一人というのが多い。西吾妻山、東吾妻山、蔵王、八幡平に続きこの岩木山もたった一人の山頂であった。よく考えたら去年の夏は水晶も鷲羽も誰もいなかったな。最近は一人山頂が多いわ。
下山を始めて少しするとこの時間からでも登ってくるパーティーがあった。あと10分早かったら写真撮ってもらえたんだけどな~。まぁ仕方がない。




もう少しでリフトというところでちょっとガスが晴れた。う~む、荒々しい。




 苦手な下りではやっぱり時間がかかる。コースタイム20分に対し30分もかかってしまった。
リフトに揺られて下界を目指す。





そして無事下山。お山のほうは来た時よりもさらに濃いガスに包まれていた。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の10

酸ヶ湯温泉に無事下山。歴史ある由緒正しい温泉である。





引きで撮ってみる。
ほんとはのんびり温泉につかりたいところだが本日はダブルヘッダーである。百名山ハンターが八甲田の後に向かうところとは・・・そう、岩木山である。時刻は11時前。時間がない!!!登山バッチだけ買って早々に駐車場へと引きあげる。

駐車場まで戻るとだいぶ車の数が増えており昨夜の不気味さが嘘のように賑わっていた。身支度をして早く岩木山へと向かわねばならんのだがインフォメーションセンターへとふらふらと向かう。そこで展示物を見て八甲田のジオラマを見る。そこで思ったのは「う~む、井戸岳や赤倉岳を結ぶ稜線のルートを歩くのが本来の八甲田の楽しみ方ではなかったのか???」ということ。今回は完全にピークハントの旅なので頂上を踏むことだけを目的としていたから大急ぎの山行になってしまっている。毛無岱を歩けたのは良かったけど今回のルートでいえば井戸岳、赤倉岳を登ってその後、宮様コースの分岐から上毛無岱に入り酸ヶ湯温泉に下山すればベストであったと思った。まぁ時間の都合上それをやると岩木山を切らねばならなくなってしまうのでやむを得なかったんだが・・・って思ったけどそれでもコースタイムでいえば1時間40分多くなるだけ。5時にスタートしていれば十分可能なコースであった。でもまぁ仕方がない。そもそも黒部五郎岳に行く予定を急きょ変更しての山行なので正直ルートをどうこう考える余裕はなかった。百名山を完登したらもう一度来たいな。今度はロープウェイの山頂公園から縦走し下山後は酸ヶ湯温泉にもつかりたい。雪中行軍の資料館にも行ってみたい。
というわけで67座目の百名山、八甲田山に別れを告げ岩木山へ向け車を走らせた。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の9

八甲田山の最高峰、大岳をあとにして上毛無岱へと下っていく。来た道を戻るということも考えたけどせっかくここまで来たんだからぐるっと一周して酸ヶ湯温泉を目指す。時刻は8時40分。そろそろロープウェイ方面から登ってくる人とすれ違うかもしれない。
 予想に反してだーれともすれ違うこともないまま避難小屋が見えてきた。





下っていくとちょっとだけガスが晴れて次の山が見えてきた。





小屋まで降りると次の山の登りをゆっくりと歩いていく登山者の姿が見えた。 



ちょっとだけ休憩して次の山の登りに取りつく。しかしGPSを見ると「え???」
なんとコースから逸れていた。「つーか分岐なんかあったか???」
地図を確認すると小屋の脇を通るルートがある。おかしいなぁと思いながら小屋まで戻るとちゃんとそこにはルートがあった。「こうやって人は道を間違えるんだな」なんか去年の西吾妻山を思い出した。
 ささの生い茂る登山道をしばらく進むと木道が現れた。なんか視界が大きく広がる。





さらに 登山道を進むとガスを抜けて晴れ間に飛び出した。ガスの隙間から夏の青空が顔を見せる。
 
 
   
 
「おぉ~こんなところがあったのか。」とうれしくなるくらい の景観が広がる。あれほどガスと強風にさらされてたのにここまで降りてくるとこの状態。山に行くといつもそうだ。降りてくると晴れる。アルプスを縦走してても最終日のゴール近くになって晴れる。去年の裏銀座はだめだったけど・・・。
こちらは井戸岳と赤倉岳。






周囲の峰々を振り返りながら晴れ晴れとした気持ちで歩いていると急な階段の向こうにさらに広々した湿原が広がっていた。







なんか自分の持ってた八甲田のイメージが完全に壊れたな。「死の彷徨」のイメージしかなかったからこんなやさしい開放的な景色を目の前にしてとっても嬉しくなる。さわやかな初夏の風に吹かれてとっても気持ちがいい。振り返れば大岳方面はガスがかかったり晴れたりを繰り返している。ガスが晴れて山頂から見下ろす景色は最高だろう。いくら山頂を踏んだからと言ってその景色を見てないんじゃなんとも浮かばれない。う~む、この状態でもいいから頂上からの景色を見たかった。昨日の八幡平同様山頂の天候に恵まれない男である。
  まぁ昨日の話は置いといてほんとに気持ちがいい山だ。
天気も晴れ渡りさわやかな初夏を感じる。いやーピストンにしなくてほんとによかった。もしピストンにしてたら八甲田のこの広々とした高層湿原に心が躍ることはなかった。

 
さわやかな毛無岱を存分に満喫し進んでいくと眼下に道路を見下ろすところまで降りてきた。おぉ~俺は紛れもなく昨夜間違えて車中泊しようとした酸ヶ湯温泉である。つーか車中泊した駐車場まで目と鼻の先だったんだな。もう少し離れてるのかと思ったけど。
  
出発から約4時間。10時40分、無事下山。いやー八甲田山、いい山だった。振り返ればこの夏空。この状態を山頂で迎えたかった・・・。でもこればっかりは仕方がない。というわけで67座目の百名山、八甲田山を無事登頂した。
 

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の8 八甲田山

夜が明けた。7月12日の朝である。昨日は僕を含めて4台しか停まっていなかっただだっ広い駐車場もボチボチ車が集まっていた。まぁ八幡平のスタートが完全なる一人旅だったのでこれにはちょっと安心した。
太陽は出ているけど山の上のほうはガスっている。登っている間にガスが晴れてくれればいいけど。




6時40分。スタートはここから。朽ち果てた(???)鳥居をくぐり登っていく。つーか天下の八甲田山の登山口がこれか・・・。




この山は熊がどうこうという注意書きはない。ひたすら火山ガスに関する注意喚起が続く。


スタート時点では晴れ間がのぞいていたものの上に行くに従いどんどんガスに近づいていく。とうとう突入してしまったか・・・。 
その後 しばし歩いて地獄沢。ここで先行者に追いつく。






ここからはしばしがれ場が続く。






横を見れば硫黄が噴き出ている。






仙人岱を越え木道を歩く。下で見た通りのガスである。





 もう真っ白。






 頂上手前の池。この先でガスが晴れるのを待っていたご夫婦がいたけど僕はスルー。




そして頂上へ到着。67座目の百名山である。ごらんの通り辺りは真っ白。風も強くてじっとしてると非常に寒い。つーか僕の登山人生こんなのが多いわ。去年の吾妻山、磐梯山、蔵王の東北シリーズもこんな感じだった。つーか梅雨時に登るからこうなるのか???まぁとりあえず67座目の百名山に登頂した。 

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の7 八甲田山

お腹も満たされレンタカー屋に向かう。車に乗り込みまずは暮れなずむ青森港でボーっとする。いやーいいね、青森。16歳の時に始めてきたけどいろいろ思い出があって懐かしい。大学生の頃はここで野宿したな。明日は車を弘前の営業所に返すのでこれでしばらく青森に来ることはない。寂しいけどしばしの別れである。

夕日を浴びる八甲田丸。 
 
 
 
 

台風一過で明日は晴れそうだ。 
 
 
 
 
再びレンタカーに乗り込み今宵のお宿・・・つーか寝床の酸ヶ湯温泉の駐車場を目指す。国道10号線を走っていると青森公立大の横を通った。ここの学校を受けようと考えていた時代もあったなぁ。青森の市街じゃなくて結構離れたところにあるんだな。願書だけ出した釧路公立大にしろ青森公立大にしろもしそこの学校に入っていたらどんなキャンパスライフになっていたんだろうか???なんか素朴で平和な時間が過ごせたような気がする。都会の刺激とは一切関係のない時間だったかもしれないけど。まぁそれはそれでいいと思う。
行きかう車などぜーんぜんいない道を行く。八甲田・十和田ゴールドラインという愛称の道である。山へ向かう時にはいつも思うんだけど前泊しようとするときなんかはいつもこんな道を通るんだけどなんか不安になるよな。そんな山道を走ると駐車場に到着。しかしなんか様子がおかしい。どう見ても酸ヶ湯温泉の旅館の駐車場の趣である。ネットで調べたところによると立派なトイレも完備されているというが完全に暗闇の中に見えるそのトイレはなんとも古めかしく不気味にたたずんでいる。停まってる車も山登りの車中泊という感じではなくどう見ても宿に宿泊するために停めてますという感じだ。しかもなんだか宿からの視線も感じる。どうにもおかしいので意を決してもう少し車を走らせることにした。すると間もなく進行方向右側にだだっ広い駐車場が現れた。「おぉ~ここだな。」
しかし真っ暗な中に停まっている車はわずか3台。しかも車内は真っ暗で人がいるのかいないのか全くわからない。ここに車を置いて山の避難小屋とかで泊まっているのか???普通は日帰りだと思うんだが・・・。時刻は金曜日の夜八時。天下の百名山、八甲田山の登山口の駐車場に車がわずか3台とはこれいかに・・・。とはいえ今日はここで泊まる。コンビニで買ってきた酒を飲みながら奇跡的にやっていたカープ対中日のラジオナイターを聞く。わが後輩、永川君が滅多打ちにあっており「こりゃだめだ」と気持ちが落ちる。そんな感じでまったくひと気が感じられない不気味な駐車場の夜は更けていった。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の6 八甲田山

盛岡駅に戻る。ここからは一気に新幹線で青森へワープだ。

14時37分発のはやぶさ19号




先頭の赤いこまちが入線。






こんな感じで東京から連結くっついてきた。






これがそのうち新函館・・・じゃなかった新函館北斗に変わるんだな。





盛岡を出発。間もなく右手にきれいな山容の山が見えた。何山だろうか???





そして間もなく駅弁を広げる。カニもイクラもウニも食べたいという欲張りな僕が選んだのはこちら。海鮮三色丼。¥1,100也。高い!!!



しかし中身は値段にかなったこの内容。量はあまり多くないのであっという間にペロっと平らげた。感想は「うまい!!!」
うまいものを食った時に余計な言葉はいらん。



あっという間に新青森に到着。新幹線は嫌いだが時間をカネで買うという発想でいえば便利な乗り物だ。ここから一駅だけスーパー白鳥に乗る。この乗り継ぎもあとわずかで消滅してしまう。




これが見れるのもあとわずか。




青森に到着。僕の買った乗車券のルートからは外れてしまっているので新青森ー青森間の清算を済ませ改札の外へ。
こんな日の高いうちに青森に来るのは久しぶりだ。というわけで久々に八甲田丸にご挨拶に行く。





なんか昭和の古き良き時代を感じる。あのころは良かったな~・・・なんて言いつつも僕は青函連絡船の時代を知らない。まだ小学生だったからな。北海道を初めて一人旅した16歳の時はすでに青函トンネルの時代であった。ちなみに初めて青函トンネルをくぐった時に乗車していたのは今は亡き快速海峡。

青森ベイブリッジ






物産館アスパム





レンタカーを借りる手続きだけ済ませて歩いて風呂に向かう。駅前の観光案内所で確認するとこの時間からではこれから向かう酸ヶ湯温泉は日帰り入浴ができないらしい。なのでこの青森のまちなかで風呂に入ることにした。青森駅から徒歩10分ほどのお風呂へ向かう。つーか青森の街ってなんか好きだな。海峡の街というか最果て感というかなんかこの微妙にさびれたというか寂寥感というかうまく言えんけどなんか好きだ。しかも今日は平日の金曜日。平日の午後に青森の街を歩くなんてなかなかない。青森の街の日常の顔を見れてさらに「いいねぇ」と思った。
お風呂屋に到着。その名も「青森まちなかおんせん」






入浴料420円。安い!!!






体を洗い湯船にどぼん。その後はお約束のサウナからの水風呂を繰り返す。いやー極楽だ。お風呂を出ると今度はマッサージ器で体をほぐす。う~む、たまらんね。
時刻は18時になろうかというところ。そろそろレンタカー屋へ戻らねばならん。しかし戻る途中で気になる定食屋を発見。
その名も「そば工房 玄」さん。
 
そば屋なんだが見た目は完全に定食屋である。見た目のインパクトと定食どれでも630円の文字につられて店内へと入る。そして注文したのは海老フライ定食。なんとエビフライが5尾も付くという。これには期待に心が躍った。
そして・・・

じゃじゃーん!!!海老フライ定食の登場である。肝心の海老は想像とは違って随分とかわいらしい。しか~し味はとってもうまい!!!出てくるまでちょっと待たされたが海老を揚げてる音と匂いがなんとも言えずウキウキしながら待っていた。
ボリューム満点の海老フライ定食をペロッと平らげ満足して店を出る。いやーうまかったな。今度青森に来た時もまたここへ来よう。鹿児島の赤とんぼ食堂、富良野のめし屋あきらに並ぶ3大定食屋として青森のそば工房玄を加えることにした。



カンチェラーラ

カンチェラーラが本日未出走。世界選手権に向けて調整するとのこと。今年のツールはどんどん楽しみが減っていくな。まぁこれから山岳ステージが多くなるので仕方ないのかもしれんが何ともねぇ。カンチェラーラ的にはツールも調整レースの1つなんすかね。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の5 八幡平

下山直後はこんな感じだったんだが・・・






 しばらくすると雨もやみ薄日が差し青空が広がってきた。「なんなのよ、もう・・・」
いつもこんな感じである。登ってるときは雨で降りてくると晴れる。アルプスを縦走していても最終日の下界が見え始めたころに晴れる。こういう星のもとに生まれてきたのかね。
しばらくすると観光客がじゃんじゃんやってきた。観光バスに自家用車、さらには岩手側、秋田側それぞれ路線バスがやってくると完全に観光地の様相を呈し始めた。僕が来た時の不気味さがうそのような賑わいである。
ガスも徐々に薄くなり






しばらくすると岩手山がその姿を現した。つーかガスの向こうの景色はこうなってたのね。





近くはこんな感じ。







どんどん天候は回復し夏の青空が広がりはじめた。 つーか台風はどうなっちゃったんだ???




僕が熊の存在にビビりながら一人で登って行った登山道をじゃんじゃん人が登っていく。





もう一回登り返そうかとも思ったけどなんか気が抜けてしまいやめた。片道20分なんだが。



 2時間前と同じ場所とは思えないほどの 青空ぶり。非常に複雑な気分である。





ちょっと時間があるので田沢湖まで行こうかと思ったけど思った以上に遠かったのでやめた。なのでレストハウスで登山バッチを買ったり周辺でのんびりと残りの時間を過ごす。
時間が来たので盛岡駅に引き返す。それにしてもこの夏空っぷり。50年に一度の台風はどこへ行ったんだ???被害が出ている地方もあるのであまり不謹慎なことは言えんが・・・。




源太岩。






しつこいようだが悔しいほどの夏空だ。






高原の向こうに岩手山。





 初夏を感じるアスピーテラインを下り再び松尾八幡平ICから高速に乗る。
前方には岩手山がズドーン。でかい!!!




下山してから一気に天候が回復するというなんとも釈然としない山行であったがともかく66座目の百名山、八幡平に登頂した。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の4 八幡平 

気が重いがいざ出陣である。







この登山口が県境らしい。左が秋田ということは登山口は秋田である。




観光地化された山・・・つーか観光客向けの登山口なので地面は石畳状で歩きやすい。ただガスに包まれているのでビビりな僕的には不気味で不気味でしょうがない。冗談抜きで熊が出そうである。出発して間もなく分岐が現れる。ここは鏡沼方面へと向かう。

鏡沼









まだ雪で埋もれている。



 
後ろを振り返る。登山者ゼロ。熊が出そうでマジで怖い。




ちょっと歩いただけでもうすぐ頂上。






蒸の湯登山口への分岐。






やばいってこれ。絶対熊出るって。







熊が出そうな蒸の湯登山口への分岐を左に分け頂上を目指す。
 登山口からちょうど20分。あっという間に頂上に到着。う~む、なんというか・・・何の感慨もないな。別にこの山が悪いわけじゃない。数ある登山道の中で一番楽なルートを選んだ自分の問題である。地図を広げこれからのルートを確認する。まだまだ時間は有り余っているので源太森まで行ってみようかと思うもこの天気である。あたりの景色は真っ白で何にも見えん。こんなので行ったところで仕方がない。真っ白い世界が広がっているだけであろう。熊が怖いのでこのままガマ沼を通って下山することにした。


晴れていたら気持ちのいい登山道なのだろうというのは想像できる。




 やさしい山容の高層湿原である。





歩きながら考える。この八幡平。こんなのでいいんだろうか???全然山に登った感じがしない。昔、百名山のピークハントで霧ヶ峰の車山に登ったんだがその時の気持ちを思い出した。あの時は蓼科に登った後に登ったんだけど完全に百名山を一つ潰すためのピークハントであった。ただ頂上を踏むだけ。霧ヶ峰のいいところは全然見ずに頂上だけ踏んだ。虚しさしか残らん山行だった。それをまた繰り返している。いいのかな~こんなんで。そんな気持ちでガマ沼へと向かった。
ガマ沼では下から高校生ぐらいの軍団が次々登ってきた。駐車場を出発する前に修学旅行か遠足っぽいバスが駐車場に入ってきていた。その軍団なんだろう。それまで僕しかいないと思っていたのでなんかホッとすると同時に元気が出た。



ということでガマ沼から下山するのではなく八幡沼を周って下山することにした。ちょっとだけ遠回りである。





陵雲荘







見事な湿原である。晴れてたらと思うもこればっかりはどうしよもない。





八幡沼の湖畔・・・いや沼畔。





 しばらくすると初の登山者とのすれ違い。僕の下山ルートから登ってきた人たちだ。ホッとするとともに元気が出た。


精神状態というのは非常に重要である。ガマ沼で高校生軍団に出会うまでは熊の陰におびえながらのただただ気味の悪さばかりの山行であったが、周りに人がいるという安心感が周りの景色を一変させる。八幡平、雨だけどそれはそれでいいぞ。



八幡沼越しに凌雲荘を望む。






八幡平はがしがし登る山ではない。高層湿原の中を気楽に歩く山である。
 下山間近。こういう展望台があった。景色がいいらしいんだが・・・






今日はこのありさま。なーんにも見えん。






出発から1時間20分足らずで下山。最初は正直何の感慨もない山だと思ったけど、後半はしっとり雨に濡れた高層湿原を堪能した。がしがし登るだけが山ではない。やはり深田久弥が選んだけのことはあるいい山であった。








2014 夏山山行 東北シリーズ 其の3 八幡平

8時になりレンタカー屋に向かう。今回の車はホンダのフィットだ。車に乗り込みナビをセットする。高速に乗るルートが出たが1分でも早く着きたいのでこれもありだ。
盛岡ICから高速に入り八幡平ICで降りる。天気は雨。アスピーテラインに入り登山口を目指す。周囲はガス。周りの景色は見えない。僕の前に車はおらず後ろからついてくる車もいない。すれ違う車もほとんどいない。いくら百名山とはいえこんな台風接近中に登りに来るような奴はさすがにいないかもしれん。しかも夏休みでもない普通の平日である。少々不安になってきた。こんな日の山行は熊とか出そうで非常に気が重い・・・。
そして登山口の駐車場に到着。有料駐車場にはレストハウス的なものも併設されている。





ひろ~い駐車場に僕の車を含めて3台。しかしこれが登山者のものなのかここで働く人のものなのかはわからん。あたりはガスで真っ白で非常に不気味な雰囲気を醸し出している。
 


レストハウスに入ると雨具を着た2人の登山者がいた。「ラッキー!!!」と思うもなかなか出発しようとしない。もしかしてもう帰ってきた人たちか???

レストハウス内の掲示物。やっぱ熊いるのか・・・。つーかこないだじゃねーか。今日とかいかにも出そうだな。うわ~怖ぇーよー。




雨具の二人は登山口じゃないほうへと歩いて行った。う~む、俺だけか・・・。熊の恐怖にビビりながらも仕方なくだーれもいない不気味な山へと入っていった。

ショック!!!コンタドール リタイア

コンタドールが落車してリタイヤした。もー大大大ショックである。うぉ~!!!!
つーか大丈夫かな。今季絶望とかならないだろうか。チームカーに乗り込むコンタドールの姿は先日のフルームのリタイヤ以上のショッキングな映像であった。
カヴェンディッシュ、アンディ、フルーム、そしてコンタドールと主役級&僕な好きな選手がことごとくいなくなってしまった。まだ第10ステージだけどもう応援する選手がいなくなった。こんなツールは初めてだ。言葉にならないこの喪失感。気持ちの整理がつかない。ショックだ。

2014 夏山山行 東北シリーズ 其の2

テレビをみてると台風のニュースばかりである。山に向かう僕的には気になるところなんだが気が重くなる話ばかりだ。
電車が止まると困るので少々早めに家を出る。

家から東京タワーを望む。今のところきれいに見える。



バスの出発地は新宿の新宿住友ビルにあるウィラーのバスターミナルである。混み合っている山手線を避けてゆりかもめと大江戸線で都庁前に向かう。ゆりかもめは無理だったけど大江戸線は座れた。荷物が多い時はこの手でいくか。ゆりかもめバカ高いけど。
21時20分ごろターミナルに到着。バスは21時45分の発車である。
バスに乗り込み早速寝に入る。このバスの最終目的地は八戸。途中の盛岡には5時10分の到着である。なのでとっとと寝ないと翌朝がめちゃくちゃきついのである。というわけでとっとと寝た。

翌朝、予報通りの雨である。しかもめちゃくちゃ眠い。






若干早めの早朝4時58分。盛岡駅西口に到着。




 
早朝のひとけのない岩手の中心駅。




とりあえず駅舎に入りその後の身の振り方を考える。いわて銀河鉄道と青い森鉄道での青森までの運賃を比べるとなんと500円くらいしか変わらない。う~む、これじゃみんな新幹線でワープしちゃうな。さらに調べると日曜日、月山から降りてきた際に普通列車では東京まで帰れないことが判明。新潟から東京まで新幹線で乗り通さねばならなくなった。そうなると当初考えていた北海道・東日本パスの利用は不利ということで盛岡から東北新幹線で新青森、そこから奥羽本線、羽越本線、白新線、上越新幹線を乗り継ぐという超大回りの盛岡発東京行きの乗車券を買った。
ところで八幡平まではレンタカーで行くのだがそのレンタカーは8時から。まだ6時前なのでまだまだ時間をつぶさねばならない。駅前の松屋で飯を食うもまだまだ時間が余る。なので眠いということもあり8時前まで待合室で寝た。

2014 夏山行 東北シリーズ

黒部五郎が潰れてしまい夏休み初日を家で過ごしていた。しかしただ過ごしていたわけではない。どこの山に行くかの作戦を考えていたのだ。台風が来るのと3日しかないのでアルプスはダメ。というわけで東北の日帰りで登れる山をピークハントすることにした。ちなみに昨夜、とりあえずということで盛岡行きのバスを押さえておいた。東京は東北方面のバス便が充実していてしかも安い。盛岡行きも四千いくらかで(詳しくは忘れた)で押さえることができた。そしてプランが決定。今日の夜から出発して明日は八幡平。台風は来るものの最短ルートで往復50分。登山口まで行く道路も雨で通行止めになるということはないという。僕の予想では登山者ではない観光客も来るということで登山道は整備されていると思う。イメージ的には蔵王の刈田岳のような感じだ。現地でもうどうしようもない位荒れ狂っていたらとバッチだけ買って退散しよう。それはそれで悶々とするかもしれないが・・・。二日目は八甲田とと岩木山のダブルヘッダー。八甲田山のコースタイムは4時間半。その後岩木山に移動してピークハント。車で八合目まで行きその後はリフトを使う。完全にピークを踏むためだけの山行である。こういうのをいっぺん霧ヶ峰の車山でやったんだがなんとも言えない気分になった・・・。でもまたこうしてやっちゃうのである。もし再びなんとも言えない虚しい気持ちになったらもう一回ちゃんと登りに行こう。百名山を完登したあとに。そして三日目は月山。コースタイムは3時間半。縦走は下山口のリフトがアクシデントで動いていないのとその後のアクセスが微妙なので鶴岡から向かって鶴岡に帰ることとした。とりあえず付け刃で黒部五郎の代替案を考えた。ルートも大急ぎでGPSに落とした。こんな地に足の着いていない山行は初めてだがどれもコースタイムは短い。黒部五郎の鬱憤を晴らすべくピークハントに励もう。

無惨!!! 2014 夏山山行

本来なら今頃僕は太郎平小屋にいるはずであった。折立から黒部五郎へ登りその後は雲の平を経由して再び折立に降りる予定で夏休みをとっていたのだ。しかしこの台風。50年に一度クラスの大物とテレビで連呼しているのでその言葉に心が折れてしまった。つーか頭じゃこんな台風が来てる時には中止だというのはわかっている。しかし今働いている東京の支店では来年また4連休が取れるという保証はどこにもない。去年は5連休にして水晶、鷲羽、黒部五郎をやってしまおうかとも考えたがどうにも折り合いが合わず4連休で水晶、鷲羽を片付けた。北アルプスの百名山で残っているのはこの黒部五郎だけなのである。北アルプスの奥地なので日程もかかるしエスケープルートもない。しかし今年行かねば来年はわからんという想いから毎日天気予報が更新される時間に真っ先に天気を確認していた。しかし台風は逸れることなくやってくる。二日目だけなんだよね〜。二日目の金曜日だけ乗り切れば・・・。しかしその二日目が太郎平から黒部五郎へ向かう日。一番大事な日なのである。ルートも考え直した。渡渉がある雲の平は諦めた。最終日に雲の平小屋から一気に折立に向かうのだが台風通過後では渡渉は無理と判断した。下山は去年も使った新穂高温泉へ下るルート。そして昨日の昼休み、太郎小屋と鏡平小屋に様子を聞いてみた。するとどちらも宿泊の予約はゼロ。マジでかぁ〜。一人くらいいたっていいだろと思うもまさかのゼロ。予約なしで登る人もいるだろうがこれは当てにならない。台風直撃の北アルプスを一人で歩く。雨とガスとクマの脅威に怯えながら歩く。う〜ん、無理だ。臆病な僕は前後に全く人がいないという状況が本当に嫌いだ。天気が良ければまだいいが雨降りのガスの中を一人歩くのは本当に怖い。クマが出そうなシチュエーションだとちびりそうになるくらい心細くなる。今回がまさしくそのシチュエーションなのである。結局17時の天気予報を確認してから諦めた。富山行きのバスもキャンセルした。もう落胆の極みである。しかし今回は少々時期が早かったかもしれない。7月になればみんなアルプスに繰り出すもんだと思っていたが折立に向かうバスが運行するのは明日から。今日僕が向かっていたら有峰口からタクシーでいくつもりだった。なんだかんだで学生も夏休みじゃないし人は少なかっただろう。多すぎるのは嫌だけどあまりに少ないのも心細い。来年は7月の最後の週くらいにしようかな。つーか今でも諦めきれんぞ黒部五郎岳!!!来年こそは絶対に登りたい。

フルーム

ツール5日目。なんともショッキングなことが起きた。なんとフルームが落車でリタイヤしてしまったのだ。昨日も落車してしまっていたがまた今日も落車。そしてまさかのリタイヤである。
コンタドールとの闘いを期待していたのでめちゃくちゃ残念である。カヴが抜けてフルームも抜けた。ついでに言うとアンディも抜けた。もうダメなんだろうか、アンディは。
しかし自転車界を取り巻くマスコミには辟易する。活躍した選手を持ち上げてヒーローに仕立て上げたあとはなんだかんだと難癖をつけてこきおろす。アンディもコンタドールもそうだ。フルームもウィギンスとの確執を大げさにとりあげて結局ウィギンスまで潰したような気がする。なんであーなのかね。持ち上げてあとは執拗に叩き潰す。非常に不快である。
リタイヤして車に乗り込むフルームの姿はとてもショッキングだった。去年までの無敵の姿からは考えられないほど痛々しい姿だった。ここのところマスコミになんだかんだと絡まれて心が疲れちゃったのかな。最近は去年までの憎たらしいまでの強さは消えてしまった。去年まではフルームのことが嫌いだったけど最近はなんか「頑張れ!!!」と応援したくなる。フルームが強くないとコンタドールの応援にも少々力が抜けてしまう。フルーム去ったツールドフランス。なんかこちらの心にもすっぽりと穴が空いてしまったような気分である。

ツール開幕

今年もツールが開幕した。土曜日からなんだが土曜は家族でディズニーシーとなってしまい見れなかった。で、その土曜日にカヴェンディッシュが落車。そして翌日ツールを去るという大波乱が起きた。カヴのいないツール。カヴファン的には見どころが大きく失われる結果となってしまった。こうなるとコンタドールの総合優勝だけが楽しみである。細かいところでいうとサガンやカンチェラーラ、あとトニーマルティンの活躍も楽しみであるけどやっぱコンタVSフルームの総合争いが楽しみである。あとは幸也のステージ優勝。これにも期待だ。今日でイギリスは最終日だけどツールはまだまだ始まったばかり。仕事がきつくて心が折れそうだけど今はツールだけが心の支えである。

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