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新 ぽんぽこブログおれ日記

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年末北海道 2015 其の22

コッタロ湿原展望台に向けて再び歩く。

何山かわからんけどきれいに見える。

こっちは阿寒富士と雌阿寒岳。

今回久々に向かうコッタロ湿原展望台にはこれまで2回行っている。前行ったのは確か・・・憶えてねーや。でも2回ともこの時期である。


遠くの雪山を眺めながら歩く。


川のほとりに降りてみる。川面からはもやが上がっている。


アップ。

いろいろ寄り道しながら歩く。今日は一日ここで過ごす予定だ。ここ最近は朝一の列車でここにきて塘路を9時37分発の快速しれとこで網走に抜けることが多かったので今日は久々にゆっくり過ごせる。

こういう景色を見ながら心の洗濯である。


いつかここをカヌーで下ってみたいと思いながら15年くらい経った。学生時代に働くようになって買いたかったもの。①一眼レフカメラ②車③カヌー 
一眼と車は買った。カヌーだけは買えてない・・・。年老いてそういう意欲が潰されてしまう前に何とかそちらの世界に飛び込みたい。


大学卒業以来、毎年「今年が最後かな」と思いながら15年通い続けている。その間結婚して子供もできた。ということは年末は家族ばらばらで動いているということである。正直これって案あまりよくないとは思ってるんだけどなんかそんなことになってる。3年前は上のチビと二人旅をしたけど家族で来たいとは思ってる。ただ僕が今やってるようなスタイルの旅は無理だ。嫁は鉄ちゃんではないし何時間もこういうところを歩くようなことも嫌いである。

こういう景色を子供に見せてやりたいと思うんだが・・・

こういう景色を眺めながら「いいなぁ~」と心洗われる旅はやっぱ一人で来なきゃならんのか。嫁と価値観が合えばいいんだがまったくかみ合わん。自分の好き勝手できる一人旅が気が楽ではあるんだが、家族でもこういう旅をしたい。

鉄ちゃんの旦那にくっついてくる奥さんや夫婦で山登りしてる方々を見ると「羨ましいなぁ~」と思う。年末年始に北海道へ家族で来るならスキーとか旭山動物園といった「旅」ではなく「旅行」的なものになってしまうな。それはそれで楽しいのかもしれんが・・・。

ところで今回コッタロ湿原展望台に向かうに当たって一つ目的がある。展望台から湿原の中を走る列車を撮影するのだ。列車は塘路駅を12時何分かに発車する。正直何分か忘れてしまったんだが12時10分過ぎだったような気がする。いやー我ながら雑である。とりあえず12時過ぎには展望台の上にいなければならない。
そして雪の積もったコッタロ湿原展望台に到着。つるっと滑ってしまいそうな急な階段を上る。階段を上るとお次は斜面のトラバースとなっている。結構な高度感と斜度である。つーかこんなんだったっけと思いながらトラバースするも「これ以上は厳しい」というところまで行きついてしまった。前来た時は展望台まで行けたんだが来る人がいないとトレースもなくちょっと厳しい。
 上まで行くのはあきらめてこの急な斜面で三脚を構え列車を待ちかまえる。すると列車の「ガタンゴトン」という音が聞こえたので周囲を見回す。
この撮影地、ネットで見つけたんだが正直どこが線路なのかがわからん。距離が遠いので300mm以上のレンズでということだったので相当遠くなはずである。しかし・・・列車の近づく音が消えた。だが列車の姿は見えなかった。「あれ???」 
その後しばらく待つも列車は見えない。幻聴だったのか???ちなみに軽量化のため時刻表を含む余計なものは全部釧路駅のコインロッカーにぶち込んできた。ダイヤを確認しようにもできない・・・。繰り返しになるが雑である。
12時20分を過ぎた。よくわからんが列車は通り過ぎたかまさかの塘路止まりだったのかもしれん。ちょっと寂しい気持ちで三脚を片付け来た道を戻る。そしてふと顔を上げると。

げげっ!!!

なんとはるか彼方を列車が通過していた。急いで手持ちで撮影する。

マジでか~。ちょっと前にガタンゴトンと聞こえたんだがこの時間差はなんなんだ。あ、でもこの辺は線路がくねくね曲がってるから列車の音が2度聞こえるんだったな。
ちなみにレンズはズームの300mmで撮影。僕の愛機D300は撮像素子のサイズがAPSサイズなのでトリミングされて見た目は450mmのレンズのような画になるのでわりかし大きく見えるが実際ははるか彼方に見える。

なんとか目的の撮影もできたので駅に戻ることにする。すると「どわ~!!!」
階段まで戻った時になんと僕がトラバースしたのと反対側にまだ普通の道が続いていた。「もしや」と思い進んでみるとそこには展望台へと続く普通の道が続いていた。くそ~完全に見落としだ。つーか観光客にあんな急斜面のトラバースをやらせるわけがないのである。前に2回来てるけどそんな細かいところまでは憶えていなかった。
で、普通に展望台へと上がる。

うむ、これこれ。この眺めである。

地図くらい持ってくりゃよかったな。何山か非常に気になる。

ひとしきり満足して「よし、帰るか。」と思った時・・・

眼下にタンチョウが飛んできていた。 


これはチャンスとフィールドスコープを取出し観察。カメラではこれくらいしか寄れないけどフィールドスコープだと目の前(つーか目の下か)に見える。僕が今の覗いているのは対物レンズが67mmでアイピースは16-48倍のズームレンズ。カメラのレンズでいうと48倍だと35mm換算で2400mmくらい。(だったっけか???) まぁ細かいことは抜きにしてとにかく手を伸ばせば届くそうなところにタンチョウたちが見える。鳴く声や水の中でバシャバシャする音をまじかに聞きながら大迫力のタンチョウをウォッチング。いやーフィールドスコープを持って来てよかった。


引きで撮ってみる。


もっと引きで撮ってみる。


列車も撮れたし鶴も見れたし満足して展望台をあとにした。
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