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新 ぽんぽこブログおれ日記

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年末北海道 2015 其の17

駅の窓口氏はレンタカーのカギを渡すとそっこー窓口へと引き返して行った。取り残された僕は「う~む・・・普通のレンタカー屋だと傷の具合とかチェックするんだけどな」と思いながら唖然くらう。まぁいいや。しかしすぐには出発できない。車には雪が積もってフロントガラスは雪の下。まずは雪を払うところから始めねばならん。車に積んであった雪を払うやつ(名前は知らん)で雪をどかして車に乗り込む。よ~し、出発だ・・・しかしここで告白しよう。実は僕は雪道を走ったことがない。今日、初めて雪道を走るのである。それが北海道の東の果て、極寒の根室の町なのである。内陸と比べると雪は少ないけどそれでもそこは北海道。地吹雪やアイスバーンなど不安をあげればきりがない。正直天候がひどければ止めておこうとさえ思っていた。これまでの経験で根室の幹線道路は除雪がされているだろうとは思っていたけどそれでも不安であった。とりあえず四駆にしておいた。ちなみに車種はヴィッツである。
そしておっかなびっくり出発する。国道44号を春国岱へと向かう。初めはビビりながら走るもしばらくすると「なんだ、大したことねーや。」雪は降り続いているが道は除雪されている。とはいえあんまり調子に乗ると罰が当たるのでそこはあくまで慎重に。
しばらく走るとあっけなく春国岱のネイチャーセンターに到着。駐車場には1台の車も停まっていない。風も強いし人もいないしでちょっと気が重くなりとりあえず今日2度目の朝飯を食べる。食べながらこれからの行程を考える。この次は春国岱に行きその後は落石で撮影。時刻表をくると列車の通過時刻は落石を12時10分発の釧路行き、13時04分発の根室行き快速ノサップ、13時54分発の釧路行きの3本だ。時刻はすでに10時前。おぉ~こりゃのんびりしとれんぞ。
車を降り年末年始は休館のビジターセンターの方へ向かう。と、さっそくエゾジカ君と遭遇。



これまであまりオスのシカには出会わなかったけど本日2度目の遭遇だ。


ハーレムなのかオスは一頭であとは全部メスと子供

一通り満足したら再び車に戻り春国岱へと向かう。走ること数分で春国岱へ到着。見れば何やら怪しげな車が1台停まってる。「なんじゃありゃ???」

どうやら無線で交信してる模様。あの釣竿みたいなのがアンテナだ。時々山の上でこういうのやってる人を見る。僕もアマチュア無線にはちょっと興味がある。今年は免許取ってみるか。


天気は悪いし風も強い。


 一瞬だけ国後島が見えた。


情報通り春国岱は先日の低気圧でダメージを受けていた。


通行禁止。封鎖されてる。その先は・・・


どわぁ~木道が落ちとるやんけ!!!


向こう側の木道も通行禁止。ほんと凄まじかったんだな。つーかどんだけ激しい低気圧だったんだよ。


木道越しに渡るはずだった向こう岸を望む。


せっかくここまで来たのに渡れないなんて・・・


まぁ見るだけでもいいか。何度も来てるし。ちなみに今回で4回目。


広角にて
 
潮の満ち引きで凍った地面(雪が積もった?)が水に浸かる。


もういっちょ。

しかしまぁ風が強い。冷たい風に吹かれ続けて顔がこわばる。だがここであれを出す。そう、ここでの景色を見るために持ってきたフィールドスコープだ。しかし・・・三脚が風に吹かれて視界がぶれる。しかも鳥もシカも姿が見えない。わざわざ東京からここまで持ってきたんだが・・・。とにかく風がきつくて観察どころではない。明日のコッタロ湿原との2大メインの一角をなす春国岱でこのざまとは。なんか残念すぎる。
時間が迫ってきているので車に戻ることにする。その途中、撤収中の無線のおじさんと話をした。今日は一番遠くの人で九州の人とも更新したらしい。すげーな。こんな北海道の東の果てから九州まで電波が飛ぶのか。なんかここみたいに水に囲まれたとこだと電波が水面で反射して遠くまで電波が飛ぶらしい。アマチュア無線か~。かっこいいな。山でケータイの電波が届かない時でも無線があったら安心だよな。無線機欲し~い。ちなみにこのおじさん、釧路の人のようなんだが先日の低気圧はほんと風がすごかったらしい。今日も大概冷たい強風が吹き荒れてるけどこんなもんじゃなかったんだろう。

カモメも寒そうだ

おじさんと別れ車に戻る。時刻はすでに11時を回っている。こりゃ12時10分の列車の撮影には間に合わんな。いろいろ残念ではあったけど春国岱をあとにしお次のポイント、落石へと向かった。
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