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新 ぽんぽこブログおれ日記

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年末北海道 2014 其の40

年が明けた。2014年1月1日。新しい年の幕開けである。結局昨日はローソンでコンビニ弁当とビールとつまみで2013年最後の夕食を済ませた。ほろ酔い気分で紅白を見ていたら大島優子がAKBを卒業するとか言ってた。AKBの主力もアイドル的には結構高齢化してきたからな。今年もいろいろ卒業する人が出てきそうだ。
今日は釧網線の始発で塘路に向かいコッタロ湿原を徘徊する。毎年恒例の行事である。
5時40分、ホテルを出るとまさかの雨。雪ではなくみぞれっぽい雨である。つーか毎年毎年釧路に来ているがこれまでは毎年快晴でいつも青空の広がるコッタロ湿原ばかり見てきた。雨が降ったのは初めてである。
天気予報では9時までは雪でその後は晴れ。塘路に着くまでに何とかやまないかなと祈りながら駅まで濡れながら走る。
 今年もこの列車に乗れる。幸せなことよ。
 





6時06分、列車は網走に向け出発。初めは雨だったのが遠矢辺りまで来ると大雪に変った。あまりの降りっぷりに気持ちが揺らぐ。今はこんな状態だけど天気はこれから好天に向かうはず。しばらくの時間辛抱すれば見事な青空が見れるかもしれない。でも美馬牛ばりの大雪っぷりである。昔ならこんな大雪でも行くと決めたら行ってたんだが、この年になるとちょっと心が弱くなる。塘路まであと20分。どうするか・・・。
結局降りるのやめた。進むほどに雪の降り方が激しくなる。釧路同様この辺りもこれまでの積雪量は少なかったんだろうなと思う。今は一面雪化粧だがこれは今降っている新雪が積もってこうなっているような感じを受ける。こんな中を歩くのは非常に厳しい。そう思うと心が折れた。う~む、年をとったなオレも・・・。
こうなると今日のこれからの予定が空いてしまう。というわけであれこれ代替案を考える。
北浜で降りて撮影するか。しかしあの時間帯は釧路方面の列車が2本あるのみ。僕的には網走方面の列車を撮影したいんだが僕が乗ってきた次に来る列車は網走行きの快速しれとこ。これに乗らないと今日の目的地である札幌まで到着することができないので実質的に撮影は不可能。後追いで撮ろうと思えば撮れるんだがなんだか気が進まん。
一度ホテルに戻って朝飯を食べる。ちょっと心惹かれたが快速しれとこは非常に混み合うのでやめた。
石北線のどこかで撮影するか白滝シリーズのどこかで下車してみるか。手持ちのお立ち台通信で調べてみるとDD51の貨物列車の撮影地がいくつも出てきたがなにぶん運転本数が非常に少ない区間である。車がないと現実的に不可能。駅近のポイントもあったがそれよりも白滝シリーズで下車する方が魅力的に感じた。しかも都合のいいことに下白滝ー旧白滝間に「白滝発祥の地」という有名なお立ち台がありそこが下白滝の駅から徒歩15分。いやーいいじゃない。しかし「豪雪時は公園(←の中にある)自体への進入ができない場合があるので注意」とか書いてある。去年のあの辺りの状況を思い出してみると・・・う~ん、厳しいな。でも何度も来れる場所ではない。ここはひとつ何とか撮影して旧白滝まで歩きぬくことができれば最高である。
 列車は 磯分内に到着。北上するにつれ雪の量が激増した。






あたたかい列車から雪深い景色を眺める。いやー楽でいいわい。幸せだ。4人掛けのボックス席を独占し、足を伸ばしぼーっと外を眺める。とても贅沢な時間。これぞ僕が求める鉄道旅である。コッタロ湿原を歩けなかったのは残念だがこの天気ではやっぱりやめておいたほうがよい。



美留和。





7時45分、列車は川湯温泉に到着。新雪がこんもり降り積もってる。状況から見て一夜で降り積もったのかも。付近に除雪した雪の山もないし。いつも乗ってる快速しれとこならばここでたくさんの人が降りてそれ以上に乗ってくるけど、今日乗っている始発の列車には2人だけが乗ってきた。まぁまだ時間も早いしね。
 
川湯温泉駅付近





さぁこれから緑まではこの路線で一番の豪雪地帯である。川湯温泉を発車するときにまずは軽くトラブル発生。列車はエンジン音を轟かせるが列車は前へ進まない。降り積もった雪が邪魔して動けないのである。何度かトライしてみるも前へ進めない。最終的には保線の人が列車から降りて列車の前の雪をどかして発車した。緑への峠越えでは窓が凍りつく。一昨日の留萌線のような光景である。
厳しい峠を越え緑に到着。(窓の氷を溶かしながら撮影)






その後札弦まで来ると降雪は落ち着き、清里町では凍りついた窓ガラスの氷がすべて溶けた。気温も高いのだろう。
列車は知床斜里に到着。ここでは結構な人が乗ってきた。ここから先はオホーツク海を眺めながらの旅となる。





この風景を見ると北浜とか海沿いの駅で降りたくなった。







止別。






浜小清水。





 
濤沸湖。





北浜に到着。三脚を持った鉄ちゃんが降りて行った。一緒について行きたくなったがぐっとこらえて車内に留まる。






二人の撮り鉄が僕の乗る列車を狙う。






藻琴。






鱒浦。





そして9時18分、終着の網走に到着。天気は快晴である。もしあのまま塘路で下車していたらどうなっていただろうと考える。まぁ「たられば」はないんだけどね。





キハ40と特急オホーツク。









横位置。






オホーツク、先頭車両。





乗り継ぎの石北線遠軽行きまではあと1時間ある。改札を抜けて駅の外へ出た。
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