2014/03/17 Category : 旅 年末北海道 2014 其の63 高崎線、新前橋行きに乗りこむ。10両編成でほぼ満席。ロングシートだし周りの景色もつまらないのでiPodをいじる。こういう時には非常に便利だ。そろそろ高崎というところで車内の掲示板を見るとなんと上越線が車両故障で運休しているらしい。おぉ~なんてこった。高崎で大勢降りた。僕もここで下車して弁当を仕入れる。ラッキーなことに車内のアナウンスでは新前橋から水上行きが連絡するらしい。なのでそのまま乗り通す。助かったー。 列車は定刻通りに高崎を7時36分に発車。そして7時47分、終着の新前橋に到着した。 新前橋から水上行きに乗り込む。2両編成である。車内は結構混み合っている。 混んでるし車窓も別段楽しいものではないので寝ることにする。そして8時51分、終着の水上に到着。さすがに水上は雪である。 跨線橋から。2連だと長いホームを持てあます。 水上からは新潟色の115系の3連。出発は9時47分と時間があるので改札を出たり車内でくつろいだりのびのび過ごす。すると9時30分、高崎方面からの下り列車が到着。「え???こんなのもあったのか」と時刻表を確認。確かに載っている。こんなことなら新宿で半分パニックになることもなかったな。ただ続々と乗り移ってくる人々を眺めながら窓側の席を余裕で確保できたのは大きいなと無理やり納得した。 9時47分。満員で水上を出発。湯檜曽ー土合間でこの旅2回目の車内改札。土合で数名の登山の人達が下車。谷川岳か???お気をつけて。 「トンネルを抜けると・・・」で有名なあのトンネルを抜けると「わぁ~すごーい!!!」と車内に歓声が上がる。僕も初めてこれを体験した時には大いにびっくりしたもんだ。 土樽に到着。新潟に突入である。 日本有数の豪雪地帯である。 見るからに寒々しい。 まさに「雪国」って感じである。 お次の越後中里で結構な降車があった。ここはスキー場と直結の駅である。 そして岩原スキー場前に到着。ここは昔、日本で一番長い駅名であった。僕も小学生のころからこの駅名前は知っていた。初めてここに来たときには冬だったこともあり清水トンネルに引き続き「ここが岩原スキー場前か」といたく感動したものである。 岩原スキー場前を過ぎてからの一コマ。どこまでも雪原が広がる。 越後湯沢に到着。ここで大勢の乗客が下車。 ここで北越急行に乗り換えである。 座席を確保してからお隣に停まっている特急はくたかを撮りに行く。 在来線最速の時速160キロを誇る特急はくたか。しかしこの北越急行は北陸新幹線が完成すると「無用の長物」的扱いになることが確実である。このはくたかも当然廃止となり、ほくほく線は完全なる赤字ローカル線に成り下がる。開業から20年足らずで完全に世の中から見放されてしまうのである。現在は首都圏と北陸を結ぶ非常に重要な路線という位置づけで、3セクでは数少ない黒字路線である。今後は細々と地元のローカル輸送に徹していくのだろうが、財政的にいつまで耐えることができるのか非常に心配である。 このホームから金沢行きの特急が出発するという光景も数年後には見れなくなる。 ひとしきり満足したので僕の乗る快速の直江津行きの列車に戻る。すると中は小学生の軍団がひしめいていた。僕の確保したボックス席も残りの3席は小学生で埋まっていた。この軍団、僕が荷物を置いて反対側のホームに向かう途中にすれ違ったのだがこの時期によくわからんのだが修学旅行風の雰囲気が出ていたので当然はくたかに乗るもんだと思っていた。しかしふたを開ければこの状態である。引率の先生や添乗員さんまでいるんだが正月のこの時期にいったいなんの集まりなんだ!? 車内は非常に騒がしい。僕的にはがら空きの列車でのんびり過ごしたかったんだが・・・。以前乗った時には普通列車だったんだがとんでもないスピードですっ飛ばすほくほく線に度肝を抜かれた。ほくほく線の区間はすべて高架で踏切の類は一切ない。そんな徹底した高速路線をもう一度のびのびと体験したかったんだが、この状況では残念ながらそれはかないそうもない・・・。なんとも無念の思いを引きずりながら列車は直江津に向け出発した。 PR